「外人」と「外国人」
私には外国人の友人が多いです。多くはアジア(中国、マレーシア、タイ、韓国など)出身の人なのですが、彼らが良く言います。「日本人がいう外人という言葉は、北米白人や欧・豪出身の一部の人間を指すのみで、アジアや他の人種には使われない言い方。外人は一流、外国人は二流ってかんじがする。すごく失礼だ。」
また、欧米人の人たちも外人といわれることに、あまりいい感情を持っていないようで(たまに自虐的にワタシハガイジンという人もいるみたいですが)「外人という言い方は嫌いだから使わないで欲しい」とも言われたことがあります。
そういう経緯もあって、私は外人という言葉を聞くと、言われる側の不快さが共感できるので使わないように注意しているのですが、先日とあるメディア系掲示板(2○○ではありません)に「外人」を連呼するような書き込みを見つけ、注意した所、その投稿が管理者によって削除されました。
日本でも有数のメディアが、言葉についてあやふやにしているのはおかしいなと思い、この場を借りて伺ってみようと思ったのです。
実際何気なく使っている人たちは「外人」と「外国人」と相手によって言い分けているように見えてなりません。その言葉を聞いて不快な思いをする人がいる限り、使わないようにしようと各個人で心がけるだけで、「知らないから使ってしまった。使いやすいからこの言い方を使いたい」では済まされないような気もするのです。
「外人」という言葉に含まれる差別的意味を(消されてしまったとはいえ)、やはりこれからも外へ指摘していった方が良いのか、それとも個人レベルで心の中に収めるべきか、悩んでいます。
皆さんのご意見をお聞かせください。