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複素積分について

 複素数cと実数ξとし、       f(z)=(e^(iξz))/(z-c) という複素関数を考えます。  lr={z=t ; -r<t<r} 、Cr+={z=re^(it) ; 0≦t≦π} 、 Cr-={z=re^(-it) ; 0≦t≦π} として、lrとCr+を合わせた曲線をγ+、lrとCr-を合わせた曲線をγ-とします。  ここで、  (1)Im c≠0、|c|<rとしたとき、f(z)のγ+、γ-上の積分  (2)Im c≠0、ξ≠0のとき、実軸上の積分、          ∫[-r,r] f(x)dx , r→∞ という問題なのですが、(1)については、  )Im c>0のとき    γ-上の積分の積分は、Cauchyの積分定理により、∫[γ-] f(z)dz=0。    また、γ+上の積分は、留数定理により、∫[γ+] f(z)dz=2πie^(iξc)。  )Im c<0のとき    γ+上の積分の積分は、Cauchyの積分定理により、∫[γ+] f(z)dz=0。    また、γ-上の積分は、留数定理により、∫[γ-] f(z)dz=2πie^(iξc)。  となると思うのですが、これで大丈夫なのでしょうか? また、(2)については、  ∫[γ+] f(z)dz + ∫[γ-] f(z)dz =∫[Cr+] f(z)dz +∫[Cr-] f(z)dz+2∫[lr] f(x)dx と考えたのですが、左辺については、Im cの符号によらず4πie^(iξc)となると思いますが、右辺については、よくわからなくなってしまいました。どのようにして、考えていけばよいのでしょうか?どなたかお力添えよろしくお願いします。  読みにくい文章で申し訳ないのですが、よろしくお願いします。

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  • PRFRD
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回答No.1

Cr- の向き付けが記述されていませんが,適当に推測してやります. (1) はOKです. (2) はその方針ではダメで,以下のようにやります: Im[c] > 0, ξ > 0 のとき,  ∫[-r,r] f(z) dz + ∫[Cr+] f(z) dz = ∫[τ+] f(z) dz であり,(1) から右辺 = 2πi exp(iξc) が分かっています, 以下,左辺第2項が r → ∞ でゼロに収束することを示すことで  lim[r→∞] ∫[-r,r] f(z) dz = 2πi exp(iξc) を示します. (これ以外の Im[c], ξ の符号パターンに対しても,  適切な積分路を取って評価する,ということをします) z = r exp(it) と置いて Cr+ の項を評価すると  ∫[0,π] f(r exp(it)) r i exp(it) dt になり,絶対値を取って被積分項を見ると  |f(r exp(it)) r| = exp(-ξrsin(t)) / |exp(it) - c/r| みたいに評価できます.よって t ≠ 0, π として極限を取ると  |f(r exp(it)) r| → 0 (r → ∞) となり,適当に積分と極限をひっくり返して  ∫[Cr+] f(z) dz → 0 (r → ∞) が示され,目的の積分の評価ができたことになります. なお,この計算では積分路を Cr+ に取ったことが重要で, もし Cr- に取ってしまうと,積分が評価できません. これは z = x + iy と置いたときの y → ∞ と y → -∞ の f(z) の振る舞いの違いを見るとわかります.

nooozo
質問者

お礼

遅くなりましたが、ご返答ありがとうございます。 Cr-の向き付けはtが増加する方に向きを入れるという感じです。 この場合、Cr+、Cr-によらず積分評価ができると考えておりましたが、 違うのですね。 ご丁寧な解説感謝いたします。どうもありがとうございます。

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