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銘仙の着物 どんなときに着ればよい?
40代女性です。銘仙の着物についてお伺いします。 着物は今のところ、年に1度着るか着ないか。 でも、着付はできるので、これからはできるだけ機会を見つけて着たいと思っているところです。 母からもらった着物の中に、銘仙の着物があります。 母は、「銘仙は普段着だから、家で着てるものなのだ」と言いますが、 私には、家で着物の生活は無理ですし、 そんなわけで、貰ったきり、一度も着たことがありません。 でもせっかく持っているのだから着て出かけたいとも思うのです。 最近はアンティークぽい着物で町を歩く若い女性も見かけます。 でも、ある程度以上の方の銘仙をお召しの姿は見たことがないのも事実で、 やはり銘仙はカジュアル過ぎて、私世代ではおかしいのか?と躊躇してしまいます。 そこで質問なのですが、 銘仙の着物は、普通に街着として大丈夫なものですか? できれば具体的に「こういう場所ならOK」「こういう場合はNG」と教えていただけたら大変ありがたいです。 また、これも母曰く「銘仙は普段着だから、上にコートを着るのはおかしい」 (つまりコートを上に着て出かけるものではないから) というのですが、もし、街着として買い物や食事に着て行ってもいいものなら、 寒い時期はコートを着てもいいでしょうか? これについても、ぜひご意見をお聞かせください。 ちなみに、母も特に着物に詳しいわけではありません。
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確かに言葉だけだと、判断は難しいかもしれませんが…私の受けた印象ですと 一点目の銘仙、色調だけでは判断できませんがデザイン性が乏しいのなら、外出着にしなくても良いかもしれませんねぇ。 二点目の銘仙ですが、デザインも色調も典型な銘仙のパターンです。(全体的にグレーがかったくすんだ色調で、生地が玉虫色に光る感じ)デザイン的には街着に使用出来ますね。 あとは質ですが、質問者様が悪く感じないなら、街着として着ても大丈夫だと思います。 袷ですよね?もみじ→秋・柊→秋冬の着用になります。あとコーディネートには詳しくありませんが、個人的には銘仙には羽織が合う気がします。 銘仙は正式な場では着れない着物ですが、「家でしか着れない」というのは間違えですので。 当時の女性がオシャレに銘仙を着こなし、街を歩いている写真がいくつも残されています。 銘仙は比較的安価で大量生産されたので、今でいう「ユニクロ」と少し似ているかもしれません。ジーパンでもあり、ワンピースでもあり、一言では説明出来ないのが銘仙です。 楽しく着こなして下さいね^^ ※晴れ着並の高級銘仙は大変珍しく、子供用の物を一点しか見た事がないです。(誤解のないよう念のため)
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- coco0162
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銘仙に関わる仕事をしていた者です。何百という銘仙を見て、歴史的にも研究していました。 銘仙というのはかなり幅が広く、普段着から街着、晴れ着に使用出来る物まで色々あります。 それは柄ゆきや質で変わってきます。 質問者様がお持ちの銘仙はどんな柄・色で生地の質はどんな物なのでしょうか? 私は基本的に銘仙は「街着」だと思いますが。普段着とはいえ、素材は絹なので。 でも祖母が持っていた銘仙は確かに「家着」という感じでした^^; 色柄も地味で、何より質が悪かったので。(生地にハリが少なく玉糸が多いなど) お持ちの銘仙がどんな物で、どんな時に着るかは変わってくると思います。 ご立派な物でも柄や色が少女向けだと、着るのも難しいと思いますし。(着物の場合、色で年齢を選びますしね) また良かったら教えて下さい。
お礼
ご回答ありがとうございます。 柄ゆきや質によって、街着や晴れ着に使える銘仙着物もあったとは、初めて知りました。 質の良し悪しは、私にはわかりかねますが、 上で書いておられるような「生地に張りがなく玉糸(毛玉のようなものでしょうか?)が多い」ということはないと思いました。 母からもらった銘仙は2枚ありまして、 1枚は薄いグリーンが基調で地味な印象なので、確かに「家着」という感じです。 もう1枚は全体がもみじだかひいらぎだかの葉っぱで埋め尽くされたようなデザインで、 葉っぱの色はグレーからくすんだピンク、赤まで5色くらいあるでしょうか。 全体的にはくすんだ色調ではありますが、ところどころにある赤が効いて、 羽織ってみると意外とかわいらしくて、小紋のような柄だと思いました。 言葉で説明するのはなかなか難しいですが、 もしこの情報で、何かアドバイスいただけることがありましたら、 お待ちしておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
