• 締切済み

偏微分

偏微分の問題です。 f(x,y)をR^2上のC^1級関数とします。また、nを非負整数とし、f(tx,ty)=(t^n)f(x,y)が任意の実数tに対して成り立つとき、x∂f/∂x+y∂f/∂y=nfとなることをしめしたいです。 微分連鎖律より、  ∂f(tx,ty)/∂t=(∂f(tx,ty)/∂x)(∂x/∂t)+(∂f(tx,ty)/∂y)(∂y/∂t)           =x(∂f(tx,ty)/∂x)+y(∂f(tx,ty)/∂y) ここで、f(tx,ty)=(t^n)f(x,y)より  (左辺)=n(t^(n-1))f(x,y)  (右辺)=(t^n){x(∂f(x,y)/∂x)+y(∂f(x,y)/∂y)} となり、最終的に、  (t^n){x(∂f(x,y)/∂x)+y(∂f(x,y)/∂y)}=n(t^(n-1))f(x,y) となり、t^n≠0より、  x∂f(x,y)/∂x+y∂f(x,y)/∂y=n(t^(-1))f(x,y) という形まではいけたのですが、ここからがわかりません。やりかたがおかしいのでしょうか?どなたかご教授ください。よろしくお願いします。

みんなの回答

  • arrysthmia
  • ベストアンサー率38% (442/1154)
回答No.2

盛大に混乱していますね。 混乱が何処から生じたのか、考えてみましょう。 偏微分の記号は、字面に全ての情報が書き込まれておらず、 文脈から意味を補わなければならない部分があります。 例えば、 f = f(u,v), u = tx, v = ty の ∂f/∂u を計算するときに、 v を固定して偏微分するのと、x, y を固定して偏微分するのと では、値が異なります。 合成関数の微分より、(∂/∂u)[x,yを固定] f = = { (∂/∂u)[vを固定] f }{ (∂/∂u)[x,yを固定] u } + { (∂/∂v)[uを固定] f }{ (∂/∂u)[x,yを固定] v } = { (∂/∂u)[vを固定] f }・1 + { (∂/∂v)[uを固定] f }・(y/x) です。 ∂f(tx,ty)/∂x と書いてあれば、字面に見える t, y を固定して微分、 ∂f(u,v)/∂u と書いてあれば、字面に見える v を固定して微分する という暗黙のルールがありますが、 ∂f/∂x とか、∂f(tx,ty)/∂(tx) とか書いたのでは、 それを適用することすら難しくなります。 この問題の場合、w = f(u,v), u = tx, v = ty とでも置いて、 合成関数の微分を ∂w/∂t = (∂w/∂u)(∂u/∂t) + (∂w/∂v)(∂v/∂t) と書けば、 ややこしい部分に触れずに済ますことができますが、小手先の技で 難所を回避していては、偏微分を正しく理解することはできないでしょう。 とても大切なこと: 偏微分を含む式を読んだり書いたりするときは、個々の ∂/∂ ごとに、 何を固定したものだか把握しておく。

bashitto
質問者

お礼

お返事ありがとうございます。この手の問題を見ると、機械的に微分してしまうので、一度きちんと見ていくようにします。アドバイスありがとうございます。

  • e_o_m
  • ベストアンサー率58% (30/51)
回答No.1

t=1としてしまえばそれでおしまいなのですが、若干途中計算が怪しいようですので、念のために説明しておきます。 ∂f(tx,ty)/∂tの計算は、u=tx、v=tyと変数を置き換えておくと実際は ∂f(u,v)/∂t=(∂f(u,v)/∂u)(∂u/∂t)+(∂f(u,v)/∂v)(∂v/∂t)      =x(∂f(u,v)/∂u)+y(∂f(u,v)/∂v) となるので >x(∂f(tx,ty)/∂x)+y(∂f(tx,ty)/∂y) ではなく、正しくは x(∂f(tx,ty)/∂(tx))+y(∂f(tx,ty)/∂(ty)) となりますね。 n(t^(n-1))f(x,y)と等号で結んで、t=1と置けば、晴れて証明できます。

bashitto
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。大変わかりやすい説明かつ、途中の計算まで正していただき、助かりました。どうもありがとうございました。

関連するQ&A

専門家に質問してみよう