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JALがSky Team移籍へ
- JALがDelta/Air France-KLM/大韓航空が主宰するSkyTeamに移籍する方向で社内・社外での手続きを進めていることが判明
- SkyTeamの場合、大韓航空が創立メンバーで、中国南方航空もすでにメンバーなので、アジア・キャリアとしての存在感も小さいまま
- なぜJALがSkyTeamに移籍するのか、メリットはあるのか疑問
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デルタの場合、ノースウエストを吸収した時点で同社の持っていた成田からの以遠権を継承し、成田をアジア地域のハブと位置づけていますので、同じ成田からの路線を多数持つ日航と提携すれば、さらにその戦略を進めることができます。スカイチームに加わることによるメリットと言うより、デルタ側の利益が大きいという判断でしょう。 日航は国際線での赤字体質が現在の経営危機の直接の原因であり、日米を結ぶ太平洋路線で3割のシェアを持つデルタと提携すればその国際線負担を軽減して直接的な経営改善効果が期待できるのはご案内の通りです。同時に、ワンワールドのままでいても現在以上のメリットはない(ワンワールド加盟時、日航はアジア地域の主要キャリアとして期待されていたからその分路線維持の責任は重い)という事情も大きいのではないでしょうか。 世界最大の航空会社であるデルタがアジア地区の拠点を成田と設定している以上、アジアのお客さんも大韓航空を使ってソウル経由で北米に行くのではなく日航か日航・デルタのコードシェア便を使って成田経由で北米に行く(あるいは大韓航空で成田に来て北米へ)というコースが期待されているわけで、スカイチームとの提携がデメリットに働くわけでもありませんからね。 とはいえ私個人的には(アメリカン航空でマイルをためている関係もあり)日航がスカイチームに本当に移籍すると打撃が大きいですし(苦笑)、旅客の利益にもならない(なぜなら日航・デルタで太平洋路線のシェアは5割超となり、価格やサービスの選択の余地が狭くなる=寡占状態が進む)と思っていますので、やはり日航はワンワールド内にとどまるべきだと思ってはいます。
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- mat983
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http://mileup.blog47.fc2.com/blog-entry-941.html http://jp.reuters.com/article/domesticEquities9/idJPnTK035736820091203 2番目のサイトに 「2010年10月の羽田空港拡張に合わせて、羽田の発着枠を多数保有するJALの取り込みを急ぐ」と記事があります。 利用客の立場ではなく、 デルタ側がこの発着枠獲得に相当の魅力を感じているのです。
- yoshi170
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JAL側から見れば、多額の資金と国際線縮小へのフォローというのが大きいところでしょう。 デルタ側からみれば、ワンワールド加入前に最後の大物と呼ばれたJALがやはり魅力的である。「オープンスカイ」協定への対応などがあります。
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カキコありがとうございます。 とは言うものの、大韓航空が創立メンバーゆえに、太平洋線の客が日本やJALをバイパスする懸念もあり、まだメリットが見出せません。 参考までに:http://www.reuters.com/article/idUSTOE5BH08D20091218
お礼
カキコありがとうございます。 当地・英国のメディアの報道では、大韓航空が日本航空を小規模化させて、東北アジア最大になるために、デルタをけしかけたとのレポートもあります。また、デルタも実際には日本航空を縮小させるメリットも考えての提携に名乗り出たそうです。 独禁法でもJALは免責を受けられないでしょう。 なお、BAの場合は、毎日1便のヒースロー・成田便を、Iberialもマドリッド-成田で、他のJAL全便を移管して、座席をJALに売り戻すことはできるとのことです。同様に、太平洋線もJAL便のバンクーバー線を除いた前線をアメリカンに移管して、座席を買い戻したコードシェアが可能だったそうです。 私も、外資の禿鷹の一員となりましたが、外資の場合は競合会社をつぶすために買収することもあります。 JALにとっては、断頭台への行進となりますね。 http://www.ft.com/cms/s/2/68f45a0e-f979-11de-8085-00144feab49a.html