• ベストアンサー

デフレ経済について

 日本は、デフレ現象で、経済が低調であると言われています。日銀がその対策として、利下げから、金融緩和策を行い、市場にお金をダブつかせてデフレ経済の解消を図っているとなっております。私は、このことは、「お札を多く刷るとインフレになる」政策と考えますが、具体的に、市場にお金をダブつかせるということがよくわかりません。分かりやすくお答えいただきたいと思います。

  • 経済
  • 回答数3
  • ありがとう数8

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

>「お札を多く刷るとインフレになる」政策と考えますが、具体的に、市場にお金をダブつかせるということがよくわかりません。  誤解があるようなので少し説明したいと思います。  だぶつくということに関する説明が先になりますが、まずお金の流れから説明します。  中央銀行が銀行融資・債券買取などにより市中銀行(市場)にお金を供給します(マネタリーベース増加)。この後、銀行と企業・民間との間でお金が行き交うことで消費されるお金の量が増やします(マネーストック増加)。  一般的にインフレ率はマネーストックの量に影響されます。マネーストックが増加するということは通貨流通量が増えているので景気を押し上げる方向に作用し結果として好景気に、マネーストックが減少するというころは通貨流通量が減少しているので景気を押し下げる方向に作用し結果不景気になります。 ※だいたいマネーストックは仕様想像による乗数効果からマネタリーベースの数倍が  以上のことから日本やその他各国もお金の供給量を増やせば市中銀行と企業や民間にお金が行き交う、つまり通貨流通量が増えていくので景気を押し上げ、結果好景気になると考えています。このため各国の中央銀行は国債などを買取、市中にお金を供給する金融緩和政策を行っています。  さてお金がだぶつくとは、お金が有り余ってしまっている状態を指します。つまり中央銀行は市中銀行にお金を供給するのですが、企業や民間が借金の返済に回ったり、借金をしない状況もしくは銀行が貸倒れを気にして貸し出せない状況になっているのです。  銀行が企業や民間にお金の貸し出しが増えない状況では、企業や民間との間にお金が行き交う量が減ってしまうのでマネーストックが減少し景気を押し下げ、結果的に不景気になるもしくは不景気から抜け出せなくなっています。  余談ですが、現在アメリカの中央銀行(FRB)がデフレにならないため過去の日本と同じように金融緩和政策でお金を市中に供給しています。このためマネタリーベースはリーマン・ショック前の3倍以上になっていますが、マネーストックはほとんど増えていません。  これは企業や民間が銀行から借りてくれない、もしくは銀行が貸し出せないためです。でも銀行は預金として預かってるお金で発生する金利をどこかで稼ぐ必要が出てきます。結果として日本と同じように米国債を購入するしかなくなっています。  またこの金融緩和政策は通貨量を増やしているので、結果としてドルの価値は下落していくことが考えられます。ドルの価値が下落するということは相対的に通貨量があまり変わっていない円の価値が高くなる円高の要因の一つになって言えるとも言えます。  だぶつかせることが目的ではなく、結果としてだぶついてしまっていると言えます。これを手っ取り早く解決するにはお金の需要を増やし、お金を借りて対応しないと損だという状況に持っていきお金の流通量を増やしていくことが考えられます。

ganndamusann
質問者

お礼

 しばらく不在でお礼が遅くなり申し訳ありません。大変わかりやすいご回答、ありがとうございました。

その他の回答 (2)

noname#124808
noname#124808
回答No.3

昔から、弱インフレ状態が、経済成長にとって良いとされてきたからです。デフレといっても、今のデフレは、アジア製品のダブ付きによるデフレです。 景気を維持したいなら、日本人は日本製品を買うのが好ましいのです。

