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ギリシャ財政危機 リーマン以来の危機来るのか

ギリシャ財政危機により、債務不履行の可能性が日に日に増しています。 ユーロ諸国への影響は勿論のこと、世界経済へ大きく波及する可能性と懸念が叫ばれています。 リーマン以来の危機がまた来てしまうのでしょうか。 今日からの行く末はどうなって行くのでしょう。 また二年前の様な状況が再来するんでしょうか? 皆々様の御見地から見える未来の動向予想はいかがですか。 その辺を具体的にお聞かせくださいませんか。 半年後、一年後、世界は、日本はどうなっているでしょうか。 おねがいします。

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  • key00001
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回答No.3

もう慣れっこになってきましたけどね。 ・「100年に一度」のリーマンショック ・「未曾有の大災害」である東日本大震災 ・「戦後最高値」の円高 ・国際的・歴史的に有名な国家であるギリシャの財政破綻 これらが僅か3年の間ですから。 日本の国力から考えて、半年や1年では大きく変化しませんが、5年10年・・・では、日本が抱える問題は多大です。 一つは、第二次大戦後、世界経済を牽引してきた資本主義先進国のシステムが老朽化してきた感じです。 ギリシャや日本に代表されますが、長期安定の中で、官僚を中心とする行政機構が、国益では無く官益の追求に走った結果、かつての中国の様になってしまっています。 かつての中国は、共産党幹部などの一部が繁栄する中、多くの腐敗と貧困層を産み、経済発展や社会基盤整備をないがしろにしてきました。 その結果、資本主義的に舵取りせざるを得なくなりましたが、それが現在の繁栄に繋がっています。 ロシアもほぼ同様で、更に明確で「ソビエト崩壊」と言う形です。 本来「平等」である社会主義・共産主義においても、公然と貧富の差が生じた結果、「貧富の差を認める」と方向転換し、ロシアや中国の様に、国力がある国は、現在の繁栄に至ったワケです。 一部には社会主義の繁栄と資本主義の凋落と言う味方をする人も居ますが、社会主義が資本主義を取り入れて初めて成功したワケだから、やはり資本主義と言うシステム自体は、こと経済と言うことにおいては優れているので、資本主義の崩壊と言うワケではなさそうです。 一方の資本主義国では、元々「貧富の差」を容認しますが、こちらではロシアや中国の成長に伴い、それらに資本主義国の富が流出した結果、失業率上昇などと共に社会保障費負担も増大し、貿易赤字・財政赤字を抱えました。 日本は比較的セーフティネット先進国であり、現在までギリギリ耐用してますが、それが脆弱な国では、貧困層は暴徒と化すしか有りません。 逆にセーフティネットが充実し過ぎても、社会主義的な怠惰な社会になってしまいますが、現在の日本は、生活保護の不正受給に代表される様に、それと近い状態になってると思います。 頑張っても儲からないが、頑張らなくても生きては行けると言う状態です。 そんな中で、社会保障を更に推し進めた東欧圏の「高福祉高負担」と言う形は成功し、奮闘してますね。 これらの国に共通してることは、一度大きく「改革」をしたと言うことと、旧共産圏は「資本主義的社会主義国」とでも言うべき政体となり、高福祉国家は「社会主義的資本主義」と言うべき政体で、政治的思想上はどうあれ、結果的には似た政体かと思います。 それと、改革の引き金は「格差社会」でしょうね。 資本主義先進国各国が格差問題を抱える中、腐敗し機能不全に陥った行政システムのまま、小手先の改革では、問題解決は出来ません。 