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村上春樹現象は 異常ではないでしょうか?

moumougooの回答

  • moumougoo
  • ベストアンサー率38% (35/90)
回答No.15

質問者様の願うように、盛り上がってきていますか? 私が言っているのは、哲学なら、彼の書く失われたもの(喪失感?)を、ちゃんと記述できるのか?ということです。 それができなければ、問題定義ができないので、実践として事態の解決はできないと思います。 記述できないのであれば、あなたのいう哲学こそ、かれの戦おうとしていることに対して無力なのではないしょうか? 記述できるというのであれば、なぜ文学があるのか、もう一度よく考えてみてください。 というかんじですがどうですか?

bragelonne
質問者

お礼

 moumougoo さん ご回答をありがとうございます。いわば日本のためですので ご投稿を必要なかぎりで よろしくお願いいたします。  ★ 《失われたもの(喪失感?)》という問題の定義  ☆ これは 《我れに還る》というときの《我れ》つまり《わたし》だと思いますよ。  ○ 存在論です。  ○ 《わたしがわたしである》 あるいは 《わたしがわたしする》という現実の命題。  ○ もしくは これを・つまり《存在》を 関係性において捉えた場合です。  ○ したがって たとえば 信頼関係などです。  いえ ですから そのような問題ないし命題を 村上もその作品の中に 取り上げていると思いますよ。そういう方向性はあるのぢゃないですか。  ▲ 風 ないし 風の歌。あるいは 象が平原に還る日。  ☆ などと言ったくらいですから。そしてその主題を すべて どうしたことか 雲霧の中に放り込んでしまう。  しかも この作品とその読者が 一部の範囲にとどまっているのなら 問題はちいさい。あるいは 範囲というより 社会現象になるかどうかですね。なれば 広く評価の対象になるでしょうし 批判の矢面に立たされるのも 必然です。  ところが 外国で評価されたとなると 日本人は もうその評価に従わなくてはならないと思いこんでしまう傾向があるのではないですか? とうぜん この評価については 吟味し検証しなければいけない。そういう問題です。  ★ なぜ文学があるのか、もう一度よく考えてみてください。  ☆ 哲学による評価とは別に この作品を文学として賞味する人びとがいることは 何ら扱っていませんよ。干渉するものではありません。そうではなく 社会現象として問題にしています。  * 《喪失感》そのものを 哲学が記述できるか? という問いでしたら たしかにその記述は 文学としての表現のほうが 現実感をもって描くことができると思います。哲学は 一般論としての分析になります。  文学は 現実の人間に即したそのときそのときの一回きりの思いや行動をあつかうわけですから きわめて現実性を醸し出せます。――ただし その方向性を見失っている状態や情況だけを描き出した場合には どうなんでしょう? 微妙に そこでは おもしろいかどうかで 見解が分かれるのではないでしょうか? 哲学からいけば それではだめだと見るでしょうね。

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