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今回のギリシャ財政危機の概要を教えてはいただけませんでしょうか?

今回のギリシャ財政危機の概要を教えてはいただけませんでしょうか? 調べたところでは、財政危機は昔からだった、ただ表面化してきたのは去年の11月ごろ。 ドバイショックをきっかけ(もちろんリーマンも含め)に破たんが起こったというのは大体理解できたのですが もし、詳しい方がいれば、時系列に解りやすく解説していただけませんか?

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  • ベストアンサー
  • akik
  • ベストアンサー率33% (93/277)
回答No.2

あえて個別の金融機関の実名を伏せています。 私の仕事がら申し訳ないが、了承下さい。 以下の2つの点が背景にある。 金融機関の経営危機と景気の大幅後退で各国 政府は両方に対して財政出動を迫られました。 平成21年はユーロ高、円高、米ドル安の年 でした。 きっかけは、アイルランドとスイスの金融機関を 救済することで発生した。あまり大きく取り上げ られなかったのですが、両国の金融機関の規模は 両国のGDPを超えるものです。 米国の財政赤字が焦点となって米ドル安の展開と なっていましたが、実はEU域内で潜在的な問題 を抱え込んでいた。 市場関係者は米国の財政赤字と米国債に焦点が向け られていたので、日本のマスコミでは大きく報道さ れていなかったが、平成21年夏ごろから、政府の 債務と財政赤字が市場で話題に上るようになりました。 特にEUではメンバーの国に財政赤字をGDP比で 3パーセント以内に収めるルールがあるのですが、 緊急事態であるので、ルールを緩和して対応してき たのですが、市場参加者は「リーマンショック後」 の次なる危機を探すようになった。 リーマンショック後の危機からの回復が徐々に確認 されるようになってから、市場参加者は次なる危機を 探すようになった。危機後の次の危機を探すように なったのです。 平成21年秋ごろから、不透明な存在が焦点となり、 ギリシャ、スペイン、ポルトガルの財政赤字が焦点 となり始め、平成21年末に、特にギリシャが怪しい と思うようになった。 欧米では「CLUB MED(地中海クラブ)」と 言われています。 財政赤字の問題は深刻ですが、市場参加者が危機感を 煽った空気があります。ギリシャの財政赤字に関して 様々なうわさが飛び交い、どこまで事実なのかは確認 が出来ていないからです。 ユーロ通貨が下落を続けていることを懸念し、また、 中国の介入を避けるために、ようやくドイツとフランス がギリシャの財政赤字の問題を解決する為に動き始めた。 まだまだ、解決のスタートラインです。今後の展開は、 まだまだ不安定です。

shuanRR
質問者

お礼

お礼がだいぶ遅くなってすみません。 解りやすく回答していただきありがとうございます。 スペイン問題といい、EU・ユーロにはまだまだ不安が多く残されていますね。 今回の回答を参考に、もっと勉強したいと思います。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • umaruko
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回答No.1

別に詳しい人間でもないけど,自分の頭の整理がてら書いてみます. まずユーロ加盟には財政赤字をGDP対比3%以内に抑えるという「財政安定協定」を守る必要があります.マーストリヒトの呪いとか言われているやつです. http://note.masm.jp/%BA%E2%C0%AF%B0%C2%C4%EA%B6%A8%C4%EA/ まあ守っていない(いなかった)国が多いのですがね… http://asyura2.com/0311/war43/msg/741.html ただ現在は緊急時として守らなくてもいいということにはなっているそうです. で,ギリシャはそのユーロ加盟のために財政赤字を粉飾することで突破を図りました.最近の報道では金男がかかわっていたという報道も飛び出しています. ギリシャ、金融技術で債務ごまかし=米ゴールドマンが手助け-独誌 http://www.jiji.com/jc/zc?k=201002/2010020700039 さらにここで重要なのが1度財政赤字を粉飾していたことが2004年にばれているという事実なのです. 97年から財政報告を粉飾 ギリシャ、EU協定に違反 http://www.47news.jp/CN/200411/CN2004111601000385.html 残念ながらこの続報は調べられなかったのですが,おそらく1度ばれた時は世界経済も好調だったため,なあなあで済まされたんだろうな,と想像しています. で,その後サブプライムショック・リーマンショックが起こり,だんだんヨーロッパの経済が縮小してきました.当然政府支出を増やして雇用を生み出す必要があります.しかし,「財政安定協定」により財政赤字を増やすことができません.じゃあギリシャはどうしたか?まあ言うまでもないですね,また粉飾したんですよ…. ギリシャは失業率が8%弱とヨーロッパのなかでもまあマシな部類だったのですが,個人的には「財政安定協定」を無視した財政出動がかなり寄与していたのでは?と思っています. そんで今回の問題が噴出した後結局修正されたGDP対財政赤字の比率は… 2008年 5.0% → 7.7% 2009年 3.7% → 12.5% http://kabu.sakiyomi.com/aifence/?EACH=547 あっははははは!!エゲレス並じゃねぇか!!と思っていました.(今年の1/19日あたりに) http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5605267.html(←私が前にやった回答時点) だが甘かった…その後さらに400億ユーロもの隠し負債が発覚したのです. http://exakta.blog65.fc2.com/blog-entry-925.html(このブログ主間違ってますね,40億ユーロにしている…40billionは400億ですね) 倍プッシュだ…と思ったのは私だけではないはず.(400億ユーロはギリシャのGDPの16%強ですね,日本で言えば80億円ぐらい政府の借金増えたよ~~って感じでしょうか) 本当にどうなるんでしょうね,ギリシャは….少なくとも財政赤字の縮小で雇用が失われ失業率の上昇,さらには暴動の激化は確実でしょうね.実際デモも起きてますしね. まあ他にも書きたいこともあるけどここまでにして,このニュースで終わりにしましょうか.粉飾ばっかりしていた悪~~いギリシャはEUの暖か~~いバックアップで救われることになりましたとさ. ユーロ圏首脳、ギリシャ支援で合意=ファンロンパイEU大統領(2010/2/11) http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-13848020100211 いや~,EUは甘いな~~(棒)