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困ってます!お願いします!
困ってます!お願いします! 吸熱反応はどうして起こるのか、説明せよ。また重エネルギーを用いて説明するのが望ましい。
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「自由エネルギー」の間違いではないでしょうか?あと、「自発的に」吸熱反応が起こるかどうかを問題にしているのだと思います。 まず、化学で自由エネルギーといえば、ギプス自由エネルギー(G)を指します。これは、G = H - TSで定義されます。HはエンタルピーでH = U + PV(Uは内部エネルギー)、Sはエントロピーです。温度一定で自由エネルギーの変化を考えると、ΔG = ΔH - TΔSです。ΔGが負なら自発的に反応が進みます。 吸熱反応の場合はΔHが正なので、これよりもTΔSが大きくなければ反応が進みません。 少し難しいでしょうか?要は、エントロピーが物質がもつエネルギーと考えて、吸熱反応ではそのエネルギーを与えないといけないのでエネルギー的に不利だけれど、その分エントロピーを増やすことでカバーするということです。 例えば、塩化アンモニウムを水に溶かす反応は吸熱反応ですが、これは塩化アンモニウムが水の中で分散することでエントロピーが増加するので自発的に起こります。 ΔGが正であるような反応は、自発的には起こりませんが他のΔGが負である化学反応と共役させることで進みます。また化学平衡においては、正反応がΔG>0なら逆反応はΔG<0で、両者を足してΔG=0となるようなところで平衡が成り立ちます。
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- Saturn5
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重エネルギーという単語を検索しましたが、わかりませんでした。 それで、わかる範囲で答えます。 まず、通常の化学反応には逆反応があります。 3H2 + N2 = 2NH3 +46kJ この反応は左側、右側のどちらにも進みますが、 発熱反応と言うことは左辺の持つエネルギーの方が右辺よりも 大きいので、その差が熱となって出るのです。 このとき、エネルギーの高い物質は不安定で、エネルギーの 低い物質は安定なので反応は右辺に進む方が多くなります。 これは、高いところにある物が落ちようとして、地面の上の 物はそれ以上落ちないのと同じです。 このように、一般の反応は発熱反応の方が起こりやすいのです。 では、吸熱反応はどのような場合におこるかといえば、それは右辺から 左辺の逆反応が無い特殊なケースです。 NaCl(固) + aq = NaCl aq - 3.9kJ このとき、右辺はNa+ とCl-になって水中にバラバラに存在します。 エントロピー(乱雑さ)の大きい状態です。この状態からは 元の固体に戻りにくいので吸熱反応が成立します。 C(黒鉛)+H2O(気)=CO(気)+H2(気)-131kJ でも、左辺の気体分子は1個、右辺は2個なのでエントロピーは 右辺の方が大きいので反応は右辺に進みます。
お礼
分かりやすく教えて下さってありがとうございます!
お礼
確かに出されたお題の内容の答えに適したものでした! 自由エネルギーですね!確かめたらそうでした…! ご指摘ありがとうございます! 詳しい解説ありがとうございましす!!