雑誌創刊というのは、例えば新会社の設立、新規事業の計画、新商品の企画等と
同じことですから、手の付け方がまったく分からなければまずSWOT分析をして
みてはいかがでしょうか。
SWOTとはStrength(自社の強み)とWeakness(自社の弱み)、
Opportunity(市場での機会)とThreat(市場での脅威)のことで、大雑把な例をあげると
高齢者層に新しい雑誌のニーズがある(O)、情報化の進展で雑誌以外のメディアが伸長(T)、
自社に高齢者市場に詳しいライターがいる(S)、広告予算が少ない(W)などですが、これを
もっと詳細に行います。これを通じて、新雑誌でやりたいこと、やれそうなこと、
創刊のためにやらなくてはならないこと、などを明らかにすることができます。
次はコンセプト固めで、創刊の意図・目的の確定、想定するユーザー(読者)層、
編集の方向性(NewかOldか、HighかLowか、HardかSoftか、WarmかCoolか、
週間か月刊か、多数派か少数派か、など軸はいろいろ考えてみてください)、
創刊までに必要なステップの棚卸し、創刊時期、版型、おおよそのページ数、価格水準、
社内の創刊メンバー、そして概算予算などを決めていきます。
この辺で一度、上司に企画書を出すタイミングになるでしょうか。
次の具体化段階では、外部協力スタッフも含めたチームづくり、
コンセプトに沿った雑誌タイトルのネーミングとロゴデザインの開発、創刊スケジュール、
流通チャネルの設定、プロモーション計画、などたくさんの山を越えることになります。
がんばってください。No.1でti14さんも仰られていますが、最も重要なのは企画・計画の
出発点となる創刊の意図、目的を十分検討することです。
そうそう、古い別冊宝島に「メディアの作り方」という本がありました。
プロ向けではありませんが、場合によっては参考になるかもしれません。
お礼
ありがとうございます。 さっそくSWOT分析の勉強からスタートしようと思いますが、どんな本に載ってますか?また、他にも勉強した方がいい本があれば教えてください。