ganndamusann
質問者

お礼

 お礼がおそくなり申し訳ありません。ご回答をいただきありがとうございました。

  • Broner
  • ベストアンサー率23% (129/554)
回答No.2

 何か嘘っぽい、『デフレ現象で、経済が低調であると言われています。』・・・ほんと ! ! ! ! ! ! ! ! デフレが原因で、経済は低調になりますか ? ? ? ? ? ? ? ? ずっとそう言っていて、何時までも経済が回復しない。 それは、別に原因があると思う。 需要が増える企業に、民間銀行が、融資をしないで、不景気を創造しているからです。 民間銀行が、不景気にして、不動産を下落させ、底値で買いあさっているからと、色んな本で説明それています。 だから、政府の「郵貯」で、需要が増える企業に融資したら、経済は回復すると思う。 国債、地方債も、民間銀行から取り上げ、郵貯で消化すれば、今の金利1.3% を 定期預金金利の0.5% 位で賄える。 これで、10兆円は節約できる。 こうすれば、民間銀行は、金利が貰えなくなるので、仕方なく、企業に融資するようになる。 そうなれば、市場に血液であるお金が流通し、自然と3年後ぐらいには景気は回復する。 需要が増える企業、工場をロボット運営させるための、ロボット産業、生活を豊かにする産業、医療機器を発展させる産業などあげればきりが無い、そうして、次に、不動産産業を振興させる、バブルで失敗した経験を元に、鉄道網を増設し、駅ちかの造成地を増産する、そして、公共機関や、娯楽施設なども、既設の都市と引けを取らない設備をしっかり作る。 不動産はここまでしないと、増産にはならない、欠陥不動産では役に立たないからだ。欠陥商品の増産はお断り。 そう、不景気の原因は、有権者がマスコミに簡単に誤魔化される、衆愚政治にあると思います。 頑張って、科学的合理的に考えて見てください。 そうすれば、おのずと、お金儲けの道も見えてきます。

ganndamusann
質問者

お礼

 しばらく不在でお礼が遅くなり申し訳ありません。懇切丁寧なご回答ありがとうございました。

関連するQ&A

  • ハイパーインフレを防ぐには

    「経済」コーナーでも質問していますが、ここでも質問させていただきます。 日銀の金融政策について質問があります。 現状のオペレーションでは資産デフレを解消できていないことから、日銀は株・社債・不動産の投資信託の購入に踏み切るべきだとの主張があります。インフレターゲットのアナウンスメント効果とこれらの政策をつなぎ合わせれば資産デフレを解消でき、マイルドなインフレを創出できるのではないかということです。 ここでいう株・社債・不動産の購入について、疑問があります。 これは、国債の日銀引受のように、新たなお金を日銀が市中に放出するという類のものですよね?もしそうだとすれば、もちろんハイパーインフレを起こす可能性もあると思われます。そこで、日銀が、このような資産購入を行いながらもハイパーインフレを起こさず、マイルドな資産インフレを維持していくためにはどのような方策が考えられるでしょうか? 詳しい方がいらっしゃれば是非お教えください。よろしくお願いします。

  • デフレ対策について

    今、日本経済はデフレに突入しようとしています(現にデフレかもしれない)。 そこでデフレ対策に円安政策・金融緩和・不良債権処理などと言われていますが、 それは一体どのようなものなのかが分かりません。 その説明が載ってるホームページでもいいのでとにかく教えて下さい。 お願いします。

  • 日銀の金融政策

    日銀の金融政策について質問があります。 現状のオペレーションでは資産デフレを解消できていないことから、日銀は株・社債・不動産の投資信託の購入に踏み切るべきだとの主張があります。インフレターゲットのアナウンスメント効果とこれらの政策をつなぎ合わせれば資産デフレを解消でき、マイルドなインフレを創出できるのではないかということです。 ここでいう株・社債・不動産の購入について、疑問があります。 これは、国債の日銀引受のように、新たなお金を日銀が市中に放出するという類のものですよね?もしそうだとすれば、もちろんハイパーインフレを起こす可能性もあると思われます。そこで、日銀が、このような資産購入を行いながらもハイパーインフレを起こさず、マイルドな資産インフレを維持していくためにはどのような方策が考えられるでしょうか? 詳しい方がいらっしゃれば是非お教えください。よろしくお願いします。

  • デフレについて教えてください。今、デフレが騒がれています。よくデフレ解

    デフレについて教えてください。今、デフレが騒がれています。よくデフレ解消のためにお札をたくさん発行すればよいという解決策が言われますが、なぜ政府はそのように(お札の大量発行)をしないのでしょうか?理由を教えてください。

  • 日銀の金融政策について

    日銀の金融政策について 日銀はインフレ時やデフレ時などにいろいろな金融政策を行うと思うのですが、この金融政策を行う際に、どこかから命令されて行うものなのでしょうか?もしくは日銀が率先して行うものなのでしょうか?その辺の制度を詳しく教えてください。

  • デフレとは?と日銀による国債購入とは?

    私は、全く経済・金融等を勉強してないですが、以前何度か日本が歴史上初めてデフレを経験していると聞いた事があります。米国の大恐慌は違うんでしょうか?かつてのイタリアやアルゼンチンはインフレなんですかね?もし分かれば、インフレやスタグフレーションというのもあったと思うので関連で教えて下さい。 もう一つは、これも何年か前だったか日銀が国債を購入したとニュースで言っていたと思うんですが、これはどういう事なんでしょうか?札を刷るみたいな気もしますが。何故したのか、一般的な方法なのか、他の国でも行われた事はありますか?これが可能なら、他にも他国が今までやったことはなくてもやれる事がありそうですが何かありますか?

