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過電流継電器の瞬時要素について

高圧受電設備の過電流継電器(#51)の保護強調について勉強しています。 過電流継電器には、一般的に限時要素(過負荷保護)と瞬時要素(短絡保護)があるかと思います。 (1)瞬時要素は、短絡継電器(#50)とどう違うのでしょうか?どちらも短絡保護という考え方なら、1つで過負荷保護、短絡保護ができる過電流継電器(#51)のみ遮断器の保護リレーとして新設しておけばいいのでしょうか? (2)過電流継電器の動作特性曲線について、限時要素と瞬時要素をあえてそれぞれのグラフで表したとする。 限時要素の場合は、定限時・反限時・超反限時など、それぞれに動作時間を求める式が与えられており、タップとレバーなどからそれぞれ傾きを持ったグラフが出来上がるかと思います。 瞬時要素の場合は、ただの横線となるのでしょうか?例えば、CT比30/5、整定値40Aで時限Inst(0.04)とした場合、縦軸(t)が0.04s、横軸(A)240Aの交点から右に1本線(240A以上はすべて0.04sで動作するということになりますよね?

  • KIIID
  • お礼率23% (23/98)

みんなの回答

回答No.2

 多少関係業務を経験しましたので記載してみます、参考となれば幸いです。 限時要素(過負荷保護)と瞬時要素(短絡保護)があるかと思います。  このような考えもありますが、限時要素で保護協調しますが主に異常電流(最大電流の3~5割増等)で整定し、至近の短絡電流時は桁違いの大電流が長時間流れ設備損傷も大きくなりますので、大電流による設備損傷を最小化するために瞬時要素を設ける考えもあります。  短絡継電器(#50)とどう違うのでしょうか?  記憶では短絡継電器(#50)は送電線・配電線の平行2回線の線路の短絡保護を行うもので単線路(1回線)では使用できません。 *この内容は多少複雑で、AB2回線で送電する場合、ABの差電流で過電流継 電器を動作させます。例えば、A線の真ん中で短絡すると短絡電流はA線では 75%、Bでは顧客母線を経由して25%各流れますのでこの差を生かして保 護するものです。・・・顧客設備短絡時はAB同電流(AB同じ%Z)で差電 流はゼロでリレー不動作。・・このため顧客のバックアップ「51」が必要! 1つで過負荷保護、短絡保護ができる過電流継電器(#51)設置  その通りです、一般に異常時(最大電流の3~5割増等)で動作させれば、過負荷保護も短絡保護もできています。ただし至近端大電流事故時対策の必要が出てくる場合もあります。(電源や変電所に近いとか設備が巨大とか・・・。) すべて0.04sで動作するということになりますよね?  その通りです。ただし各機器等には誤差(CTレシオもぴったりでない、リレー整定もレバーやつまみ等々の誤差)がありますので幅が出るのが現実です。     ・・・・           勉強頑張ってください。    以上

  • fujiyama32
  • ベストアンサー率43% (2236/5096)
回答No.1

保護協調を検討する時は、通常、横軸(X軸)を電流値(A値または電流 の倍率(%)値)とします。また、縦軸(X軸)を動作時間(秒、分、時間)と します。 例として下のURLをクリックして参考にしてください。 また、変圧器の突入電流の考え方の頁もあるようですので、参考にする と良いでしょう。 高低圧回路の保護協調関連の図書が多く出版されていますので、会社の 近くか、お住まいの近くの図書館に行き、高圧系統の保護協調関連の 図書を貸し出して貰って読まれると良いでしょう。 なお、図書館には相談窓口の担当がいますので「保護協調関連」の 図書を見たいと言えば、数冊選定してもらえます。 館内には閲覧スペースがありますので、その場所で読み、必要箇所を コピー(有料)することも可能です。 また、時間があれば、別の図書を貸し出してもらって読みます。 特に参考になった書籍を購入されて常に手元に置いておき、疑問や上司 等への説明の際に利用することをお勧めします。 「保護協調とは/OMRON(例)」 http://www.fa.omron.co.jp/product/special/protection_relay/basic/05/01.html#top 「保護協調曲線の作成/OCRの動作時間特性図(例)」 http://www.fa.omron.co.jp/product/special/protection_relay/basic/05/06.html 「過電流継電器の保護協調(例)」 http://www.fa.omron.co.jp/product/special/protection_relay/basic/05/01.html

KIIID
質問者

お礼

ありがとうございます。図書館など日々利用しておりますが、(1)についてはどこにも記載がなかったことと、(2)については確認も込めて質問させて頂きました。 今後も精進します。

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