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菅直人首相が持論とする 第三の道 とはどのようなものなのか

菅直人首相が持論とする 第三の道 とはどのようなものなのか 分かりやすく教えていただけないでしょうか?

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  • chandos
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回答No.2

それは菅直人の6月11日の所信表明演説をチェックすれば、だいたいのことは分かります。 つまり「第一の道」というのは60年代から70年代にかけての高度経済成長の時代に行われた公共事業中心」の経済政策のこと。「第二の道」が2000年代の構造改革優先による過度な市場主義。だけど以上2つのやり方は行き詰まってしまった。今後はそのどちらでもない「第三の道」、すなわち、環境、健康、観光などの「新たな需要の創造」により雇用を生み、国民生活の向上に主眼を置く「新成長戦略」を進める。。。といった方策のことです。 で、実際にこの「第三の道」は有効かというと、これが大間違い。そもそも菅直人の「第一の道」と「第二の道」に対する認識は、「生産性の向上」という観点からしか見ていません。つまり、「第一の道」の公共事業によって生産側の効率化を達成させた、「第二の道」の構造改革によってこれまた生産側の効率化を達成させた、でも現在それは効果が無くなってしまった。。。という見方です。 経済成長をもたらすのは生産性の向上ではないのです。正しくは「需要の拡大」なのです。需要がないと生産側は何も対応出来ません。 菅直人の経済オンチたるゆえんは、この環境、健康、観光などを国がフォローすれば勝手に需要と雇用が湧いて出ると思っている点です。いくら「第三の道」をプッシュしようが、環境、健康、観光などの各サービスにカネを出す「需要側」は一般消費者です。国民の所得レベルが落ち込んでいるときに、いくら生産側をバックアップしようと無駄なことです。 まあ、菅首相のブレーンである小野善康というのも随分とトンデモなこと言っている学者ですから、今後の製作にも期待は持てませんね。

luvgreen
質問者

補足

分かりやすく ありがとうございます! どうやったら 需要の拡大 ができるのでしょう...?

その他の回答 (3)

  • chandos
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回答No.4

>どうやったら需要の拡大が >できるのでしょう...? それは「第一の道」のバージョンアップ版だと思います。つまり、有効な財政政策です。 昔のハコ物や山の中で行き止まりになっている道路みたいな無駄な公共事業への支出ではなく、はたまたケチ臭い定額給付金や効果が限定的な子供手当てみたいなものでもない、総需要を底上げさせるような財政出動が大切かと思います。 具体的には、まず減税ですね。それも消費者向けの。あるいは超大型の定額給付金。それを最初に(期限を定め)ドカンと実行して消費を刺激。そしてほとんどの産業や国民の福祉・安全に寄与できるような公共事業(社会的インフラの整備)を数年間継続することです。 とにかく、民間ベースでの投資・消費需要が減っているのですから、国が肩代わりして「全体的な需要」を作り出さなければなりません(「第三の道」は限定的な需要でしかありません)。 。。。こんなこと書くと「国の財政は大赤字なのに、財源はどうするんだ!」との声があがりますが、景気を良くしなければ財政再建は出来ません。一時的に財政赤字を増やしてでも、景気を回復基調に乗せなければならない局面に来ていると思います。何しろマクロの需給ギャップが(少なくとも)30兆円以上あるそうですから、それに見合った支出額を検討すべきでしょう。

  • Hexa-6
  • ベストアンサー率25% (47/186)
回答No.3

「第三の道」はブレア労働党内閣の掲げた政策。 もともとは経済学者アンソニー・ギデンズの理論である。 一時はサッチャーが掲げたが、誤用といわれややズレていた 施政演説の出所は財政学のブレーン神野直彦東大名誉教授 もう一人のブレーンは、小野善康阪大教授(経済学)であって、内閣府参与 「第三の道」とは一言でいうなら、新自由主義と強度の高福祉主義の中間。 極端な市場放任主義か高税率高福祉の社民主義の中道をいこうと言うコト ほどほどに税を課して、ほどほどに国民の福祉を補償して、適度の自由と格差の適当にある社会をつくろうという政策 現在が、やや自由主義の本来の姿に近いため、課税で財源を作り、社会福祉政策を充実させようということ 消費税10%はすぐにでも上げて、その税収は財政赤字補填ではなく、例えば介護などの雇用創出とその介護士などの所得保障につぎ込む、つまり徴収した金は労働者の所得に回して消費を活性化していく。 子供手当てなどの現金支給は経済効果を生まないから、新しい産業への投資と労働者の所得として還元することに税収は特化するということ。 菅の過ちは、最初に危機的財政の建て直しの為といってしまい、増税をぶち上げた後に、高齢者福祉財源に当てると言い直した事である 菅流のアレンジ政策と言えなくもないが、間違いに気がついて言い直しているところを見ると十分理解していないと思われる 勿論、ブレーン各人や過去の実践者、元の提唱者でそれぞれ内容が若干異なるだろうが....

  • Hexa-6
  • ベストアンサー率25% (47/186)
回答No.1

分かりやすくという方が無理かもね 菅首相のブレーンである小野善康大阪大学教授が提唱しているのが「第三の道」 これが全貌↓ http://www.jnpc.or.jp/cgi-bin/pb/pdf.php?id=462 教授はほぼ毎日メールを送ってアドバイスしているのだとか.... だが、受信するのは経済音痴で定評のある「ア菅(あかん)」だからねぇ、聞きかじりの断片で答えるもんだからますます訳が分からない この第3の道を巡っては、メディアの論説員・各大学の教授がコメントしていて非常に難解な論争になってますよ 当の菅首相は、難しくてついて行けないのか、最近は言わなくなりました(笑)

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