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樹脂の成形機に使用される断熱材の役割について
mazeranの回答
結晶化させるために金型の温度を上げることが目的なわけでしょ?。 成形機まで温度を上げる必要はないわけで、「断熱材」を入れることでそこに「境目」をつけるわけです。 断熱材がないと、金型の温度を上げるのに電力を浪費します。成形機の温度も上げるわけだから。 それに、必要以上に成形機の温度が上がると摺動部の潤滑油の粘度が低下するので、すぐには出なくても長期に亘ると、思わぬ故障が起きたり機械的な寿命を縮めたりします。 タイバーやプラテンにとっても良くはありません。 成形工程も安定しなくなると思われます。なにしろ小さいヒータで、成形機まで温めようとしているわけだから、外気に影響され温度が安定しません。 ずっと昔は冗談抜きで「アスベスト」を一般的に使っていました。 今は「ガラ・エポ(ガラス・エポキシ)」が主流だと思います。 まあ、将来ガラ・エポも健康被害を及ぼす材料だと言われる可能性も無きにしも非ずですが、「加工(切断や穴あけなど)がし易い」こと、「平面度、平行度が良い」こと、「安価」であること。 これくらいだと思います。 数十トン~数百トン程度の圧縮を受けるわけで、金型を取り外したときには再使用できない場合が多々あります。 手軽に加工でき、値段が安いに超したことはありません。 成形機に取り付けるのは「金型」です。 「断熱材」と言えども、成形機に金型と共に取り付ける以上、断熱材も金型の一部となります。 平行や平面が出ていないと、金型自体の平行や平面が出ていないことと同じになります。 よく、「圧縮するから少々はいいだろう」と言われる方がいますが、程度によります。 平面や平行が出ていないと、ガイドピンとガイドブッシュの「軸芯」が出ていない状態で稼働させることになる可能性があります。 ガイドピンとガイドブッシュの「偏磨耗」や、成形品のパート面のズレ、スライドコアの異常動作などの可能性が出てきます。 「熱伝導率が小さく、圧縮強度が強い」以外では、やはり「平行度、平面度」が重要になってくると思います。
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お礼
大変ありがとうございました。 平行度・平面度にも重点を置いて勉強します。