- ベストアンサー
会計に詳しい方、お願いします。
会計に詳しい方、お願いします。 過去にコンサルティング会社の作成した自社の財務分析レポートを読んでいます。 そこで、PBRの項目が 実績PBR(=時価総額/株主資本合計) となっており、株主資本合計を詳しく見ると貸借対照表の純資産合計から少数株主持分を引いた数字になっています。なぜこのような計算式で分母を出すのかイマイチ理解できません。理由を教えて下さい。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
PBRは株価が会社の保有資産に比べて高いか安いかを見る指標の一つですが、基本的には PBR=時価総額÷純資産であらわされます。 しかし連結決算の場合、子会社の中に少数株主が存在する場合、子会社の純資産のすべてが当該会社の持分ではないということなりまます。 従って連結ベースで正確にPBRを計算しようとすると、連結上の純資産から他の株主グループの所有分を除外しなければなりません。 分子の時価総額はあくまでその会社だけの財産状態を反映したものであり、少数株主の持分まで反映したものではないという考えです。
その他の回答 (2)
- minosennin
- ベストアンサー率71% (1366/1910)
少数株主持分が外されている理由は、現在の連結財務諸表制度が「親会社説」に依拠しているからだと思います。 連結財務諸表制度には、「親会社説」と「経済的単一体説」との2つの基本的考え方があります。 「親会社説」は連結財務諸表を親会社の個別財務諸表の延長線上に位置づけて、子会社の純資産の内、親会社の持分だけを資本とみなし、他の少数株主持分は資本ではないとするものです。 一方、「経済的単一体説」は、連結財務諸表を子会社の少数株主を含むすべての株主の立場で作成する考え方です。この場合は少数株主持分という考え方はありません。 もし、「経済的単一体説」が採用されているとすれば、少数株主持分を外されることはないはずですが、現在の連結財務諸表が親会社説に依拠しているため、少数株主持分が外されているのだと思います。
- ojisan-man
- ベストアンサー率35% (823/2336)
簡単にいうと、PBRというのは『1株あたりの純資産』と『1株あたりの時価』との倍率を見る指標です。 PBR=『1株あたり時価』÷『1株あたりの純資産』 =『1株あたり時価』÷『純資産(≒株主資本合計)÷発行株式数』 =『1株あたり時価×発行株式数』÷『純資産(≒株主資本合計)』 =『時価総額』÷『株主資本合計』 となります。