- ベストアンサー
ラプラス変換に関連した問題です
F(t)=∫ f(t-s)g(s) ds [0,t] で定義されるF(t)について質問します。 このF(t)をf(t)のラプラス変換f(p)と、g(t)のラプラス変換g(p)を用いて表したいのですが どうやってやればよいのかアドバイスをよろしくお願いします
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
記号を変えさせて頂きます。 h(t)=∫ f(t-τ)g(τ) dτ [0,t] h=f*g (*は合成積を表す記号)とする。L{h(t)}でh(t)のラプラス変換を表す記号とする。 L{h(t)}=L{f*g}=∫[0,∞](∫ f(t-τ)g(τ) dτ [0,t])e^(-st)dt L{f(t)}=F(s) L{g(t)}=G(s) で表す。(sの実部R[s]で積分は絶対収束を仮定) F(s)G(s) ={∫[0,∞]f(u)e^(-su)du}・{∫[0,∞]g(v)e^(-sv)dv} =∫∫f(u)g(v)e^(-s(u+v))dudv・・・・・(1) (積分領域:u>0 , v>0) 今、u=t-τ、v=τとして(t,τ)面で変数変換する。すると du=dt、dv=dτ そうすると(1)の右辺は ∫∫f(u)g(v)e^(-s(u+v))dudv =∫∫f(t-τ)g(τ)e^(-st)dtdτ =∫[0,∞](∫ f(t-τ)g(τ) dτ [0,t])e^(-st)dt =L{h(t)} =L{f*g} よってL{f*g}=L{f(t)}・L{g(t)}=F(s)G(s) つまり、合成積のラプラス変換は、各の関数のラプラス変換の積で表せる。
お礼
早速のお返事、ありがとうございます。 大変参考になりました。