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Z会の問題、今まで見たこともない漸化式

wloopの回答

  • wloop
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回答No.8

#4です。 >f[n]≠2であればf[1]≠2 >というのはすぐには分からないのではないでしょうか? これは実際グラフを書いてみないとわからないと思います。 グラフを書いてみてください。 x≧0の範囲でy=g(x)のグラフを書くと、x=0,2^(1/2)-1,2の3点が 不動点(y=xとの交点)であることが分かります。 g(x)はx>2で減少しますが、x>2でg(x)=2^(1/2)-1となる点 をx0で表します。値はx0=12.789…です。 以下はy=g(x)とy=xのグラフ 及び漸化式f[n]=g(f[n+1])からわかることですが (fに関する漸化式を使ってfの値をもどす手順ですが まずy=g(x)にx=f[n]を代入しy=g(x)上の点A(f[n],f[n-1])をもとめます。 f[n-1]がy座標としてもとまります。次にその点からx軸に平行に線を引きy=xとの 交点B(f[n-1],f[n-1])を求めます。その交点Bからy軸に平行に線を引きy=g(x) との交点Cを求めるとその点Cは(f[n-1],f[n-2])となりf[n-2]がy座標として もとまります。再度C点からx軸に平行に線を引き... と同じ操作を繰り返すと順にf[n-1],f[n-2],f[n-3]…ともとまります。) a[n]>0よりf[n]>0の場合のみ考えます。場合わけして考えます。 (1)0<f[n]<2^(1/2)-1の場合はfに関する漸化式で fの値をもどしていくとその値は上から0に近づくことが わかります。したがってf[1]≠2。 (2)f[n]=2^(1/2)-1の場合は、これは不動点ですので f[1]=f[n]≠2。 (3)2^(1/2)-1<f[n]<2の場合、この場合はfに関する漸化式で fの値をもどしていくとその値は下から2に近づくことが わかりますが極限の値として2になるわけで有限回では 2の値に戻りません。したがってf[1]≠2。 (ここも丁寧にいうとめんどうかも知れませんが、似たような状況として はじめに0<s(n)<1にある値が漸化式s(n-1)=s(n)^2つまり二次関数で 表される漸化式でsの値を戻していく場合を考えてください。 s(n-r)=(s(n))^(2^r)となり0に収束しますが有限回では0になりません。 実際(x,y)=(2,2)近傍ではg(x)は-1/2・(x-2)^2+2と二次関数で近似できます。) (4)f[n]=2の場合は、不動点ですから漸化式でfの値を もどしても値はかわりません。したがってf[1]=f[n]=2。 (5)2<f[n]<x0の場合、この場合は2^(1/2)-1<f[n-1]<2となるので fの値をもどしていく操作は(3)に帰着しますので有限回では 2の値に戻りません。したがってf[1]≠2。 (6)f[n]=x0の場合、f[n-1]=2^(1/2)-1となり以降のfの値を 戻していく操作は(2)に帰着します。したがってf[1]=f[n-1]≠2。 (7)x0<f[n]の場合、0<f[n-1]<2^(1/2)-1となり以降のfの値を 戻していく操作は(1)に帰着します。したがってf[1]≠2。 以上よりf[n]≠2ならf[1]≠2がわかります。つまりf[1]=2となるのは 値の変えない数列:f[n]=2の場合のときのみというのが分かります。 文章で説明すると長くなりますがグラフをみると明らかだと思います。 漸化式が一般の非線形な式で表されているので一般項を式で表すのは 難しいと思われますが、初期条件から、求める数列が漸化式の不動点 にあたる特別な場合なので一般項が簡単にあらわせたのだ と思います。

katadanaoki
質問者

お礼

まことに恐縮です。じっくり拝読いたしました。 グラフも書きました。 不動点は(2,2)のほかに(2^(1/2)-1,2^(1/2)-1)もあるので、 初期条件a[1]=1、a[2]=2 を a[1]=1、a[2]=2^(1/2)-1 に変えると、一般項は、 a[n]={2^(1/2)-1}^(n-1) となるのですね。 a[n+1]=f(a[n]) という形の数列の挙動や極限は、カオス理論のロジスティック写像というもので見たことありましたが、 数列の比f[n]=a[n+1]/a[n]と 逆写像f[n]=g(f[n+1])を考えることは、初めて見ました。 数列の比を考えることは、数列から生成される関数の収束半径を考えるのに役立ちそうですが、逆写像というものがどれくらい役立つのかは想像できません。

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