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墓や先祖って世界共通のもの?

taco8chの回答

  • taco8ch
  • ベストアンサー率7% (11/146)
回答No.28

何の気はなしに回答したつもりだったが、 やり取りを読んでいて、質問者のこの質問には、 重大な問題をはらんでいるように思えてきたぞ。 目に見える、あるいは記憶に残る親兄弟、一般的に言う「家族」が、 代々「墓」とか「お参り」、あるいは系図や伝承といった 可視的なモノや行為で意識される「先祖」という血縁集団と遊離している文化・宗教、 前者は大事にされるかもしれないが、後者においてはそれが欠落し、 場合によってはおざなりにされるとも捉えられる世界観がもしあるのなら、 先に引用した言説には例外や誤謬あるといえるのではないかという疑問、 質問者は、世界のどこかにはそんな文化や宗教があるかもしれないと、 ひとまず検証を試みている、と捉えてここまでは間違いないでしょうか。 多少の出入りはあったにしても、生まれた地で育ち子孫を残して生まれた地で死ぬ。 その子孫もまたその土地で一家を築く。 そこに一族の墓を建て墓参と管理が世代にわたって受け継がれていく。 やがて血縁集団が一定の土地でひとつの生産社会を形成するようになる。 場合によっては、故人が神になることもあったでしょう。 政治的な意味での古代の氏姓制もそれに十分加担したと思われます。 「土地」が、「人間」を釘付けにしてたわけです。 周知のとおり、ちょっと前まで日本でも、一家族三、四世代同居は普通の風景でした。 一家に十人近くの兄弟も珍しくはなかったと思います。 昔は「大家族」なんて言葉、あったのかしら。 ところが法的な定義はともあれ、「家族」の形態は近代以降、劇的な変化を遂げたわけですね。 戦争や国策として生めよ増やせよの一時的な増減はあったにしても、 「家族」は近代に入って明らかにそのあり方を変え、今も変え続けているように思います。 よりl第二次、第三次産業向けの生産社会にとって有用な形態に組みかえられてきた。 挙句、少子化ですわ。とほほ・・・ 「人間」を「土地」から引っこ抜き、産業構造上必要な箇所に一本々々仮打ちしている。 必要になればまた引っこ抜いて別の場所に打ち込む。 同時にどの土地の集団も裁断されてきたのではないかと思います。 現に工業化を遂げた日本は、それと同時に氏族社会をほぼ失いました。 (まさか、鳩山さん(っていうか小沢さん)、「戸籍制度」も廃止しないでしょうね?) 代わりに出現したのは、核家族であり、芥子粒のような「個人」であり、 成れの果てが荒れ放題の無縁仏です。 「家族」意識は首の皮一枚で繋がっているものの、 「先祖」とかいうレベルになるともう希薄か、透明になってしまったのかもしれない。 近代社会が理想とした「個人」の産声は、「先祖」の断末魔の声なのかもしれないですね。 結婚して親と同居しますか? ご親戚はご近所にお住まいですか? 墓の面倒を誰が見るかで親族会議とか開きません? 挙句、位牌だけを転勤のたびに持ち歩くみたいな? もしかしたらほったらかしの人も多いかもしれません? だって・・・介護老人の面倒も見ない(見れない)国が、死んだ人の面倒を見ると思う?(笑) #4の方がキリスト教の悪癖を指摘しています。 多くの新興宗教が、それだけでひとつの擬似家族社会を形成することを意図します。 日本のキリスト教の場合、仏教のような単に出家という形ではなく、 教団構成員すべてが、神を父として教義による価値観を共にする兄弟という体裁をとります。 「バーチャル家族」とも言うべきでしょうか。 むろんしかし、しばしば本当の血縁関係にある家族との利害衝突が起こります。 たとえば、自分の息子娘が若気の至りで入信したものの、 実際は、結婚や財産相続、葬式やお墓や遺骨といった現実的な壁にぶつかることになります。 決して表には出ないが、命にかかわる事故も起こっているのではないかと思うのです。 気楽で無責任な三男坊ならそのへんは易々と超えていくでしょう。 しかし少子化の今日、三男坊さえも貴重な存在なのですが。 キリスト教が古く根ざした地域は欧米ですが、 工業先進国もまた欧米に偏っているように思います。 産業革命はイギリスからフランスに発しました。 産業革命以前に七つの海を制覇したのは、ポルトガル、スペイン、オランダでした。 第三諸国のキリスト教国の多くはこれらの国々の植民地に始まりました。 そしてこれら欧州諸国が行き着いたのは、新大陸でした。 自称神の国アメリカは人間プランテーションによって生まれた人工国家という一面があります。 これは果たして偶然というべきでしょうか? 「人間」を引っこ抜き、縁もゆかりもない土地にまったく恣意的に配置してゆく社会はどこから来るのか。 ちなみに、世界宗教のキリスト教は「布教」という方法論を採った非常に攻撃的な一面を備えた宗教です。 もしかしたらキリスト教がその伏線になってはいまいか。 (かといって、氏神信仰のインガルス一家っていうのはちょっと見たくないかな・・・) ――しかし、日本はキリスト教国ではないにも関わらず、 アジア地域では一足早く先進的な工業発展を経験した国でした。 この特異性については、どう分析すべきでしょうかね?―― 話が反れましたので元に戻します。 質問者が探す、「墓や先祖を大事にすることをしない文化や宗教」、 地球上には、探せばどこかにそんな珍奇な社会があるかもしれません、が、 もしかしたらそれは灯台下暗しなのかもしれないですよ? (ありきたりの結論になった感はありますが。)

jive
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 「墓や先祖を大事にする」ことをしない文化や宗教、実はそれは日本のことじゃないのか、ということですね。 しかも、それは「親を大事にする」という「自明」であるはずのところの崩壊から端を発しているということですね。 「親を大事にする」ことについて議論する次元においては、もはや「墓や先祖を大事にする」かどうかは二の次三の次ですね。 こういう質問を立てた私も日本人ですし。日本人だからそういう風潮を知らず知らず感じて、こういう質問を立てていたのかもしれません。 どうもありがとうございました。

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