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糖質の働きについて
閲覧ありがとうございます。 糖質の働きについて質問です。 血中のブドウ糖は肝臓・筋肉・脂肪細胞などでエネルギーになりますよね? それと脳細胞・赤血球は糖質にエネルギーを依存している。 この他に働きはあるのでしょうか。 また 主にどの臓器でどんな働きがあるのでしょうか。 文献を探しても 『様々な臓器で使われる』『中でも脳と赤血球では~』とかかれています。
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- mamamango
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糖質の、エネルギー以外の働きは最近研究が活発になってきています。『糖鎖生物学』っていうんですが、この分野では日本が非常に大きなリード(特許にして40%以上)を持っていて、将来性のある分野だと思います。 糖鎖とは読んでの通り、糖がいくつかつながった物質のことです。エネルギーとして使われるのはグルコースのことで、これは単糖ですよね。糖といっても、種類はいっぱいありますよ。単糖だけでもWikipediaなどでたくさんヒットしてきますし、糖アルコールや二糖、多糖も含めるともっと多くなります。 前の回答者様がおっしゃられていたキーワードでだいたいヒットしてくると思うんですが… 生物を勉強されている方ならご存知の通り、体の物質は遺伝子を翻訳してたんぱくを作ってできています。糖鎖は翻訳後のタンパクにくっつくんですが、くっつける役目は酵素が担うため、糖鎖は遺伝子の一次産物(たんぱく)ではなく、二次産物となります。 なので、タンパク部分は同じでもくっつく糖鎖が異なると別モノと認識されることもあります。例えば、同じ臓器の細胞でも正常細胞とがん細胞で糖鎖は異なります。糖鎖が細胞の認識部位=顔になっているんですね。ちなみにほとんどの細胞に糖鎖はくっついているので、どの臓器に~というわけではありません。人体の非常に広範囲に存在します。 有名な糖鎖の機能としては ☆血液型。赤血球にくっつく糖鎖の種類により血液型が分かれます。 ☆免疫。細胞につく糖鎖の違いで、自分の細胞と他の細胞(菌など)を見わけます。 ☆精子形成にも必要 ☆一部の薬では、薬物に糖鎖をつけることにより効果を大幅に上げることができます。 ☆グルコサミン、ヒアルロン酸も糖鎖の仲間です。関節の機能に大事です。 他にも数えきれない機能があります。 ただ、これらはエネルギーとして使われる『グルコース』の作用ではなく、多種類の糖がいくつも連結しての働きですけどね。 グルコースの悪いほうの働きなら『糖尿病』をくわしく調べると他の働きが出ると思いますよ。
- lbbc
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糖タンパク質 糖脂質 糖鎖 プロテオグリカン レクチン などの語でGoogleしてください。どの臓器のどの細胞でも重要な働きがたくさんあります。