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保険代理店の会計処理について

ok2007の回答

  • ok2007
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回答No.2

補足的にいくつかコメントしてみます。 発生主義にいう「発生」は、「入金=発生」でもなければ「契約=発生」でもありません。このことは、「契約=発生」となる例外的場合を金融商品に関する会計基準7項が(資産負債の観点より)定めていること、及び同基準 注3が(同じく資産負債の観点より)「入金=発生」・「契約=発生」いずれでもないことを注意的に規定していることからも、明らかです。なお、お書きの手数料は役務提供の対価と思われます。 法人の会計は、発生主義によらなければならず、現金主義は認められません(企業会計原則 第二 1 A、保険業法54条など)。入金時に収益を計上する現金主義への変更は、会計基準に反する変更であって認められません。 もっとも、会計基準は、その準拠のために過剰な事務負担をも要求するものではありません。会計基準自体が、既にご回答のあるとおり、重要性に乏しいものにつき簡便な方法によることを認めています(企業会計原則注解 注1)。 3月にある程度まで未収計上なさっているのは、発生主義の要求に応えるものだといえます。また、その処理は事務手続上可能な限りで行っており、かつ、完全に正確な数値との差額は、売上高(及び連結売上高)と比べて寡少なのではないでしょうか。そうであれば、重要性の原則により認められるところだと思われます。 他の保険代理店の事例ですが、手数料はすべて現金主義との事例を聞いたことがあります。もっとも、あくまでもひとつの例でしかありません。 なお、子会社が会計方針を変更したいときは、原則として事前に親会社へ打診すべきです。会計方針は有価証券報告書等に記載され開示される事項ですし、親子会社間では原則として会計処理を統一させる必要があるからです。その延長として、会計処理につき疑問点があれば、親会社へ問い合わせてみてもよいものと思います。 また、以上は制度決算の話であって、月次決算は法人の自由選択に任されており、法人が選択するのであれば現金主義でも特に問題ありません。

aki567
質問者

お礼

ありがとうございます。 現金主義、発生主義は失念していました。目先の効率化にとらわれていたようです。 この業界はやはり特殊で、難しいようです。ERPでもそういう導入事例はないようです。全国的にも多くあり、ニーズがあるはずなのに無いということは処理が難しいということでしょう。税務調査でも納得できないものの、こうするべきだと言う指導もできないことから、指摘されません。僅少であることも一因だとは思いますが。

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