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灯油のエンジン
ここでは自動車用のレシプロエンジンのこととさせていただきます。 なぜ、灯油を燃料とするエンジンはないのでしょうか? 税金がかかってないからとか等の税金のことではなくて、技術的観点から解説をお願いします。(技術的にはできるけど税制面からしないとか、技術的に難しいなど・・)
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課税と石油会社がなくなれば、何ら技術的な問題はなく作れるでしょう。 灯油は、ガソリンより引火点が高いために一般家庭でも使用されやすい燃料です。 また、軽油より炭素量が少なく、燃焼しても発生する燃焼ガスが安全度が高いことが灯油の魅力です。 ジェット機などは、石油と同等のジェット燃料を使用していますが、かなり安い価格です。 (確か、¥20前後/1リットルだったと思います。) また、灯油は工業製品や工場でも多様されております。 灯油にガソリン並の税金がかかったら、すべてのものが高騰して、環境に良くない軽油以下の油が多く使われてしまいます。 石油会社は、原油から精製される全ての燃料を有効活用したいと考えております。もし、自動車を灯油にしたらガソリンが余ってしまい、ガソリンの使い道がなくなります。 以前、ガソリンに代わる灯油のようなガソリンが販売されていましたが、見事に石油会社各社の圧力でつぶされてしまいました。 このように、政治的、社会的な判断で作らないのではないかと思います。 自動車会社も石油会社も共存共栄していくための手段ではないでしょうか?
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- hi_ymkw
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あります。というか、昔ありました。近所でも灯油エンジンを搭載した揚水ポンプを使っています。 技術家庭の教科書に載っていたと思いましたが、灯油はノッキングを起こしやすいので圧縮比を上げられないために高出力のものが出来ないまた、効率が悪いと。 船舶操縦の免許取得試験にも灯油機関の特徴を問う問題が出ることがあります。 現在の主流ではないことは間違いないでしょう。
お礼
ありがとうございます
- tnt
- ベストアンサー率40% (1358/3355)
他の方からも回答がありましたが、 ディーゼルエンジンは灯油でも 動かす事ができます。 また、原価はどちらもほとんど同じで、 税金分だけが違います。 このため、判別用に薬剤が混ぜてありますし、 灯油でディーゼルエンジンを動かすと 脱税罪になります。 技術的には、灯油の方が発火しやすいので ちょっと出力が落ちるはずですが、 そんなに大きな差ではないでしょう。 というわけで、自動車の燃料用に使われない理由は 税制だけです。
お礼
やはり、税制ですか。 ありがとうございます
- q-type
- ベストアンサー率17% (437/2543)
まず http://www.jari.or.jp/ja/kuruma/kuruma43/gas.html を参考にして下さい ガソリンに対して点火性能ノッキング性(オクタン価と言いますね)が及ばないですし、ディーゼルはガソリンのようなスパークプラグという火種が無く圧縮した空気中に噴射する事で自己着火にて爆発していますので自己着火性(セタン価と言います)も関係してきます。 そして軽油には潤滑剤としてワックスが入ってます(冬季に軽油が凍るというのはワックスが結晶化してしまう事です)のでワックスの入ってない灯油100%で使用すると噴射ポンプ、噴射ノズルが磨耗してしまいます あと想像ですが、それぞれ抽出温度が重複してるので夏のように灯油の使用量が少ない時はガソリン、軽油それぞれに多めに割り振ってるように思いますが・・・
お礼
ありがとうございます
実は軽油といっても純粋ではなくて灯油の成分を混ぜてあります。 そうすることでエンジン用として使えるように調整してあるのです。 寒冷地と温暖地域ではこの灯油の混ぜる量を調節してトラブルが出ないようにしています。 ではなぜ全部灯油にしないかと言えば、軽油の方が灯油より安いこと、品質の良い灯油は別の用途のストーブなどに使いたいからです。 原油から取れるガソリン、灯油、軽油、重油の割合は一定なので、需要が偏ると余ってしまうものが出てしまいますから。 つまり主に経済的&政策的な理由があるのです。 もちろん税金面の問題もあるでしょうけどね。(道路財源用の税金を灯油に掛けるとストーブが、、、) ですから、灯油でディーゼルエンジンを動かすことは可能ですし、最適化もできるでしょう。
お礼
>実は軽油といっても純粋ではなくて灯油の成分を混ぜてあります へえ、そうなんですか、知りませんでした。 >軽油の方が灯油より安い ん?これはなぜですか?「灯油、軽油、重油の割合は一定」と書いておられますが?ましてや軽油には課税されてますけど。 >つまり主に経済的&政策的な理由があるのです なるほど、そういうことですか。 ありがとうございます
#3さんの仰るとおり、ジェットエンジンは灯油(ケロシン)を使用しています。 まず、ガソリンは引火点がー43度以下、灯油は40度以上と、揮発性が大幅に違います。 自動車エンジンのようにプラグのスパークにより、瞬時に爆発をさせなければならない場合は、揮発性の低い灯油は向いてません。 ジェットエンジンは燃焼させる前に、コンプレッサーで高圧に圧縮させるので、ディーゼルエンジンのように灯油でも爆発します。 つまり、灯油でも使えるようにするには、事前に余熱を与えて発火しやすくするなどの工夫が必要でしょう。技術的には可能かもしれませんが、今のガソリンエンジンよりメリットが大きくないと普及しないでしょうね。
お礼
なるほど。技術的には可能だが、ガソリンとディーゼルの中間で中途半端になるということなんでしょうか。 ありがとうございます
航空機などに使う、ジェット燃料は灯油のプレミアム仕様みたいなもの、ということを聞いたことがあります。 灯油を航空機に使えるかどうかはわかりませんが、ジェット燃料を灯油ストーブに入れて使ったことがある。 と自衛隊にいた知り合いに聞きました。
お礼
そうです、ジェット燃料はケロシンですので、灯油の分類になるらしいです。 ですので、ジェットエンジンに灯油が使えるなら、自動車用があってもいいと思うんですけどねぇ。 ありがとうございます
灯油と軽油はほとんど同じだったと思います。 灯油に、燃料ポンプ潤滑剤やらなんやらを混ぜて、エンジン用に調整したものが軽油だと思ったのですが。 灯油を長時間ディーゼルエンジンに使うと、燃料ポンプがいかれるそうです。
補足
>灯油と軽油はほとんど同じだったと思います。 ええっ?ホントですか?↓ http://info.eneos.co.jp/environment/process/ これによれば、灯油は170~250℃、軽油で240~350℃で蒸留とありますから、別物のはずですけど?
- funcargo
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なぜ、灯油を燃料とするエンジンはないのでしょうか?> ディーゼル車は灯油でも動きます。 エンジンにはよくないでしょうが・・・。
補足
灯油を主な燃料として使用するエンジン、とのお考えでお願いいたします。
お礼
>政治的、社会的な判断で作らないのではないかと思います なるほど、やはり政策面が大きいようですね