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DGR(地絡方向継電器)とOCR(過電流継電器)

・DGR(地絡方向継電器) ・OCR(過電流継電器) の違いについて、ご教授お願いいたします。 高圧負荷設備に、DGRとOCRがついている場合。 質問(1) 負荷設備で絶縁不良などがあり、過電流が生じた場合、DGRが先に動作して、それでも止まらない場合はOCRが動作するものと考えてよろしいでしょうか?」 質問(2) この場合、DGRとOCRの保護協調はOCRがDGRの次にあるということですか? 質問(3) 逆にDGRが動作せずに、OCRが動作するのは、絶縁不良などではなく、設備の電力使用量が多すぎるということでよろしいでしょうか?

  • puyopa
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  • aribo
  • ベストアンサー率43% (83/190)
回答No.3

質問(1) 絶縁不良が起きると通常1線地絡事故が起きます。完全地絡事故になっても最大で2A程度なので、OCR動作しません。1線地絡から波及して2線地絡(2相短絡)すればOCR動作になります。 地絡電流と短絡電流が同時に流れればOCR動作になります。時間が50mSと200mSで速さが全く違います。過電流領域であればDGRの方が早いでしょう。 質問(2) 保護強調とありますが、DGRは地絡保護、OCRは短絡保護・過電流保護です。検出する事故が違います。地絡事故から短絡事故に移行する場合がありますが、違う保護強調です。 質問(3)OCRが動作するのは、電力使用量が多いか、OCR整定が間違っているか、検出回路かトリップ回路の配線が間違っているか、絶縁不良を起こして接地を介さずに微小短絡が起きているかと思います。

puyopa
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 私の中で、一番イメージしやすい言葉でしたので、ベストアンサーとさせていただきました。 大変勉強になりました。ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • ooi_ocha
  • ベストアンサー率37% (507/1366)
回答No.2

質問(1) 負荷設備で絶縁不良などがあり、過電流が生じた場合、DGRが先に動作して、それでも止まらない場合はOCRが動作するものと考えてよろしいでしょうか?」 答え(1)  これは簡単にどちらとも言えません。  「負荷設備で絶縁不良などがあり」と言うことで、地絡事故が起きていれば、質問者 さんが言うこともあるでしょう。また、完全に短絡して居ればOCRが働くこともあると 思います。自分の経験では、1線地絡から3相短絡に事故が進展することが多いです。   質問(2) この場合、DGRとOCRの保護協調はOCRがDGRの次にあるということですか? 答え(2)  保護協調というのかどうか、別な事故を除去するRyですからね。保護協調ってのは 自分的な理解では、送電保護Ryと母線保護とかの間で調整したりするのではと思います。 言い換えれば、第一段と第二段という方が近いかもしれません。 質問(3) 逆にDGRが動作せずに、OCRが動作するのは、絶縁不良などではなく、設備の電力使用量が多すぎるということでよろしいでしょうか? 答え(3)  64が動作せず、51だけが動作する場合は、使用電力量が多いという事もあるでしょうが、 机上的に考えれば需要設備に短絡が有る(あった)と考えるべきと思います。

puyopa
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 ご返事が遅れて、すみません。 何日か頭の中でイメージをずっと描いていました。 大変勉強になりました。ありがとうございました。

  • sentakuya
  • ベストアンサー率32% (396/1204)
回答No.1

質問(1) 負荷設備で絶縁不良などがあり、過電流が生じた場合、DGRが先に動作して、それでも止まらない場合はOCRが動作するものと考えてよろしいでしょうか? A(1) DGRに過電流継電器の機能は持っていません。よって、OCRしか動作しません。 質問(2) この場合、DGRとOCRの保護協調はOCRがDGRの次にあるということですか? A(2) 保護協調は全く別ものです。OCRは線電流検出でDCRは地絡電流検出です。 質問(3) 逆にDGRが動作せずに、OCRが動作するのは、絶縁不良などではなく、設備の電力使用量が多すぎるということでよろしいでしょうか? A(3) DGRが動作しない場合は地絡はしたが事故点がDGRより上側の場合です。 OCRが動作する場合は限時過電流と瞬時過電流で負荷が壊れることを防ぎます。 ただし、地絡短絡事故の場合はDGRもOCRも動作する可能性があります。

puyopa
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 ご返事が遅れて、すみません。 何日か頭の中でイメージをずっと描いていました。 大変勉強になりました。ありがとうございました。

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