- yuyuyunn
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こんばんは 普段着ですね でも今は着物の着方もいろいろですから お買い物に行くぐらいはOKだと思います でコートもOKです ご参考までに
お礼
ご回答いただきありがとうございました。 お礼が遅くなり申し訳ありません。 あくまでもカジュアルな普段着という意識で 考えるべきなのですね。 コートもOKともこと、ありがとうございます。
北関東の“元”銘仙産地の出身です。 確かにお母様の言われるように、和服が女性の衣装の主導権を握っていた時代は「銘仙は普段着だから、家で着てるものなのだ」なのです。それで、私の町の繊維業は全く廃れてしまいました。30年前にはもう生産している会社はどこも無かったようです。 もっと作業時?には“もんぺ”なんてのもありました。今は見かけることもありません。 ジーパンだって西部開拓の時代には作業着でしょ?さしずめ“もんぺ”を穿いて町を歩くようなもの? ただ、銘仙も現在では生産者もほとんど無くなり非常に貴重な物とも言えます。秩父と伊勢崎くらいでしょうか。それも多くはないでしょう。 でも、江戸時代なら蕎麦なんて米の出来ない山間地で作って食べていたものですから、あんなものに千円以上も出して、薀蓄を傾けて食べるなんて考えられなかったでしょう。 今の銘仙も同じじゃないでしょうか。質問者様のような方に街で着て頂いてそれで新しい流れができるなら喜ばしいことと思います。 もしかすると○○銘仙と言われた私の故郷の街もまた息を吹き返すかも? 『日本文化』云々と言う人もいるでしょうが、“廃れて”消滅しちゃっちゃしょうがないでしょう。 結局、和服と言うのは一昔前までは、クリーニングも出来ないし、下に着るものだってあれこれ煩いし、帯やバックや草履や下駄までそろえなければならないし、面倒なものだったので廃れてしまい、セレブの奥様方の趣味?や夜のお仕事の女性や、冠婚葬祭の“衣装”になってしまったのでしょう。 もっと“気楽に”着られるようになると良いですね。家の娘も来年には成人式で初めて振袖を着ます。『これで和服を気に入ってくれたら』という“淡い?”期待をいだいています。
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 多くの女性が日常着として銘仙を着ていたころは、 やはり、銘仙は決してお出かけ着ではなかったのですね。 でもそのころと今とでは生活スタイルもまるっきりちがうし、 今は銘仙そのものが意外と貴重なものですよね。 だから私も、せっかくだから着てみたいな~、と常々思うのです。 ご回答を拝見して思ったのですが、 銘仙はジーンズのようなものなのかもしれませんね。 もともとは街着としてふさわしいものではなかったけれど、 でも、ジーンズは今では街着としても十分市民権を得ています。 同じように銘仙も???、、、と思っていい、、、のかな? でも、そう考えていいなら、TPOもなんとなくわかります。 背中を押していただいたような気持ちです。 大変参考になりました。ありがとうございました。 銘仙の元産地の方の、銘仙や着物に寄せる想いも、同時に受け取りました。 お嬢様、来年成人式とのこと、楽しみでいらっしゃることでしょう。 お嬢様もきっと着物がお好きになられると思いますよ。
お礼
前回の拙い説明に対し、ご回答ありがとうございました。 2点目の模様は、もみじなんだか柊なんだかはっきりしませんが 色調から言っても、秋冬の感じです。おっしゃる通り袷です。 「家でしか着れない、というのは間違い。」 というお言葉はとても心強いです。 機会を見つけて、ぜひ着て出かけたいと思います。 「今で言うユニクロとにているかも。」 なるほど、このように理解すれば、着て行っていい場所も判断できますね。 たとえば、、、 ママ友達と近所でランチとか。 博物館や展覧会系?も、気軽な感じのところならなら大丈夫そうですね。 なんだかわくわくしてきました。 いろいろとアドバイスいただき、本当にありがとうございました。 「楽しく着こなし」、がんばります♪