• ベストアンサー

消費税アップよりも先に日銀がお札を刷った方がいいのでは?

先日も新聞トップに消費税アップに賛成者も多数、みたいな記事が載っていて、最近の経済面には相変わらずデフレがどうのこうの、という記事も載っていましたが、 増税よりも先に日銀がお札を刷った方がいいんじゃないでしょうか? どのぐらい紙幣が増えるとどのぐらいのインフレになるのか分かりませんが、今でもデフレなんだから、インフレの心配をしている場合ではないでしょうか? 私も難しい金融理論は分かりませんが、白川総裁は慎重に考えて金融政策を決めているようなことも書かれていますが、今慎重になることがどういうメリットになるのかよく分かりません。 中小企業も苦しいし、ワーキングプアの人も苦しいし、デフレなんだから、お札の数を増やして景気を良くするのが手っ取り早いのではないでしょうか? 景気が良くなれば、自然な税収増も期待できますよね? それとも日銀がマネーサプライを増やしても大企業にしかお金が回らない仕組みでも存在するのでしょうか?あるいは政府が保有している米国債が円建てで、円が安くなるとアメリカからにらまれるとか?でも外債って普通ドル建てなんじゃないですかね?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • umaruko
  • ベストアンサー率73% (137/186)
回答No.2

私もNo.1さまの出したURLで書き込んでしまった人間なのですが…まあざっとまでに >増税よりも先に日銀がお札を刷った方がいいんじゃないでしょうか? 増税は私も反対です.なぜなら現状日本の景気を冷え込ませることになるから.今消費税を上げたらさらにデフレになりますよ. ただ…日銀がお金を刷ることも現状反対.さっきの回答でも書いたのですが,つい最近新興国が調子良かったのはアメリカがお金を刷ったのが国内で使われずドルキャリーとして海外流出したのが原因なんですよね. 貨幣供給↑は新興国へのキャリートレードで新興国バブルの誘発(しかもなぜかデフレは続く) 貨幣供給↓はデフレによる国内産業の破壊 でお金を刷るのも刷らないのもどちらも間違いというのが現状です. >今でもデフレなんだから、インフレの心配をしている場合ではないでしょうか? これは同感です.お金刷るとインフレとかいう人は何を考えてんだか・・. >お札の数を増やして景気を良くするのが手っ取り早いのではないでしょうか? お金増やしたところで景気回復しないよ….1998年から日銀は現金を2倍弱に増やしてますが景気良かった?デフレが続いた理由としては円キャリーがなぜ起きたかよく考えればわかることですよね. まあほかにも言いたいことがあるけどここまでにして当の日銀がどう考えているのか2009/11/20の総裁会見から抜粋してみました・・・・・・(無駄な感想つき) http://www.boj.or.jp/type/press/kaiken07/index.htm ・物価変動の原因について 物価の変動の原因をどう考えるかということですが、物価は短期的に は様々な要因で変動しますが、持続的に物価が下落するということは、マクロ的な需給バランスが緩和していること、言い換えれば需要の弱さの結果として生じる現象だと思います。したがって、そうした状況を改善するためには、結果ではなく根本的な原因に働きかける、つまり設備投資や個人消費といった最終需要が自律的に拡大する環境を整えることが不可欠であり、家計の将来の安心感や企業の成長期待を確保することが最も大事な課題であると認識しています。こうしたことを意識しながら、政府、中央銀行といった政策当局と民間経済主体がともに努力していくことが必要であると考えています。 ○需要供給曲線における需要を増やすのが肝要という話.ようは日銀がお金を増やし供給を増やすよりも,需要者(個人・企業)がお金を使い需要を拡大させないかぎりは物価は高くならない.つまりはデフレが続きますよってこと. ・マネーサプライの上昇率 それから、企業あるいは個人が保有する預金、つまりマネーサプライ ですが、マネーサプライが名目GDPに対してどの程度の比率にあるかをみると、元々日本は欧米対比高いわけですが、この1 年間の変化という面でみても、この比率の上昇は欧米に比べて決して小さくなく、むしろ若干大きいと感じています。 ○え…マネーサプライ見るかぎり日本ってかなり絞っているんすけど.証拠に物価は世界最低水準だし. ・なんでマネーサプライを増やさないのか 経済全体が大きな流動性制約に直面している場合、流動性を供給することが物価の下落を防ぐ上で大きな効果があるということです。ただし、流動性制約が原因となって投資が行われないといった経済状況ではない場合、つまり需要自体が不足しているという時には、流動性を供給するだけでは物価は上昇しないと思います。 ○一番最初と同じこと言ってます.要はお金増やしたところで物価は上昇しないってことです.この後にアメリカの例を出して「金刷りまくってんのにデフレでしょ?」って強烈な反論をしています. ま,ざっと抜粋しましたが偏向があるかもしれないので日銀に不信感をお持ちの方はぜひ閲覧を~~.個人的にはマネーサプライの上昇率のところを除けばこちらと考えがほぼ一致しているので,まぁ安心してまかせられるなという印象です.

kgat0769
質問者

お礼

大変詳しく解説してくださってありがとうございます!勉強になりました!

