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爆弾は飛び散る破片によって破壊、殺傷するものなのに、地雷は踏むと足が

2010/09/01 23:59

爆弾は飛び散る破片によって破壊、殺傷するものなのに、地雷は踏むと足がなくなるるそうですが、何故ですか？

konnnyakuzerii
お礼率34% (15/43)

物理学
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mazeran
ベストアンサー率42% (221/518)

2010/09/02 11:26 回答No.8

地雷など、爆発により人に害を与えるものには、一般的に「火薬」が使われています。火薬が爆発を起こし、例えば人の足を吹き飛ばすと言うのは、極端な圧力の変化によるものです。火薬と言うものは粉末状や固形状のものなどありますが、火薬の役目としては「瞬時に体積を増やす」ことです。体積を増やす方法として火薬は、膨大な量のガスに変化するわけです。具体的な詳細なことは知りませんが、１ｃｍ＾３の体積の火薬が反応を起こすと、数百、数千倍の体積のガスに変化します。この反応は、時間が短ければ短いほど変化の度合いが大きくなり、それが圧力となり害を被らせるわけです。地雷を踏むことで起爆し、炸薬が反応を始めガスへと変化します。瞬時に大量のガスが発生するので、炸薬の周りは非常に高圧な空間となります。工場などで使われている一般的なコンプレッサから出て来るような圧力ではなく、それの数百、数千倍の圧力になります。その高圧ガスは、周りの空気の圧力と等しくなろうと膨張、拡散します。そのときのエネルギーで人を足などを吹き飛ばしてしまうわけです。それほど強力なエネルギーになるわけです。風船が割れたり、缶の炭酸飲料のプルトップを開けたりすると、中から空気や炭酸ガスが勢い良く出てきますが、あれの究極版なのです。炸薬としては、とにかくガスへ変化する時間の短い物が使われ、直接的にはその圧力で人に害を与えます。間接的には破片や意図的に飛び散る物を入れたりして、殺傷力を上げます。圧力の変化を目的として使うため、変化の大きい方が殺傷力は上がります。そこで一般的に炸薬は、適度に頑丈な容器へ納めます。炸薬が仮に１００倍のガスを生成するとしましょう。そのまま反応させると、１００倍のガスが出るまで、所謂「反応時間」がかかります。その分、圧力の変化が緩くなってしまいます。それを小さな適度に頑丈な容器へ入れて反応させると、容器の容積は小さいため、１００倍になったガスの圧力は一気に容器を破壊してガスが飛び出るため、一段と圧力の変化が大きくなります。そのため同じ炸薬を使っても、容器に入れた方が殺傷力は上がります。以前「鉄パイプ爆弾」と言うものがメディアで報道されていましたが、圧力の変化を大きくし、更に鉄パイプが破壊されたときに飛び散る破片でも殺傷力を上げようとしたものでした。恐ろしいことです。ガスへ変化する段階の副産物（？）として「熱」がありますが、今回の質問内容には大きく影響していないと考え、説明は省きましたが、熱による被害も大いにありますが、熱が直接足をなくさせるわけではありません。

質問者

お礼 2010/09/02 17:21

以前も似たような質問をしたのですが、結論が、「細かい破片によるもの」で終わってしまって、心残りがありました。たとえ気体でも瞬時に圧縮されで衝突すれば、人体を破壊できるんですね！とてもよく分かりました。ありがとうございます！

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mk57pvls
ベストアンサー率58% (428/728)

2010/09/02 11:01 回答No.7

こんにちは _ _ 対人地雷のことでいですかね？ _ えーっと、まず一般的な埋設式の対人地雷の場合は、本体を地中 10～15cm程度のところに設置しますので、元々"破片効果"はさほど期待出来ないんですね。 _ おまけに昨今ではより被探知の比率を下げることを意識し、小型でプラスチック等のいわゆる"非金属製"の外殻を使用しているタイプが主流になってきていますんで、主な殺傷手段(?)は"爆風" ということになるでしょうか。 _ そして、対人地雷の目的は、一定地域における敵の侵攻の"遅滞"ですので「確実に殺す」ことは意図していません。 _ もっと言えば、歩兵だけ狙っても（軍事的には）そんなに効果は高くなく、主目的は戦車、装甲車、重砲などの重火力の移動を妨げることにありますので、対戦車（対車両）地雷と混在して敷設することが正しい(?)使い方となります。 _ 重量物にしか反応しない対戦車地雷、それを除去しようとする地雷処理兵（つまり人間）、その活動（地雷処理作業）を阻止するための対人地雷、という図式になります _ _ > 地雷は踏むと足がなくなるるそうですが、何故ですか？ _ 前述の様な性格の兵器ですから、元々殺傷力はそんなに高く無いんです。せいぜい、足の一部（指や甲）を吹き飛ばしたり、穴を開けたり、とそんなくらいの炸薬量しかないものがほとんどです。 _ 従って、体の小さな子供などの場合を除き、"爆風によって足が吹き飛ぶ、あるいは消えて無くなっちゃう"というということは、実際はそうそう無いと思います。 _ どちらかと言えば、爆発による怪我の具合がひどく、また現地の救急医療体制も充実していないような地域での被害が圧倒的に多いので、適切な初期治療が受けられず、怪我の部位を含む下肢をやむを得ず切断する、という結果「足（の一部）がなくなる」のではないか？と思います。 _ _ 余談ですが"破片効果"を意図した対人地雷もありますよクレイモア（あれは地雷か！？って意見もありますが・・・）とか跳躍型地雷とか・・・。

