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ノロウイルス感染症の疑問
ノロウイルスに感染発病して凄まじい下痢に襲われることが度々ありとても困っています。同じものを食べても私だけ発病します。 酸性の環境に弱い腸炎ビブリオ菌などに感染し易いのは、私の胃液の酸性度が低いためと理解していましたが、酸性の胃液に強いと言われているノロウイルスにまで、他の人より感染発病し易い理由を理解できません。 「ノロウイルスに感染発病し易い血液型と、感染発病し難い血液型があり、ノロウイルスの種類により変わるが、O型の人に感染するノロウイルスの種類が非常に多いことが最近発見された。」と聞いておりますがほんとうでしょうか? 私はO型です。 「ノロウイルスに感染し発症するまでの潜伏期間は被感染者の体質により異なるが、一般的には24~48時間」と言われていますが、私は8~10時間で発症したことが多いと記憶しています。なぜこんなに早いのでしょうか? ノロウイルスに感染し発症すると、嘔吐することが多いようですが、私は嘔吐の経験はほとんどありません。これは早期に激しく下痢をして腸管内の圧力が高くならないためかと考えています。ノロウイルスは胃では増殖しないので、嘔吐は小腸の内容物が主体と思います。最初の下痢は直腸の内容物と水様便の混合物で3回目くらいはほとんど水分だけとなります。
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獣医師でウイルスに専門知識を有します。感染症の診断と伝染病発生時の防疫が主な仕事です。 診断については他の回答者さんが書かれているとおり、便を"顕微鏡で"調べてウイルス性の下痢であると診断できる方法はありません。 なので頻発する下痢が全てノロウイルスの感染によるものという確証はありませんし、実際問題その可能性は低いと思います。 >酸性の胃液に強いと言われているノロウイルスにまで、他の人より感染発病し易い理由を理解できません。 罹患のしやすさに最も大きく影響するパラメータは、当然のことですが「病原体に暴露される頻度と暴露の程度」です。 上記の疑問は、他の人と質問者さんが「ノロウイルスに暴露される頻度と程度が同程度である」と仮定した場合に初めて"疑問"として成立するのですが、ごく素直に罹患率の差の原因を推察すれば、「質問者さんが他の人と比べて特別にノロウイルスに暴露される頻度が高い」ということになります。 そのことを裏付ける状況がなければ、「質問者さんの頻発する下痢は本当にノロウイルスか?」という疑問を抱くのが最もリーズナブルな推察でしょう。 また、 >潜伏期間が8~10時間と短い理由 これについては、まず「質問者さんが特別にノロウイルスに対する感受性が高い」可能性が考えられます。これだと上記の「質問者さんだけが高頻度に罹患する」ことと矛盾しないので、辻褄が合うように思えます。 ただし、これも上記と同様、「実はノロウイルスによる下痢ではなかった」という可能性も依然否定できません。 また、ほとんどの場合で嘔吐がない、という状況も、ノロウイルスではなかったという推察を支持していますね。ただしこれも病態は全ての人で同様ではないので、個人差である可能性も否定できません。 二枚貝の生食というのは、実はこの数年のノロウイルス感染症(集団食中毒)の原因としては非常に希です。つまり現在のノロウイルスの感染は、汚染された二枚貝によるものではなく"ヒト→ヒト"でウイルスが伝搬していることによる、と考えて良いと思います。 同じものを食べても質問者さんだけが発病する、という現象も、「ノロウイルスではない」という推察をかなり強力に支持していると考えられます。質問者さんがノロウイルスに感受性が強い、と仮定しても、いつも質問者さんだけが罹患することの説明にはちょっと苦しいですから。 つまり、きちんとした診断を受けていない現状では、確定的なことは何も言えない、ということです。 余談ですが、 >ノロウイルスは胃では増殖しないので、嘔吐は小腸の内容物が主体 は概ね正しいです。厳密には"主体"ではないでしょうが。 吐瀉物の"主体"はあくまで胃内容です。腸管から逆流してきた十二指腸内容も僅かに混じっていて、それがウイルスを多量に含んでいるわけです。 1.ノロウイルスは胃では増殖しない 2.罹患者の吐瀉物は重要な感染源である(すなわち多量のウイルスを含む) 3.つまり、吐瀉物に含まれるウイルスは腸管から逆流してきたものなのだろう という推測は合ってます。 ノロウイルス感染症に限らず、激しい嘔吐の際には吐瀉物に胆汁が混じることがありますが、胆管は十二指腸に開口しているので、吐瀉物に胆汁が混じると言うことは十二指腸内容が逆流してきていることの証拠でもありますよね。 ただし、質問者さんがほとんど嘔吐しないことの推測で、 >早期に激しく下痢をして腸管内の圧力が高くならないためかと というのはあり得ません。腸管は水道管じゃありませんから、そういう仕組みにはなってません。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9 http://idsc.nih.go.jp/disease/norovirus/taio-b.html
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- USB99
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>O型の人に感染するノロウイルスの種類が非常に多い ノロウイルスのうちの一つがB型の人には感染できないというデータはありますが、全てのノロウイルスについて感染可能な血液型を調べてO型が多かったというデータはないと思います。 >下痢の症状と検体を顕微鏡で観察して、ウイルス性の下痢症です。 便中白血球を調べられているのでしょうが、細菌性腸炎に対する白血球の感度は低いので白血球が見つからなかったとしても細菌性でないとは言えません。また、ウイルス性腸炎と診断できる感度・特異度の高い所見もありません。 他の方もおっしゃるように、きちんと診断されたらいかがですか?最近は迅速診断キットもありますので、3万円(保険は効きません)も払えばキットを購入してくれると思います。
