生物の進化についての疑問

このQ&Aのポイント
  • 生物の進化において、なぜ毒を持つ種が存在するのか、その理由と意義について考えます。
  • 自然界の生態系における弱肉強食の図について、なぜ頂点にいる生物が存在するのか、その理由と役割を考察します。
  • 生物の進化において、毒を持つ種がなぜ強力な鎧になるのか、その意味と生物の種を守る役割を探求します。
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【生物の進化について】

抽象的な質問で申し訳ありません。 生物の進化について伺います。 自然界には、捕食する側にとって「毒」を持つ、 例えば有毒植物や有毒動物が存在しますよね? 種を守るという意味では、これ以上ないというくらいに 強力な鎧になるように感じますが、当然ながら、 すべての生物が毒(捕食する側が生命活動に支障をきたすという意味での毒)を 有しているわけではありません。 そこで疑問に思ったのは、 ◇外的・内的に、どのような理由、 また意味から前述の毒を有することになったのか。 また、なぜ毒を持つ種になったのか。 ということと、少し哲学的かもしれませんが、 ◇毒を有するもの、有さないものを含めて自然界における生態系に見られる 弱肉強食の図は、きれいな三角形をつくりますが、 その三角形の頂点に位置する生物が、なぜ頂点にいるのか、 頂点になった理由、頂点の意義、意味、また役割はどのようなものなのか。 長々と申し訳ありません。 皆様の考えを伺えたら幸いです。 どうぞ、宜しくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • raiden787
  • ベストアンサー率37% (179/473)
回答No.2

これはなかなか難しく、また興味深い問題です。 ウミウシや貝なども、自分では毒を作れないですが、毒を持つ微生物を食べることで自らを有毒化するものがいます。 毒を持たない植物が害虫に襲われると毒を体内で合成し始めることもよく知られていることですね。 中には、外部から有毒動物に毒で攻撃されるとその毒を取り込み、毒針として有効利用してしまう軟体動物もいたりします。 これらのメカニズムはきわめて複雑で現代生物学ではどのように進化したのかまだ分かっておりません。 ◇外的・内的に、どのような理由、また意味から前述の毒を有することになったのか。 また、なぜ毒を持つ種になったのか。 毒を持つ生き物には自分で合成する生き物と外部から毒となる物質を取り込む種がいます。 また、毒を攻撃に利用するものと防御に利用する種がいます。 私個人の想像ですが、毒のある環境で、偶然その毒に耐性をもった種が生まれたとします。事実、細菌は抗生物質にすぐに耐性をもった種が現れます。コアラは有毒であるユーカリを分解する能力があり、フグはテトロドトキシンを有する有毒微生物を食べても死ぬどころかテトロドトキシンを体内に蓄積し、防御に利用します。 当然そうした種はその毒に耐性のない種に比べて生存が有利になります。さらにその中にはその毒を自分で合成する種も生まれるかもしれません。それを攻撃などに積極的に使えるように進化すれば一層有利になりますね。 その進化のメカニズムは正直なところ複雑すぎて分からないですが。 一方、今度はその毒に耐性のある別種が生まれたりして、一層関係性は複雑になっていったのではないでしょうか。 魚に対して有効な毒を持つ有毒貝は魚を容赦なく毒針で狩りますが、一方、軟体動物にはその毒が効かないために、対貝用の毒を持つ別種の貝には手も足も出ず(もともとないですけど)食べられてしまいます。 その貝も頑丈な外骨格を持つカニには毒を打ち込めないため食べられてしまう。 猫やマングースは毒蛇の毒牙をかわしてヘビを食い殺すし、コアラは有毒のユーカリを平気で消化して食べてしまう。 つまり、毒があれば生存に有利なのでそれを獲得した種は多数いる。しかし、毒のメカニズムは様々で、毒があるからといって絶対的に有利とはいえない。 その結果、毒を持つ種と持たない種と、様々に多様化していったのではないでしょうか。 ◇毒を有するもの、有さないものを含めて自然界における生態系に見られる弱肉強食の図は、きれいな三角形をつくりますが、 その三角形の頂点に位置する生物が、なぜ頂点にいるのか、頂点になった理由、頂点の意義、意味、また役割はどのようなものなのか これは人間ということでしょうか? 理由といえば単純に力学的な問題でしょう。 物理的に人間を食う戦闘能力をもった種がいないこと、そして人間が雑食であるためでしょう。 人間が草食だったらまた違った図になったかもしれませんね。 意義とか意味とか役割は、生物学的には特にないと思います。 たまたま人間が現在の形に進化し生存形態が今のようになったというだけでしょう。 意義などについては個人個人の考え次第、でしょうね。 学問というよりは生き方とか宗教の問題かと思います。 私は人間も単なる一生物種という考えですので、せいぜい絶滅しないように努力しましょう、くらいしか考えてないですね。 そもそも弱肉強食って文学的な言葉であり、学術的な考えではないので、いろいろ矛盾はあるんですよね。 ゾウはライオンより強いけど、ゾウはライオンを食べません。じゃあ、ゾウとライオンの関係って弱肉強食? ハイエナの狩りの成功率は実はライオンやチーターより高くて、場合によっては集団戦法でライオンの群れを皆殺しにすることも。 でも個体レベルじゃライオンにはかなわないから、せっかくとった獲物をライオンに無理矢理奪われることもしばしば。 じゃあアフリカのサバンナの弱肉強食の頂点ってなんだろう? どんな人間も病原微生物やウイルスにはかなわない一方、サメやエイは身体機能的に病原微生物に対して非常に強い。 でも人間には簡単に狩られる。 強いとはなにか。 食うとはなにか。 難しい問題です。

prenzlauerberg
質問者

お礼

長文、本当にありがとうございました! より深く理解するために、何度も読み返しているところです。

その他の回答 (1)

回答No.1

一つ魚の世界では フグが有名ですが 完全養殖すると毒がないそうです これは、餌のプランクトンなどの毒が蓄積されて出来たと思いますが その他のことは一寸分りません(vv:) たまに、貝毒も報告されますが、いずれもプランクトンが有毒化して影響したようです エイなどは毒針を持っていますが、もともと持っている物ですね、

prenzlauerberg
質問者

お礼

jf2kgu 様 早速のご回答、ありがとうございます! 完全養殖で毒が無いというのは初耳でした。 本当に、ありがとうございました。

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