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どうも引っかかる慣用句
昔から聞くたび、読むたびに引っかかる慣用句があります。 ”雌雄を決する” ”雌雄”という字自体に勝敗や優劣という意味があるようです。 由来は古く中国の史記から来ているようで、そうなんだといってしまえばそれまでなのですが。 先日、テレビでこの言葉を耳にして改めて不快感を感じました。 史記や平家物語など古い書物ならともかく、何故このような女性蔑視のような言葉が未だに容認されてしまっているのでしょうか? 皆さんはどう思われますか?
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なにか“異様”に反発を受けていますね。 雌雄とわざわざ動物のような言い方をしているのはやはり家禽、家畜からのアナロジーなのではないかと思います。 隹は鳥ですから鶏の雌雄が意識にあるのでしょう。 鳥などがひなの時は雌雄がわからないのが成長のどこかの時点ではっきりと区別できるようになる。現代の都会人と違ってそういう経験が身近で、バックグラウンドとして階層に関係無く強くあったのではないでしょうか。 「字統」によると雌雄は老子に多用されているとのことで、雄は常に争う者の比喩として使われているようです。 動物学や生物学が一般的知識と化した今ではあやふやな意味にもなってしまっていますね。本気かどうか、反対の意味に捉えている人もいるぐらいですから。 だんだん使われなくなっているということは状況に則してきているのだと思います。勝敗を性の関係に単純に置き換えられる世の中ではなくなりつつあるのではないでしょうか。「雌雄を決する」は今やホモセクシャルな要素も感じさせますね。 スポーツなどでは決戦で1度負けたチームでも次の年には優勝したりするんで没落か否かというような戦国の概念を流用するの自体いかにもおおげさですがそれは表現のインフレというものでしょう。スポーツマスコミの紋切り型の表現にはたしかに疲労感を感じます。 優劣というより史記の時代の社会で実際に女が服従する関係だったからという背景はもちろんあると思います。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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自分が好んで使うことば表現ではありませんが、武士などの勝負における一側面からの表現として、問題意識を持っておりません。 雌のほうが強い動物や昆虫、鳥や魚も多いというよりほとんどですからね。 人間だって、病気や忍耐には女性の方が強いし、事実を捉えていないので、おかしな言い方だとは思うし、あまり好きな表現でもありませんが、そして自分は使いませんが、読みすごしております。 抛っておきました。問題にもしませんでした。
- heathenfox
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女性蔑視も問題ですが 歴史やコンテクストを無視した言葉狩りはもっと問題です また言葉は思想そのものではなく道具に過ぎないこともお知りください
古代チャイナにまず「おとなしいもの、かよわいもの」という意味の シ ということばがあり 転じて、人間の半分の子供産むほうを「雌」と呼ぶようになった。 だから弱いもののたとえに「雌」を使うなんて、差別だ! というのはおかしい。 そもそも「雌」がそういう意味なのだから、雌という字の存在そのものについて怒らなければならない。 えっと、冗談です。 ところで身近な家畜、犬やら牛やらは大抵オスの方が強く猛々しいですね だから強いほう、勝つ方を雄、弱い方を雌 で例えても不思議はないですね。 ここまではよろしい? で、人間の性別はオスメスじゃなくて「男女」だから。 「雌雄を決する」という表現を女性蔑視だから弾圧すべしというのは、 人間を家畜とごっちゃにしている人間蔑視だから弾圧すべし。 なんつってね。 どうでもいいよ。くだらねえ
男らしいという言葉は男性に対してのみ使われるほめ言葉ですが女々しい(メメシイ)というのも男性に対してのみ使われる言葉だと思います。一方嫉妬などの漢字には女編が使われています。漢字ができた時代の中国では現代では理解が難しい考え方がたくさんあったようです。私が最も印象的に思うのは道という字です。この字は新しい道を進もうとするとき切った首をぶらさげて道に潜む悪霊を追い払う儀式に由来するらしいです。道という字を名前に持っている人はたくさんいますが、もともとの意味を考えるとあまり気分がよくないように思います。すこしずれましたが、いわゆる差別用語につなげると問題にできる例はほかにもたくさんあると思います。いっぽう雌伏十年などという言葉では雌は無用の争いを避けて所期の目的を達成しようと考える落ち着いた心の意味のようです。特に女性とかメスという意味はなさそうです。白川静さんの「字統」には漢字の成立に関する興味深い話が満載されています。
- bgm38489
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新字源によりますと、雌という字には、メスという意味と、弱い、負けるという意味があるみたいですね。雄はその逆。だから、オスメスと、強い弱い、勝ち負けがダブって感じられるため、女性蔑視につながるといわれる。私は、単なる白黒をつけるという意味に捉えてましたので、勉強になりました。 でも、わざわざ字にこだわって、どっちが勝ちでどっちが弱いと考える必要はないと思います。雌雄を決するとは、勝ち負け、強い弱いを決めること。単純にその順番で考えたら、雌が勝ち、強いと―
なぜ女性蔑視なのでしょうか? 順序も雌の方が前ですし,そもそも動物のメスの方が強いというところから来てる言葉ですよ。
補足
早速のご回答ありがとうございます。 私も、初めて知った時、男女、オスメスなど”男”が先に来る言葉が一般に多いと思っていたので、雌の字が先に来ているのが珍しく感じ、もしかしたら”雌”の方が強い??(他国ではアマゾネスがいたぐらいですから。)と思い、辞書で調べてみたのですが、 雌雄=弱いものと強いもの との記載がありました。この順だと雌=弱いもの 雄=強いもの になりますよね? もしよろしければ参考文献を教えていただけませんか?