お礼
ご回答をありがとうございました。
- ocha12345
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> ノロウイルス感染症を病理学的に証明していただいていません。 > 症状の激しいときには検体をもって、主治医に診ていただきます。 > 下痢の症状と検体を顕微鏡で観察して、ウイルス性の下痢症です。 > ノロウイルスと思います」と言われて、点滴と乳酸菌製剤を処方して > くださいます。「下痢が苦しくとも下痢止めを飲まないこと」と > 注意されます。 PCRなどの検査キットを使っているわけではないのですね。状況証拠ですので、ノロウイルスかどうかは怪しいです。 たとえ、ノロだと分かっても結局は対症療法しかないので、下痢が治まるまで体力維持の方策をとるしかありません。 > 嘔吐が小腸の内容物と推定した理由は「嘔吐物の処理が悪くてノロの > 集団感染が発生しているのは、強い酸性の環境である胃の中でノロ > ウイルスが増殖するとは考えられない」との素人の推論です。 であれば、それは間違いです。 吐瀉物の位置と増殖部位は上記のようには関連しません。 > 私は2枚貝を生または加熱不足で食べたときに発症することが多いと > 思います。過敏性腸症候群の症状はありません。下痢の症状は3回目 > くらいから水様性となり、一日に20回以上下痢を繰り返しますが、 > 2日くらいで回復します。 過敏性腸症候群の症状はない、と言い切ることのできる根拠が分かりません。 ストレス要因に心当たりがないからでしょうか? 実際にあなたを診ているわけではないので何とも申し上げられませんが、 随分断定的に考えておられるようですので、私からアドバイスできること も限られてしまいそうですね。 > 血液型と、感染発病の関係、潜伏期間が8~10時間と短い理由をお教え > いただければ幸いです。 お答えしようにも、それは私には分かりません。 他の専門家が答えてくれるのをお待ち下さい。 ご質問を読む限りでは私はノロではないという印象を受けたに過ぎません。 また、上記のような潜伏期間の短さなどについても理由が分かりませんし、 なによりもそれが正確な値かどうかの判断もつきません。 お役に立てず申し訳ありません。
お礼
ご回答を有難うございました。
- ocha12345
- ベストアンサー率84% (77/91)
医師ですが…。 ノロウイルス感染だと確定できる根拠があるのでしょうか? 確かに嘔吐は必須の症状ではありませんが、嘔吐の経験がほとんど無いということは、ひょっとしてノロの感染ではなく別な病因ではないのですか? 医療機関で「ノロウイルスだね」と判定されたのであればそうなのかもしれませんが…。 また、嘔吐が小腸の内容物というのもよく分かりません。これも根拠を知りたいところです。吐瀉物は通常、胃の内容物です。幽門という関所があって、そこが閉まっているから胃の内容物を吐き出せるのです。もし本当に十二指腸や小腸の内容物だとすればそれはノロどころの話ではなく、幽門に問題があると考えるべきです。 下痢になりやすいということであれば、過敏性腸症候群の可能性はありませんか? いずれにしても、ご質問の内容を拝見するにどうもノロ感染ではないようにお見受けします。
お礼
ご回答を有難うございました。
補足
早速のご回答をありがとうございました。 ノロウイルス感染症を病理学的に証明していただいていません。症状の激しいときには検体をもって、主治医に診ていただきます。下痢の症状と検体を顕微鏡で観察して、ウイルス性の下痢症です。ノロウイルスと思います」と言われて、点滴と乳酸菌製剤を処方してくださいます。「下痢が苦しくとも下痢止めを飲まないこと」と注意されます。 嘔吐が小腸の内容物と推定した理由は「嘔吐物の処理が悪くてノロの集団感染が発生しているのは、強い酸性の環境である胃の中でノロウイルスが増殖するとは考えられない」との素人の推論です。 私は2枚貝を生または加熱不足で食べたときに発症することが多いと思います。過敏性腸症候群の症状はありません。下痢の症状は3回目くらいから水様性となり、一日に20回以上下痢を繰り返しますが、2日くらいで回復します。 発熱のあることは少なく、腹痛も強烈な便意だけのことが多いです。 血液型と、感染発病の関係、潜伏期間が8~10時間と短い理由をお教えいただければ幸いです。 よろしくお願い申し上げます。
- nasu2355
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私もつい最近、感染性胃腸炎と診断され、会社を休みました。 私の場合深夜、寝ていて急にお腹が痛くなり強烈な下痢にみまわれ トイレに数回駆け込みました。 その後も体中がだるく朝、熱はないもののその日の夕方には発熱。 朝病院にて診断を受けた時は具体的にノロとロタとかいうウイルス名はでてきませんでしたが、 ウイルスにも種類がいくつかあるようですからウイルスの種類によって また本人の胃腸の調子、体調によって発症までの時間が違うのでは?
お礼
詳細なご回答をいただきまして誠にありがとうございます。 激しい下痢でも、仕事を休めない時の急激で、頻回の下痢に苦しみました。 最初は下痢を避けるため、水分を口にしないで仕事を続け、脱水症になり、意識を失いそうになったことがあります。 この時医師から、下痢を恐れずに紅茶を積極的に飲むよう指示され、続けています。その後スポーツ飲料が簡単に手に入るようになりましたので、こちらを飲用して、速やかにウイルスか細菌を排泄するようにしております。 退職してからは、激しい下痢が始まれば外出を避けています。しかしどうしても出掛けなければならないときがあり、トイレ探しに苦労することがあります。