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なぜ日本語ニュースにおいて,人称代名詞がほとんど用いられないのでしょう
なぜ日本語ニュースにおいて,人称代名詞がほとんど用いられないのでしょうか。
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ニュースでアナウンサーが使うとなると、三人称です。 そうすると、三人称代名詞は以下のように少ないですね。 彼、彼女、あいつ、こいつ、やつ、彼奴、彼等、彼女たち 上の中でも使えそうなのは「彼」と「彼女」でしょう。 そのニュースの中に人が何人も出てきた場合、彼と彼女だけでは、誰を指すのかわからなくなる恐れがあります。 国語の試験で「この彼は誰を指すのか」なんて問題がありましたように、日本語はわかりにくいのかもしれません。 また代名詞自体に敬意や蔑視の意味があるので使いにくいです。 皇族方に「彼」や「彼女」を使うわけにはいきません。 「本人名+肩書き」が、無難なところでしょう。「XX容疑者」「XX首相」など。 先輩に「あなた」と呼びかけるのが失礼となっているらしいように、日本語の代名詞の使い方は微妙で難しいです。
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- hon235
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一般的な説かどうか知りませんが、日本語には人称代名詞はないという説があるようです。日本語で人称代名詞とされているものは、人称代名詞でなく名詞だということではなかったかと思います。 日常会話では「彼」はあまり使いません。使う人もいますが、全く使わない人も沢山います。「彼」は、ある種の文脈では、ボーイフレンドを意味します。任意の男を指せるものではないのです。また、近代の日本の小説に登場する「彼」は、作者が感情移入できる人物(多くの場合、主人公か、それに近い重要人物)にだけ使われます(従って、記事の中に「彼」という表現が現れると、その人物が不必要に身近な感じがするはずです)。英語なら、ペットの犬をheと言いますが、日本語でそれを「彼」と呼ぶことは普通ありません。つまり、日本語の「彼」(「彼女」)は、欧州の言葉の人称代名詞のように、一定の条件(例えば男)を満たす任意のものに使えるわけではないのです。そういう点で、日本語の人称代名詞は、欧州の言語のような人称代名詞らしさは欠いており、少々異質と言えましょう。
お礼
ありがとうございます。
- nebnab
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まず、一人称は論説を除いてニュースで使うことは無いでしょう。 二人称も、使う対象は視聴者や読者になるでしょうが、ここで代名詞を使われると視聴者や読者には失礼に聞こえます。 三人称代名詞を使わないのは誤解を避けるため。 以上、私の想像です。
お礼
>三人称代名詞を使わないのは誤解を避けるため。 英字新聞などでは使いまくりですが。
- yespanyong
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日本語自体がそもそも人称代名詞の使用頻度が少ないからでしょうね。 「彼女」という言葉は英語の"she"の訳語として新たに作られたという話があるぐらいですし。
お礼
人称代名詞を用いた方が文章が短くなってよいと思いますが。
ニュースばかりでなく、日常会話においても、日本語では一人称・二人称代名詞は多く省略されますが? 「日本人の脳に主語はいらない」月本洋 著(講談社選書メチエ)などが参考になりますでしょうか。
お礼
ありがとうございます。
お礼
ただ,せりふや引用は別ですな。 >そのニュースの中に人が何人も出てきた場合、彼と彼女だけでは、誰を指すのかわからなくなる恐れがあります。 >皇族方に「彼」や「彼女」を使うわけにはいきません。 もちろんですな。