日本が死刑を維持している原因

質問

日本国民の中にも昔から死刑に反対する考えがあり、期間の長短を問わず、死刑の執行がなかった時期は歴史上何度かあったのだが、明治維新で近代国家になった後も、死刑制度は維持され、死刑は執行されてきた。日本国憲法施行後は成人の普通選挙制度になり、おおむね国民の多数意見が反映される政治制度になったが、現在まで死刑制度も執行も維持されている。つまり国民も国会議員も、積極的な支持、消極的な支持、どちらともいえない、わからない、などの意見の合計は、廃止を求める意見より常に多数派だった。

質問は下記の二つ。

日本が死刑を維持している原因（イコール、廃止の意見が国民と国会議員の多数派にならなかった原因(一つとは限らない、複数の原因が重なっている場合もある））は何か。

例えば、5年以内に執行の停止、10年以内に法律上の廃止と既存死刑囚を廃止後の最高刑へ減刑する目標を立てた場合、それを実現する（イコール、廃止の意見が国民と国会議員の多数派になる）ためには何が必要か。

上記の質問について、私としては個人的に考えはあるのだが、それを提示すると誘導尋問や質問と称する賛同意見募集のようになる可能性があるので、廃止派はもちろん、支持派も、わからない、どちらともいえない、などの意見の人も含めて多くの人の見解をうかがいたい。できれば、根拠がない（個人の思い込みで言ってるだけで証拠がない）見解や方法論よりも、根拠がある（仮説でもある程度の間接証拠や状況証拠の積み重ねがある）見解や方法論を期待して、皆様の見解をうかがいたい。

回答No.6

mokemoke_z

治安が悪くなってきてると言ってもまだまだ日本の治安の良さは世界トップレベルですから、
「現状維持」論が強いのは当然と言えば当然なのではないでしょうか。

自分はむしろ今の日本のシステム（交番など含めた広い意味で）を世界中が真似すべきだと思います。

お礼

回答ありがとうございました。

回答No.5

jack-a3

根拠があるかどうかは分かりませんが、、、

死刑制度を維持している原因
裁判所が死刑を宣告する事件において、報道される事件の内容や犯人の残忍さ、
誤審の可能性などを踏まえて、その判定に大多数の国民が納得しているからでしょう。
被告以外が犯人である可能性があり得ず、動機が身勝手で許容しがたく、
残忍な方法で複数人を殺害しないと死刑判決ってなかなか出ないですよね。
そういった運用が厳格に行われてることに概ね納得している人が多数なのでしょう。
また、自分がそこまでの悪事を働くことは考えていないので、自分の身に降り掛かる
ことはまったく想定してないですからしょせん他人事です。
他人事で自分に関係ないと思っている制度について、思想やポリシーのレベルで考えて
制度を変えようとするモチベーションはなかなか維持できないでしょう。
それ以外に考えなきゃならないこと、切羽詰まったことはいくらでもありますから。

死刑制度廃止に必要なこと
上記を踏まえて考えると、一番手っとり早いのはスキャンダルが起こることでしょう。
すなわち、死刑判決を受けて死刑執行された後に別の真犯人が見つかった！　という
事件が１年の間に２つくらい発生すると国民感情は一気に死刑廃止に向かうのでは？
過去に誤審で死刑判決を受けた事件があるよ、と紹介してもいいのですが
正直何十年も前の事件ではインパクトに欠けます。
最近の科学的な捜査による証拠が積み上げられ公開された事件である方がよく、
誤審だと分かった時に当時の報道映像が残っていて、かつ被告側、被害者側共に
関係者がまだ存命でマスコミに追いかけ回される。もちろん警察関係者や司法関係者も。
…ってなことがあるとずいぶん状況が分かると思いませんか？

もうすぐ裁判員制度が始まりますが、それによる判決で誤審が発覚するようなことが
あればどうなるか分かりませんよ。

お礼

回答ありがとうございました。

回答No.4

nishikasai

日本が死刑を維持している理由は無宗教だからだと考えます。
日本人の考え方→正常
西洋人の考え方→キリスト教の「汝の敵を愛せよ」というおかしな教えから来た考えで西洋人はおかしい。

死刑廃止論について
死刑を廃止すると終身刑がそれに代わる。
終身刑はとんでもない極悪人を冷暖房つき、健康的食事つき、医療つきでお世話をすることです。おまけに受刑者が年をとると懲役が免除されて死ぬまで十分な看護を受けることができるのです。罪を犯していないホームレスは野垂れ死にです。おかしい！

お礼

回答ありがとうございました。

回答No.3

augustinus

日本が死刑を廃止できていない原因としては、
１、既に最高裁判決で死刑の合憲が判例として出ている
２、犯罪の低年齢化に伴い少年法の見直しや厳罰化など世間的な風潮が刑罰の軽減に動いていない
３、アメリカが国連の死刑廃止の任意条項を批准していない
ことが考えられます。
また現在の景気低迷による社会不安が拍車をかけています。

現状から死刑を廃止に導くためには、死刑にされた後で、冤罪と判明したケースが公表され、国民感情が死刑に疑問符を持ち、その際、既に景気が回復していて社会不安が払拭されていること。
そして、アメリカが死刑廃止の国連の任意条項を批准するか、もしくは日本が政治的にアメリカから離れているという場合に実現する可能性が高くなると考えられます。
人為的にはかなり難しい状況ではないかと思います。

お礼

回答ありがとうございました。

回答No.2

Bayonets

日本は明治以後『仇討ち』が禁止されましたが、日本人の心の奥底には仇討ち容認があると思います。
『皆に代わってお上が仇討ちする…だから仇討ち禁止』という考え方ではないでしょうかね。

実際に死刑廃止にするには終身刑からある懲役刑全てにわたって懲役年数を見直す必要があると思います。
今のままの終身刑制度では死刑廃止に賛同いたしかねます。

お礼

回答ありがとうございました。

回答No.1

noname#155097

＞日本が死刑を維持している原因は何か。

極悪非道な犯人をぶち殺してやりたいと思う人が
圧倒的に多いからでは。

＞それを実現する（イコール、廃止の意見が国民と国会議員の多数派になる）ためには何が必要か。

国民の広範な支持かな。ありえないけど。

お礼

回答ありがとうございました。