フレネルの式の導出について

このQ&Aのポイント
  • フレネルの式の導出に関して質問があります。x方向の入射波、透過波、反射波の電場の複素表示を用いて、境界条件として連続性を要求する式がなぜ成り立つのか疑問です。
  • 境界条件で必要なのは実部の連続性のはずですが、なぜ式では虚部も等しいとしているのでしょうか。
  • フレネルの式の導出についての理解を深めるために、E_x^i + E_x^r = E_x^tという式の根拠について教えていただけませんか。
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フレネルの式の導出について

フレネルの式の導出に関する質問です。 たいていの本(「光学の原理」など)に合わせて 境界面をxy-面とし、 x方向の入射波、透過波、反射波の電場の複素表示をそれぞれ E_x^i、E_x^t、E_x^rとします。 境界条件として、電場のx方向の接線成分が境界面の前後で 連続であることを使用しますが、そのときに E_x^i + E_x^r = E_x^t …(1) とするのはなぜでしょうか? 境界条件で必要とされてるのは実部だけのはずであり Re(E_x^i) + Re(E_x^r) = Re(E_x^t) …(2) だけが成立するはずであり、虚部も等しいとする式(1)は 厳しすぎるのではないか思うのですが。 どなたかご回答いただけないでしょうか。 以上、よろしくお願いします。

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回答No.1

平面波を扱うとして、 E=E0 e^{i(kx-wt+δ)}=E0 cos(kx-wt+δ) + i E0 sin(kx-wt+δ) (E, E0, k, xはベクトル) なので、実部が一致すれば自動的に虚部も一致します。 境界面で位相が一致する条件を求めると反射・屈折の法則が導かれる、 逆に言えば、反射・屈折の法則が成り立つことを認めておけば、 位相は常に等しくなるので、振幅E0だけの関係を求めればすみます。 これがフレネルの公式です。

mamoru41
質問者

お礼

なるほど。 実部を一致させようとすると、必然的にE0とδが決まってしまう ということですね。 そうすると虚部も一致せざるを得ないと。 その結果、複素振幅としても一致してしまう。 大変勉強になりました。

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