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電力の求め方~単相3線、三相3線、三相4線~
- 電力の求め方を解説します。単相3線(105V/210V)、三相3線(210V)、三相4線(105V)について、分電盤ごとの大体の電力量(kWh)を求める方法を紹介します。
- 電流計の値を用いて電力量を求める方法について説明します。力率が100%の場合、分電盤の電流値を計測し、特定の公式を用いて電力量を算出することができます。
- さらに、分電盤の3次側で200Vを使用していても、計算には105Vを使用します。また、平衡負荷でない場合、中性線の電流値は計算に含めません。配電方式が異なる場合にも、それぞれの計算方法を解説します。
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例:1φ3W(105V/210V)の分電盤の電流値 R相:20A N相:0A T相:20A P(W)=(105×20)+(105×20) でよろしいのでしょうか。 >>この計算で良いです。ただし力率は100%とします。 考え方… 電流はR相からN相へ流れる電流成分(この例では20A)とN相からT相へ流れる電流成分とがあると考えます。N相(中性線)の電流はR相電流とT相電流との差で決まりますからこの例ではゼロになりますね。 電流の前者の成分は20A、後者の成分も20A。R相とN相間の電圧およびN相とT相間の電圧の大きさは105Vなので上記の計算式となります 平衡負荷でなく電流値が下記の場合 R相:5A N相:10A T相:15A である場合は、N相(中性線)は計算しなくてよろしいのでしょうか >>上記の考え方を適用すればよいです。この場合はP(W)=(105×5)+(105×15)となります。 三相3線(210V) >>負荷は一般に平衡負荷なので、RST各相の電流は同じで、それが例えば20Aの場合はP(W)=√3×(210×20)となります。ただし力率は100%とします。 三相4線(105V) >>電圧が、RST各相とN相間が105Vの場合については P(W)=(105×R相の電流)+(105×S相の電流)+(105×T相の電流)となります。 ただし力率は100%とします。考え方は1φ3W(105V/210V)で述べたのをT相にも適用すればよいです。 なおこの配電方式は主に工場内で用いられており、RST各相間の電圧は√3×105Vになっています。 <注意> 配電線の三相4線は、RST各相間の電圧が210Vで、RS各相(ST各相やTR各相の場合もある)とN相間が105Vとなっており、P(W)の計算式は違います。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 1Φ3Wの場合は中性線の計算は不要であることもわかりました。 これで、求めることができそうです。。。