その他の回答 (6)

  • 0909taka
  • ベストアンサー率28% (47/163)
回答No.7

デフレに対してインフレというのはいくつかハードルがあるものの、基本的な考えは間違っていないと思います。 ただ、私は最近の日銀批判というものに首を傾げますね まず、日銀というのは最後の良心であり最後のモラルであり最後の砦です これが崩れることがあれば、この国にはもう歯止めというものがなくなります かつて日銀は軍部の圧力に屈して大量の国債を買いました。戦中は統制経済下にあり問題が表面化しなかったのですが、終戦とともに大混乱に陥りました このことの反省をもとに、日銀の独立性というものが戦後において重視されてきたのではないか? このために平成9年に全面改訂された日銀法は、そのの理念として物価と金融を安定させ、国民経済の健全な発展に資することを目的として、明記したのではないか? というふうに思う訳ですよ 緊急事態を理由に破っていい法律にどんな意味があるのだろうか? そのつど都合で勝手に解釈を変えていい法律になんの価値があるのだろうか? 特に最近、何が正常で何が異常か?ということに社会全体が鈍感になってるのではないでしょうか?

kgat0769
質問者

お礼

緊急だからと簡単に法律は変えられないってことですね…確かにそうだと思います、考えさせられました…

  • ryuken_dec
  • ベストアンサー率27% (853/3139)
回答No.6

お札を大量に刷ってばら撒くのは極めて危険。 一時的な苦境を乗り越えるために国家と通貨の信用を落とすような行為。 もはや失う信用が無いジンバブエのような国家ならその場の危機をしのぐためにお金をすりまくってもいいが、日本がわざわざ築いている円の信用を棄てる必要は無い。 >中小企業も苦しいし、ワーキングプアの人も苦しいし、デフレなんだから、 >お札の数を増やして景気を良くするのが手っ取り早いのではないでしょうか? そんな単純な理論は無い。お札の数を増やして景気が良くなるなら世界中が365日全力でお金を刷りまくっている。 >それとも日銀がマネーサプライを増やしても大企業にしか >お金が回らない仕組みでも存在するのでしょうか? 投資先が無い。 日銀は歴史的低金利を続けて市中にお金をジャブジャブ流通させたが、投資先が無いのでお金が流れなかった。日本の都市銀行もお金を集めても投資先が無くて困ったので、アメリカの各種証券に手を出した。

kgat0769
質問者

お礼

今までも低金利だったけど投資先がないからお金が流れなかったってことですね・・・勉強になりました、ありがとうございます!

  • akik
  • ベストアンサー率33% (93/277)
回答No.5

補足説明として、 中央銀行が経済力以上にお札を刷ったら、 悪性のインフレに陥ります。 そうなると、 日本人の購買力が低下するので、さらに 生活困窮が進行します。

回答No.4

消費税なんて論外だけど^^; みなさん書いてるので、書いてないことを >マネーサプライを増やしても大企業にしかお金が回らない仕組みでも存在するのでしょうか? そうなんです。そういう仕組みを作ってしまったのです^^。 小泉・竹中路線(新自由主義経済)がまさにそれです。 フラット税制(累進課税の否定による金持ち優遇)、企業優遇税制さらに一番なのは、会社は株主のものだという考え方です。これにより、企業は決算期内での利益 が最重要となり、先行投資などは利益を圧迫するためできないし、人件費をカットしても利益を優先する形態に完全に移行してしまいました。 結果、いくらマネーサプライを増やしても、末端の実際の消費者層へカネがまわらない。 ということなのです。今、必要なのは貨幣の量を増やすのではなく、カネのあるところから税、もしくは国債でカネを集めて、無理矢理にばら撒きでもコンクリートでもなんでもいいから(効率的、将来性のあるものならなおいい)カネを末端まで回すのが唯一の処方箋です。

  • tadagenji
  • ベストアンサー率23% (508/2193)
回答No.3

2004年以来、日本政府はお金を国内で大量に流しました。 09年10月現在、1500兆円を越える金があることになっていますが、増やした分程が国外に流れだしているのです。 日本はゼロ金利政策を永くしてきたことはほとんどの国民はご存じでしょう。   この政策が、日本円をフライトマネーとして世界に羽ばたいて行ってしまったのです。 日本で借りて北欧の諸国に貸せば、安全確実に利鞘が稼げます。 世界の投資家がほっておかないでしょう。 こんな時に、紙幣を印刷して国内に日本円を大量に流し込んでも、デフレ解消には役に立たず、変化がないでしょう。 このことからも、国外で使えない政府紙幣という案があるのです。

kgat0769
質問者

お礼

低金利下でお金を増やしても海外での投資資金に使われるばかり、ということですか…考えさせられました。ありがとうございます!

  • rikukoro2
  • ベストアンサー率21% (1316/6195)
回答No.1

 この手の質問は経済カテゴリで最もよくされる質問の一つです。 詳しく書いてもいいのですが、他の方も毎度いっぱい回等してますので一度ごらんになってはいかがでしょう? http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5483033.html  後、補足しますが・・・ >お札の数を増やして景気を良くするのが手っ取り早いのではないでしょうか?  逆ですね。現在お札の数が増えれば景気が急速に悪化します。

関連するQ&A

専門家に質問してみよう