• 締切済み

世界の経済危機が、わが家の経済危機ならば??

現在、経済危機が深刻な問題となっている事は、新聞などで、よく目にしますが、一体どのぐらいひどい状況なのでしょうか?金額が大きすぎて全く、見当がつきません。 国家の経済を、一般的なサラリーマンの家庭(平成19年度の全国平均年収437万円を想定)の経済状況に置き換えたなら、どのぐらい深刻な状況なのでしょうか?「世界がもし100人の村だったら」のように、規模を小さくして考えてみたいのです。 どなたか、経済に明るい方、よろしくお願いします。 (追記) もし、家庭の経済とは根本的に比較不可能な問題であるならば、かわりに、1930年代の世界恐慌と比較して頂けたら、ありがたく存じます。

みんなの回答

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.4

経済学の研究職にあるものです。見方によって色々あるのですが、もの凄く話を簡単にすると、以下の話になります。 3人の人がいました。Aさん,Bさん,Cさんとしましょう(3人にしたのは2人だとお互いの借金を消しあい、チャラにすることが簡単にできてしまい、お話としてつまらなくなるからです)。それぞれの財布の中には10万円ずつ入っています。 AさんはBさんから、BさんはCさんから、CさんはAさんから、それぞれものをつけで買いました。 あるとき、ふと3人のつけがいくらなのかを足してみると30万円ではとても足りない、3000万円以上になっていることが分かりました。 3人はこれ以上、ものを売ることが出来ません。なにしろ、相手がお金を支払ってくれる保証は、全くないのですから。売れないなら、ものを作らなくなります。 これが、簡単に言うと今回の不況の本質です。 サラリーマン家庭であれば、家庭の外に銀行なり企業なりがありますが、経済全体を考えるとそのようなものは存在せず、完全に閉じた世界を想定する必要があります。 因みに、売れないならものを作らない→作らないから雇用者の需要が減る→低賃金+雇用者数減(↑の話から言えば「財布の中身が減る」)→結果的に更に需要が減る事になったりします。

  • akik
  • ベストアンサー率33% (93/277)
回答No.3

100人で考えるのが好きなようですね。確か村上龍さんの 本のだったと記憶しています。 金融危機、経済危機が進展する中で実勢と遅れて現れる 数値、実勢をほぼ的確に表している数値、実勢よりも先を 進んでいる数値、様々な数値や指数が氾濫しています。 現在進行中の出来事を100人の村で表現するのは困難 な作業となる。これが把握できれば、政府も対策を練るの が楽になるのですが、あらゆることに当てはまることでうが、 危機への対策は現状把握が重要です。把握が出来ないから 対応が遅れる。これは政府を責めてばかりでは解決でき ないことです。 1929年から始まった経済恐慌と比較するならば(恐慌が 終わったのは1945年と私は認識しています)。当局者が すばやい対応を行っているので、なんとか底割れを回避し ているのが現状だと判断している。 政府が頑張っても解決できないことがあります。万有引力の ように市場にも法則があります。 政府が介入しても、マーケットが進む方向が確定した瞬間に マーケットはその方向に必ずたどり着きます。つまり、政府が 介入しても、たどり着く時間が遅れるだけです。 アダム・スミスが「神の見えざる手」と呼んだ、マーケットの メカニズムです。需要と供給、そして「神の手」で動きが 決まる。 今は1932年の状態に似ているかと推察します。失業率が 25パーセント(勤労者層の100人中25人が失業)、正確な 統計数字ではないが、米国ではGDPが半分になったと 言われている。 政界中に蔓延した経済危機は何度も経験している。この 400年の間に、経済危機を戦争でもって終わらせている のも事実なのです。 長々となりましたが、1929年の大恐慌では株価、不動産 などの資産価格は高値から20パーセント前後にまで急落 した。しかも10年の年月をかけてです。 今のパターンでいくと、あと3年は資産価格の下落が断片的 に継続するものと判断しています。長期保有は絶対にダメ。 100人のうちで25人が失業する社会が到来するのかも しれません。 ただ、戦争で解決するのは避けたいことです。

  • snowplus
  • ベストアンサー率22% (354/1606)
回答No.2

大雑把いうと金融危機における見せ金は1000兆円必要 といわれていますので 例えばある国の歳入が80兆円だとすると およそ120倍です 年収400万の家庭が突然4億8千万くらいの負債を 背負ったような感じです しかも金も借りれない 勤務先の会社も取引先の銀行も同じような負債をかかえ でいつ潰れてもおかしくない 預金封鎖されてもおかしくない という感じの状況です 今回の金融危機でおそらくドル本位制は潰れてドルは紙切れになり 米国は破産するか消滅するかどちらかだと思います

chickmouse
質問者

お礼

は??? なんだか、理解の限界を超えた負債なんですね!! ようやく、その規模が理解できました。 正直言って、兆っていう単位になると、大きすぎてあんまり実感が湧かないんです。僕にとっては、面積を表現するときに東京ドーム何個分って表現されてもあんまりピンと来ないのと一緒です。 ご回答ありがとうございました。

  • akik
  • ベストアンサー率33% (93/277)
回答No.1

数値で考えなくても大丈夫かと思います。 製造業の工場で働いているとしましょう。 金融危機が深刻化し、工場への発注が徐々に 減少してきました。(これが昨年の年初) 競合する業界で徐々に経営破綻が目立ち始め、 ついには大型倒産も出始めた。(昨年の春) さらに工場への発注が減少して来ます。 気がつくと、半年先以降の受注がない。 (昨年の秋) 新規の受注がなくなり、正社員で充分に生産が 可能となった。(昨年末) これが理由でいわゆる「派遣切り」が問題と なったのです。 受注している分の生産も終了し、今後の受注が 全く見込めない。(今) 仕事なら何でも受注することで、せめて人件費 でも確保しようと、採算割れでも受注するよう 会社が動く。 これが理由で、販売価格の下落が始まります。 なぜならば、発注側は生産コストを下げること が可能となるからです。 それでも、会社側は全社員を養うだけの受注と 売上げを確保できなくなる。人員削減が始まる。 競争相手も段々と体力が弱まり、経営破綻が 増加する。失業者も増加します。 失業者が増加し、ますます販売が落ち込むこと になる。需要が減少する。 悪循環が続く。景気の悪化が行きつくところまで 行くことになる。だから、景気対策が必要となる。 答えにならなかったかもしれない。

chickmouse
質問者

お礼

今の経済の流れが、本当によく分かりました。 新聞などでニュースを読むと、一つ一つの点は分かるのですが、点と点を結んだ線、すなわち全体の流れを理解することが、私には難しく感じます。しかし、今回、ご説明頂いた内容で、すっきりと流れが理解できました。 もし、可能でしたら、この悪循環の規模についてもご教授願えないでしょうか。例えば、世の中に100社の会社があったと仮定するならば、100社とも同じような状況に陥っているのでしょうか? 私は、経済の事は詳しくないのですが、同じ「不景気」という言葉を使っても、その程度はまちまちだと思うのです。もし、経済学の分野に、おおまかに「不景気」の程度を知る指標のようなものが存在するなら、今はどのぐらいひどい「不景気」なのでしょうか?

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