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現代ではインド人も既製品のカレー粉!やガラムマサラを使うのか
カレーを6年くらい作っています。最初はド素人もいいところで、 まずはそれこそ秋葉原某店のカレーを模倣(盗む!)することから初めて、 徐々に高めていきました。合羽橋に行き調理道具を買い込み、 アメ横の大津屋さんでスパイスを買い込み…。 当初は独学でしたが、その後衝撃的な日本人伝道師の著作に巡り合い、 南インド料理の素晴らしさに開眼し、その後当該伝道師の講習に 通い詰めた時期がありました。 その後しばらくご無沙汰だったのですが、最近Youtubeで いろいろな現地のインドの方が調理ビデオを流しているのを見て、 再度の衝撃。多様性を認識し、前出伝道師以外の調理法を 素人流に(笑)多く実践しています。今日もパラク・ダールを 作りました。明日はギーを効かせたカッティ・ダールなどつくってみようと思います。 さて。インド人はカレー粉を使わない、もしくは、カレー粉という 概念自体インドにはない、という話がよく日本のカレー論客の間でされますが、 先日インド人の調理ビデオを見ていて、カレー粉を使っていたので ビックリしました。その色は明らかに銀座ナイルレストランの缶入り パウダーと同様の色、そしてガラムマサラの直後に投入していました。 現代インド人はマーケットで既製品の各種マサラを買う主婦が多くなった、 とは聞いていましたが、カレー粉というのはイギリス人が考案した ミックススパイスであり、インドでは料理・気候・体調に合わせて 用いるスパイスは千差万別とのことでした。 しかし、ビデオの解説の英語を聞いた限り、明らかに 「ミックスパウダー」と語っていましたし、レシピにも"Curry Powder"と 書いてありました(ガラムマサラとは別に)。3度目の衝撃でした。 その料理自体は、サーグチキンでした。ちょうどサーグ(ほうれん草)を 用いた肉カレーのレシピを探していたので、それがなければ 「インド人はカレー粉を使わない!」という固定観念に私もとり憑かれ続けて いたでしょう。 質問:現代の若いインド人は、もちろん個々のスパイスを単独で 使うケースが多いでしょうが、まさに日本人のアマチュアが使うような 「カレー粉」をつかったりもするんでしょうか?!特に、時間のない 共働き家庭の主婦など。ご教示ください!!
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インドに行った事はありませんが、タイ等ほかの「カレーを食べる国」の市場に行った経験で言うと、 ミックススパイスも使えば、単品スパイスも使います。 どちらかしか使わない。という人は少ないでしょう。 また、ビン缶入りのものは、現地では「高級品」扱いな場合が多いので、 一般家庭の主婦は、そういった大手メーカー販売の「カレーパウダー」をスーパーで買うまでもなく、 日常的な市場にて、ずだ袋に山盛りのスパイスを数え切れないほど積み上げたスパイス屋で、 「(チキンカレー用、魚カレー用、タンドリーチキン用等の)ミックスにしてくれ。」と一言いえば、 その場でスパイス屋の店員が、複数種類のスパイスを1個の袋に次々と入れ、「カレーパウダー」として(中にはコブミカンの葉やレモングラスなど「パウダーじゃない品」も入っていたりしますがw)売ってくれます。 自分で注文をつけ、アレは多めに、コレは入れないで、ソレは少なめに。なんて、自分ブレンドにしてもらう事も可能。 自分はお土産に、チキンカレー用ミックススパイスを10袋も購入し、カレーの匂いをプンプンさせて帰宅しました・x・ 「カレー粉」という概念がイギリス人考案なだけであって、 スパイスをミックスした物を販売するのは、昔のインドでもしていたと思いますよ。 ただそれが、「なんにでもコレを入れればカレーです」という品物ではなく、 チキン、魚、ラム、野菜、豆など、食材にあわせた「スパイスミックス」だったというだけでは。
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- gamebakari
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あなたのインド料理(っていうより「インド食」かな)に対するスタンスが概念化したところとリアルとのギャップである、ということでしょう。 例えば欧米の料理研究家が来日し日本の主婦のほとんどが「出しの素」を常用しだしのとり方すら知らないことに仰天する。 「なんでかつおを削らないんだ!」ってね。それとイコールだと思う。 頭で食べる、のも楽しいですよ。確かに。 しかし毎日そんなことやってられないよ、という現実がそこにある。 ハレとケのバランスをうまく使い分けるライフスタイルがあればそんなに驚くようなことではないでしょう。 そういう意味でユンソナ/モランボンのCMは的を得て面白いですね。 http://www3.atword.jp/tvjpg/archives/2461 >クノールトムヤンクンの素 15年位前にネイティブなメーカーのトムヤンクンの素をもらったことがあります。あれで「タイ」への認識が間違ってしまいましたが。