今後は、思い切ってダイナミックな転換をした国が、生き残れる時代でしょうね。 日本で現在見えている範囲で言えば、道州制を導入して地域主権的にでもする様な改革などです。 出来る出来ないとかじゃなく、やらないと、富を食いつぶした後は、生き残れないでしょう。 その上で、熱心に働けば、幸福な未来が約束されている様な社会に再構築せねばならないですね。 もう一つは、上で少し触れましたが、ロシアや中国などに、資本主義各国の富が集積しつつあることです。 私企業は当然、成長率が高い各国に資本を投下しますから、そう言う国では雇用が産まれ税収が増え、インフラが整備され・・どんどん発展しますが、私企業の在籍国では、逆のことが起きます。 雇用が減少し国内経済も悪化し、税収も減るから増税すれば、私企業はますます逃げる・・・と言う悪循環です。 東西冷戦が終結し、東西経済格差の是正が行われている様にも見えますが、東西経済戦争が勃発している様にも見えますね。 いずれ南北問題も、同様のプロセスを辿るかも知れませんが、ただロシアや中国の様な発展は、BRICsで終わりですかね・・。 最終的には、現在の先進国にBRICsを加え、これら各国がしのぎを削りつつも平準化し、ブロックのリーダー的存在として各経済ブロックの中核を担うと言う形になると思いますよ。 アジア経済ブロックでは、日中ビジネスで言えば、日本にとっての中国は大市場と捉えるのか、アジアのライバルと捉えるのかで、ずいぶん話は違いますね。 バブル崩壊後の大不況を救ったのは、間違い無く中国の発展でしたし、ミクロ的には今も中国の恩恵は多大です。 今後も中国は良い商売相手ではあると思います。 しかしマクロ的には、これまでアジア経済の窓口業務は日本が担ってきたものを、そこそこ中国が発展した後は、その業務を大陸側に奪われてしまったんですよ。 たとえば各国・各港のコンテナ取扱量などを見てみると明らかですが、1980年頃の日本は世界で1~2位を争っており、現在は取扱い量は4~5倍にもなってます。 一見、善戦してる様な数字ですが、現在世界で港別トップのシンガポールは、この30年でナント25倍にもなってます。 特にシンガポールが凄いワケではなく、昔からソコソコの水準であった香港や高雄(台湾)は9倍、釜山は19倍であり、上海とか深玔などはもっとスゴイ数字でしょう。 急成長アジアの中での日本は、完全な劣等生なんです。 中国が成長・台頭する中で、韓国,台湾,シンガポールなど東南アジア各国は、「共に成長」と言う形で上手くやってます。 しかし日本の場合は、アジアで突出・独占してきた富を、アジア各国に再配分している部分があり、どうしても落ちる部分が出てきますよ。 まあ日本も成長経済ブロックの中に居ることは確かだし、やはり国力・総合力で考えれば、中国に次ぐ2位のポジションを譲り渡すことは無いでしょうから、悲観することは無いですが、3位以下の各国との差が縮まって行く方向ではあるでしょう。 違う言い方をすると、日本国内で今の数の日本人が、これまで通り豊かに暮らすことは、しんどくなっていくことになるかと思いますし、やはり「世界」とか「国益」と言う視野を持っていなければ、勝ち残れないと思います。 少なくとも、「党利党略」の政治家とか「省益」の官僚共の様な、狭い料簡で生きてる人間が、国を牛耳ってるようでは、「世界」「国益」を考える人間は、どんどん流出するでしょうね。 世界と国益を考えると、優秀な日系企業や日本人は、国と共に沈没すべきじゃないから。 日本の未来は、狭い料簡で国を牛耳ってる連中を、早期に退治出来るかどうか?に掛かってると言って良いと思いますよ。 後は若い人達が、アジア各国に負けない様に頑張ることです。 頑張っても報われないかも知れませんが、頑張らなければ報われないことが確実ですからね。

