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印刷解像度と線数についてです!

皆様よろしくお願いします. 普段photoshopを使って,ピクセル数を保持したまま解像度を上げたり下げたりしています.当然上げると繊細になり画像自体が小さくなり,下げると画質が荒くなりサイズが大きくなります.この理論(印刷されるドットが大きくなるということ)は分かっているのですが,印刷屋に依頼すると線数という聞き慣れない言葉が出てきます.この線数はピクセル数を保持して値を上げてもサイズは変わらずに繊細な画像になると説明されました.そこで線数というのは画像の表現力(繊細化)を図るパラメータという認識で良いのでしょうか?ご存じの方がいらっしゃいましたらご回答よろしくお願い致します.

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回答No.1

線数は、インチ当たり描画可能な線の数です。 オフセット印刷では、画像をドットの大きさで表現します。これはインクジェットプリンタの単純な丸いドットとはちょっと違います。オフセット印刷のドットはその形状やサイズが、スクエアドットジェネレータで制御されています。極小のスクエアドットに始まって、画像の濃度が上がると四角いドットがだんだん大きくなり、50%濃度を超えると周囲のドットとつながり、100%濃度ではベタになります。このような一個一個の点の大きさや形を制御するには微細な解像度が必要で、その微細度を表すのが線数という数値です。線数が高いと言うことは、より小さなスクエアドットで画像を表現できる(=単位面積当たりに使われるドットの総数が増える)と言うことです。 線数の選択は、画像解像度に依らず、主に印刷物の性格や紙の質によって選択されます。新聞紙のような白色度が低く表面平滑度の低い紙に刷ると、ドットゲインの問題もあり高い線数でドットを作ってもスクエアドットを再現しきれません。そこで線数を落として133線や110線と言った低い線数で刷ります。逆にクルマやカメラのカタログのような、高品質なイメージ再現が求められる印刷物には白色度と平滑度の高い紙が用いられますから、線数を高く(175や200線)設定します。 線数が高くなると、画像の再現力も高くなる分、画像データのピクセル数も線数に比例して高いものが求められます。だから線数と画像のピクセル数(解像度)にはある程度の相関性があって、無関係ではありません。 ちなみに線数と呼ばれるのは(たぶん)、ドラムスキャナが画像原稿を読み取って、スクエアドットに変換してリスフィルムに焼き付けていくプロセスが、線状に行われるからです(現在はデジタル化されているのでフィルムに出力する機会多くはありませんが)。読み取りの原稿もドラムに巻き付けますし、露光させるフィルムもスキャナ内部のドラムに固定され、それぞれ蓄音機が針でなぞるように、線状に連続して処理するからです。

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