MLB事情に詳しい方、お願いします

質問

花巻東・菊池選手のことで新人選手のメジャー流出問題が話題になってますが、今回はその是非のことではなく。。。

自分が気になっていることは、MLBの日本人新人選手の獲得が自由競争によってなされていることです。
去年の田沢選手のときもいろんな球団が手を上げる中、結局資金力のあるレッドソックスに決まったと記憶しています。
資金力の少ない他のMLB球団にとってはアンフェアな争奪戦になりますよね。
かといってMLBのドラフトは夏に開催されますから、日本人選手をMLBドラフトで指名するのは難しいとは思いますけど。

その辺の問題提起って、MLB内では議論されてたりするんでしょうか？

回答No.1

2003FLO · ベストアンサー

現在のところ、MLBドラフトの対象がアメリカ・カナダと中米周辺諸国に限定されています(と言ってもほとんどの中米諸国は自由競争です)ので、その他の地域からMLBを目指す場合、自由競争となるのは致し方ないところです(むしろ代理人の存在のおかげでドラフトで指名する方が契約金が高騰する傾向があり、中米、アジアなど野球のレベルが高い地域からの選手獲得する方が安上がり、と言う現実もあります)。
　MLBドラフトについては、一部には世界ドラフトを実施しようと企てている勢力もあるようですが、代理人の問題、それぞれの国の事情と、上記の契約金に関する部分の問題がネックとなり、二の足を踏んでいるのが現実であります。
　後、資金力の少ない球団にとってはアンフェアな争奪戦になる、と言うことですが、これはむしろ本人の意思と代理人の問題の方が大きいです。顧客の意思を最大限に尊重するか、自分の利益を優先させるかの違いではありますが、人気球団・金満球団が獲得の意思を見せるとどうしても契約金が高騰する傾向にあります。(いわば代理人がこの事実を交渉の材料、いわゆる「ふっかける」訳ですが)したがって結果的に資金力のある球団に決まってしまう訳です。(選手本人が人気球団を志望している現実も大きいです)

お礼

私はほとんどNPBしか見ないのでわからなかったんですが、MLBはドラフト指名選手のほうが高額な年棒になることもあるんですね。
てっきりイメージとして「自由競争＝金満球団有利」「ドラフト＝戦力の均衡化」というものがあったので。
日本との一番の大きな違いは代理人の存在感の大きさでしょうかね。
いろいろ教えていただきありがとうございました。

回答No.2

tontondank

日本の選手はMLBのドラフトの対象外になります。ただアメリカの学校等へ留学したりしている選手はドラフトの対象になります。選手にとってはドラフト対象外の方がチームを選択できますし、契約金等も複数チーム争奪戦などによって吊り上げることもでき有利でしょう。先日、今春のWBCで話題になったキューバの160km左腕チャップマンが亡命しましたが、アメリカへ亡命するとドラフト対象になってしまいますので、わざわざ第三国への亡命手続きを進めているようです。

ただ最近ではMLBでも、NPBでいえば江川、長野のように指名を拒否して、1年間独立リーグ等でプレーし、翌年、より条件のいいチームからの指名を待つといったことも増えてきており、国外選手の自由獲得とともに問題となっています。

お礼

MLBドラフトの詳しい事情まで教えていただきありがとうございました。
完璧な制度はないとはおもいますが、MLBも色々と苦労しているんですね。