  • 結局、円高とデフレの原因は日銀でしょ!?

    日銀の白川総裁の会見記事が、読売新聞に載っていたのですが、金融緩和の効果には限界があり、財政再建を急がないと国債の価値も危うくなる、 等どこの評論家も言っているようなことで、読んでてホントイライラしました。 日銀ウォッチャーとして名高い岩田規久男先生は、円高とデフレの根本的な原因は日銀の金融政策にある、とハッキリ言っています。金融緩和をチョコチョコ実施しているようですが、世界各国の中央銀行に比べると全然足りないとのことです。また日銀はデフレを容認するような発言、政策を繰り返しており、デフレ志向だと言って差し支えないとのことです。 一部で流行る陰謀論や、映画の「バブルへGO」のオチじゃないですが、日銀は円高で得をする勢力と組んでるんじゃないでしょうか? 原発反対のデモをする方々は、それも意義はあるんでしょうが、その活動力があったら一部人員を回して、日銀の前でデモをしてもらってもいいんじゃないでしょうか? あるいはトヨタ始め円高で苦しいと言っている大企業の幹部の方々にデモ参加していただいた方が、インパクトはあると思いますが。

  • 政策金利を0%近く下げると普通はどうなるのですか?

    日銀が政策金利を0%近くまで引き下げても 景気回復が進まなかったことから、 2001年3月に量的緩和策を初めて導入しました。 具体的には、公開市場操作で金融機関から国債を大量に買い入れ、 銀行などが日銀に開いている当座預金口座の残高を目標額まで 増加させることにしました。 これにより、銀行に融資の積極化や債券などの資産購入を促し、 経済の活性化を図ろうというものです。 日銀は06年3月にこの政策を解除しましたが、 13年4月に操作目標を再び金利から量に移す 「量的・質的金融緩和策」を導入しました。 また、米国の連邦準備制度理事会(FRB)や 欧州中央銀行(ECB)なども量的緩和策を導入しました。 政策金利を下げるだけでも今までは効果があったけれど それでもだめで、お金をじゃぶじゃぶ放り込んで インフレの状態にしているということなのですか? 教えて下さい宜しくおねがいします。(*´∀`)

  • アベノミクスは実体の無い弱く脆い経済ではないか?

    Wikiには、アベノミクスとは「デフレ経済を克服するためにインフレターゲットを設定し、これが達成されるまで日本銀行法改正も視野に、大胆な金融緩和措置を講ずるという金融政策」とありますが、これまでも、インフレターゲットを設定しようとしたり、円安にしようといろいろしてきましたが、うまくいかず、なのにとたんに、株価は15000円を超えようとして、円も100円/$になっている。本当は何が効いて、効果が出ているのでしょうか? 大胆な金融緩和措置という名のもと、これまでも赤字国債をじゃんじゃん発行してきており、その時だけは見た目は景気が維持されましたが、今回も後世にツケを回すから景気が見た目に良くなってきているのでしょうか? 良く分かりません。バブル経済のように、実は、実体の無い弱く脆い経済なのではないかと勘繰ってしまいます。

  • 消費税アップよりも先に日銀がお札を刷った方がいいのでは?

    先日も新聞トップに消費税アップに賛成者も多数、みたいな記事が載っていて、最近の経済面には相変わらずデフレがどうのこうの、という記事も載っていましたが、 増税よりも先に日銀がお札を刷った方がいいんじゃないでしょうか? どのぐらい紙幣が増えるとどのぐらいのインフレになるのか分かりませんが、今でもデフレなんだから、インフレの心配をしている場合ではないでしょうか? 私も難しい金融理論は分かりませんが、白川総裁は慎重に考えて金融政策を決めているようなことも書かれていますが、今慎重になることがどういうメリットになるのかよく分かりません。 中小企業も苦しいし、ワーキングプアの人も苦しいし、デフレなんだから、お札の数を増やして景気を良くするのが手っ取り早いのではないでしょうか? 景気が良くなれば、自然な税収増も期待できますよね? それとも日銀がマネーサプライを増やしても大企業にしかお金が回らない仕組みでも存在するのでしょうか?あるいは政府が保有している米国債が円建てで、円が安くなるとアメリカからにらまれるとか?でも外債って普通ドル建てなんじゃないですかね?