質問者

お礼 2010/09/02 17:38

そんなに威力低かったんですか！？御回答ありがとうございます！（クレイモアってメタギアにもでてくる地雷ですよねえ、そういえば爆発すると周囲の壁になにか当たってカンカンカンってなりますね・・・）

cyototu
ベストアンサー率28% (393/1368)

2010/09/02 06:33 回答No.6

爆弾は爆風によって殺傷するもので、破片を飛ばすのは単なる補助に過ぎません。先日日本のタンカーが爆発の爆風で直径数メートルのへこみが出来ていましたね。そのように爆風は分厚い鋼鉄の板を凹ませるだけの力があります。ですからその爆風に当たると人間も建物もひとたまりもなく破壊されてしまうのです。地雷も、その爆風で足が吹き飛んでしまうのです。だから爆弾も地雷も同じ現象で相手を破壊するのです。

ＦｒｅｄｒｉｃｋＣｒａｉｇＣｏｏｔｓ（@PVTCOOTS）
ベストアンサー率31% (803/2560)

2010/09/02 00:33 回答No.5

爆弾は迫撃砲などの点の制圧（実際には複数の迫撃砲で「面」の制圧）や、榴弾砲の様に広範囲の「面」の制圧等が役割です。これは敵の陣営の位置を偵察などで把握して「敵勢力を破壊、殺傷」が目的です。航空機などからの爆撃も広範囲の敵勢力の制圧と言った意味で同じです。それに対して対人地雷は、質問者さんが知っている「足で踏む」以外に「音響」で作動するものも有ります。指向性地雷と言って、部隊が通行する様な通路に向けてセットします。そしてその地雷の前を通過するときの足音などで「横向き」に散弾が発射されます。地雷は「対人地雷」と「対戦車地雷」」に２分されます。「対人地雷」の目的は・・・死亡までは達しなくとも「片足を失う」「片腕を失う」などの怪我をさせて、被害者本人の『戦意喪失』を狙う役割があるのです。また、目の前で怪我をした隊員を見て『戦意喪失』する兵士もいるのです。なんたって目の前で片足が吹っ飛んだら「自分も恐い」筈ですから。更に負傷兵を後方に送る手間や治療に掛かる費用を損耗させる目的も有ります。本来は地雷原設置は記録しなければならない国際法が有るのですが、内戦などのゲリラ的戦法では守られてません。その為に停戦（終戦）後の地雷放置による住民への被害は質問者サマも承知の事かと思います。実際は足だけが無くなるのはまだ良い方で「死に至る」方が多いのですよ。

kawakawakawa13
ベストアンサー率25% (514/2010)

2010/09/02 00:23 回答No.4

爆弾は、空中から投下する航空攻撃用のもの、仕掛け爆弾等ありますが、一般的な対地攻撃用の航空爆弾は、触発信管を使用しており、爆発力と破片による殺傷・破壊効果を目的としています。仕掛け爆弾は、ブービートラップとも言い、地面やある程度の高さに設置して、爆発力や仕込んだ金属片等による殺傷効果を狙っています。地雷の場合、多くは直接踏むことによって起動する信管を使用しています。また、地中に埋設するため、爆発力は上方にのみ働き、他の爆弾と比べて被害を及ぼす範囲は限定されます。このため、対人地雷の場合、小型のものを多く使用して、直接踏む「足」に損傷を与えることを目的とすることになるのです。足に怪我をした場合、被害者は自分で移動することは困難ですから、後送する者、後送に使用される交通手段等、より多くの軍事的行動に負荷を掛け、敵の任務遂行能力を減殺することを期待できます。そういった点からも、相手の殺傷を目的とするのではなく、あくまで足に大怪我をさせることを目的とし、「地雷は足をなくす＝足に大怪我をさせる」となるのです。また、地雷は安価で、簡単に設置でき、その排除には多くの手間と危険を伴います。対人地雷が特に発展途上国で使用され続けているのには、危険性と言うよりも、安いので大量に購入でき、費用対効果が高いということもあるのです。