medamaclip4
質問者

お礼

資本主義システムが老朽化してきているというのは頷けますね。 資本主義もやはり大規模社会実験の一つだったのだと思います。 資本主義そのもの齟齬も明確化されてきています。 反省ができるかどうかが賢愚を決めると思います。 ギリシャは結局、国の行き先を決める者が自分達のことだけ都合良く考えて安直愚かな決定をしてきたツケが出たんですね。 多分決めた者達もこうなることを知っていたと思います。 社会主義・共産主義を目指した国も、最大目標の平等を成し得なかった訳ですね。 社会主義や共産主義に贅沢が存在すること自体がもう剥げた化けの皮です。 居直ってしまうというのは失笑を認めたことになりこれまた失笑です。 日本も別の危ない路線をひた走っていますし、もう止まるとめるには遅すぎたことを政府も国民も知っています。 みな慎ましさの無さや欲の深さを反省できる度合いを既に超えています。

  • DOCTOR-OA
  • ベストアンサー率15% (298/1891)
回答No.2

当然その影響は表面化するでしょう! それよりも野田の増税政策による日本経済失速が 始まる方が大問題です。益々不景気になり格差も 拡大し、失業者の増大、治安の悪化が予想されます。 ギリシャよりも日本自身で崩壊の道に進んでいます。 この時期は減税政策を取るのが政治の常道です。 増税は一見財政にプラスに働くように見えますが 全くの逆の結果に成ることは明白です。

medamaclip4
質問者

お礼

影響は表面化しそうですね。

回答No.1

一昨日、欧州金融安定化基金の機能を再拡充 (最後の手段か)を決めたけれど、それで多分解決 しない。ギリシャに止まらずさらに4カ国危ない。 リーマン・ショックの時は、米、EU含め世界各国が 莫大な財政出動でその場をしのいだだけ。そのつけ は残ったまま。ギリシャ含め南欧諸国の借金超過 の深刻さは5年も前から問題だったのに、全く改善 されずむしろ悪化。従って現状はリーマン・ショックの 時より始末悪い。 EUは各国の財政政策の主権を夫々の国に残した まま通貨統合した事に本質的無理あり。ギリシャ一国 のデフォルトで済まないし、さらに大きな国に波及したら 通貨統合は破綻する。 日、米、発展途上諸国もEUを助ける余力ないから IMFからの追加支援も期待薄だし、支援出来ても 問題の先延ばしに過ぎない。 つまり、二つの道しかなさそう。 (1)成り行きに任せデフォルト→ユーロ解散、   世界経済大混乱覚悟。 (2)各国の財政政策主権を取り上げ、EU理事会で  統一政策を決める。特に問題国に強烈な痛みを  もたらす統一政策に従えないとの大暴動覚悟。 以下は余談。 いずれの道も10年もすれば落ち着きそう。本当に 気がかりなのはその頃から始まる。 今迄も科学技術の発達で、人間の労働が大幅に減り 余暇が増した。今後もその傾向が過加速度的。 今ですら高い失業率が大きな社会・政治問題になって いる。あと10年もすれば失業率が50%を超えるかも。 補助で最低生活が保障されたとしても、「何もする事 が無い、何もしなくてよい」状態に普通の神経の人間 は耐えられない。そんな人間が多数派となる社会は 想像したくない。どうすればよいか、目先しか考えない 政治家はあてにならない。誰もが考えたい事と思う。

medamaclip4
質問者

お礼

>ギリシャに止まらずさらに4カ国危ない ようですね。 >リーマン・ショック まだ残ってますよね。 >通貨統合は破綻 の可能性もうその頃には無茶苦茶になっている。 >日、米、発展途上諸国もEUを助ける余力ない ですね。米もこのあいだデフォルト回避で日本は復興と大国債と他山積。 >支援出来ても問題の先延ばし 積もり積もり積もり積もりますわ。 >成り行きに任せデフォルト→ユーロ解散、世界経済大混乱覚悟。 わかりやすいが、付き合いきれない。 >各国の財政政策主権を取り上げ、EU理事会で統一政策を決める。特に問題国に強烈な痛みをもたらす統一政策に従えないとの大暴動覚悟。 もともと摺合せに難儀あったのを強引にEUにしたツケかな。

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