- ultraCS
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少なくとも日本のインド人コミュニティではカレー粉は普通に使っていますよ。それでも、日本人には思いつかないような美味しいインド料理をごちそうしてくれます。私はカレー粉を使っていたとしても美味しいものは美味しいと思います。 インドでも似たようなものだとその30代の友人達は言っています、デイリーフードですから、そこまで手間を掛けないのでしょう。 質問者様は、日本人の家庭ではそばやうどんを粉から打っていると思いますか、あるいは、西欧の家庭では毎日パンを焼いていると思うのでしょうか。または、今時、本来の意味での手前味噌の家庭なんてあると思いますか。中国ですらインスタントラーメンが幅をきかせているのに、何故、インド人だけが旧弊に固執していると思うのでしょう。 ちなみに、サンシャインのワールドインポートマートに行くと、こんな者までインスタント化されているのかとびっくりしますよ。 タイにはクノールトムヤンクンの素なんてのがあります。 日常食にタイしての認識を改めることをお奨めします。
- negitoro07
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それは、外国人が「日本人は鮨や刺身を食べるのに、魚をさばけないなんておかしい」と言い出すのと同じです。 また、昔は、日本の家庭には糠づけの壺がありましたが、今はどうでしょうか?漬物はスーパーで買う人の方が多いですよね。 特に共稼ぎが増えて、専業主婦がいなくなったり、近代化して家事の簡素化が進むと、どこの国でも伝統的な家庭観や料理の習慣も変わってきます。 インドのカレーも同じことでしょう。
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回答ありがとうございます。 確かに、日本の家庭でもできあいの惣菜を買うスタイルが 都市部・地方問わず浸透して久しいですからね…。 日本人はインド現地の、伝統的な調理法・栄養価に着目する。 外国人は日本の、和食の健康面・栄養価に着目する。 しかし実態は、現代の若い層では特にでしょうが、出来合いの 調味料を常備してちゃっちゃと済ませる場面が多いですからね。 仕方の無いことでしょうが、食の安全面が叫ばれる昨今、 ミックスモノに何が入っているかわからないという不安もあります (タマリンドペースト・既製品のチャトニなど)。
- バグース(@bagus3)
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さまざまなインド製のミックススパイスが販売されています。 売っているということは使っている人がけっこういるという ことではないでしょうか。 http://www.shapla.jp/menu-india.htm http://www.tirakita.com/food/id_spc_spc.shtml http://www.tirakita.com/food/fd_inscry.shtml ミックススパイスを使って料理するならともかく、 レトルトカレーまであるんですから http://www.tirakita.com/food/fd_rtrtcry.shtml
お礼
リンク先拝見させていただきました。 私もMDHのチャットマサラを使っていますが、その他の 「既製マサラ」と云えば、ガラムマサラ、せいぜいチキンマサラというのを 小耳に挟んだ程度でしたが、こんなにミックスパウダーがあるんですね…。 頭を丸めてもう一度勉強しなおします。ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。 貴重な現地での経験に基づくお話、大変参考になりました。 しかし、美味しんぼのカレー編でレヌ・アロラさんが 「インドにカレー粉なんてありませんよ」 と断言しているのが引っかかっていたんです。 前出伝道師曰く、彼ら(彼女ら)は自分のコミュニティの料理には 詳しい・プロレヴェルだが、その断言口調も相まって、誤解のもとと なることが多々ある、とのことでした。 ま、漫画の原作者が咀嚼した内容と、アロラ女史が本当に云わんとした 内容とが合致するとは思えないので、今は話し半分程度に考えています。