「能ある鷹は爪を隠す」とは?解釈は個体説か全体説か

このQ&Aのポイント
  • 「能ある鷹は爪を隠す」という諺の解釈は、鷹の中でも有能な個体は爪を隠すとする個体説や、鷹は皆有能なので爪を隠すとする全体説があります。
  • 両論を支持する人がいて、結論が出ていない質問ですが、諺としての意味を考える上では大差はなく、どちらの解釈でもよいとされています。
  • 興味本位の質問であり、意見を募集しています。結論が出なければアンケートカテゴリに移動する予定です。
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「能ある鷹は爪を隠す」の解釈は?

この諺の解釈としては… ・鷹の中でも「有能な個体は」爪を隠す(→「個体説」とします)   なのか、 ・鷹は有能な種なので「鷹は皆」爪を隠す(→「全体説」とします)   なのか、どちらでしょうか? 諺としての意味を考える上では大差無く、どちらでもいいのだとは思います。 暇人のつまらぬ興味に過ぎませんが、ご意見をお聞かせいただければ幸いです。 以前、別のところでも質問したことがあるのですが、その時は両論それぞれ支持するかたがあり、誰もが納得する結論には至りませんでした。 今回も結論が出そうもなければ、アンケートカテゴリに引っ越そうかとも思ってます ^^ よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.5

類似の諺を並べてみると、やはり鷹一般ではなく、鷹の中でも選択的な条件句であると取るのが自然でしょう。 ・上手の鷹が爪隠す。 ・よく鳥取る鷹は爪を隠す。 ・猟する鷹は爪隠す。 ・能ある猫は爪を隠す。 ・鼠捕る猫は爪隠す。 この裏の意味の諺も参照になるでしょう。 ・欲する鷹は爪落とす。 ・能なし犬の高吠え。 ところで、江戸初期の俳書「毛吹草」の「世話」の項は諺集として有名ですが、原則として類似の諺を対にして並べてある形をとっているようで、それぞれの対照から、当時の意味を推量する意味でも貴重なものがあります。 そこでは、 「 たつとりあとをにごさぬ  ねずみとるねこはつめかくす」 と、あります。 これからすると、「ねずみとるねこ」と対照させた場合、「たつとり」も総称ではなく選択的な個称となるものでしょう。 能ある鳥は跡を濁さぬ─飛び立ち方の巧い鳥ならば水面を掻き立てないものだ、と。

oroppas
質問者

お礼

ありがとうございます。 他の諺から類推すると個体説が有力になりそうですね。

その他の回答 (5)

  • cyototu
  • ベストアンサー率28% (393/1368)
回答No.6

諺は先人達の観察の凝縮として生まれてくる物です。生半可の観察で出て来た物では、人を説得することなど出来ないですね。ですから、この諺を考えるには先ず鷹を良く観察してみましょう。 質問者さんは爪を隠した鷹を見たことがありますか。私は日本で今までに観察された全ての鷹の図が載っている保育社の『原色日本鳥類図鑑』紐解いてみましたが、そのような鷹は、日本には一種類も居ないようです。ですから、鷹は一般に爪を隠す者だと言うのは、はずれです。何か特別に優れた個体にはそのような能力が在るので気を付けろ、あるいは、我々もそのような特別な個体のように振る舞おう、と言う時に使われるのが、本来の使い方のはずです。 それとは対照的に、ネコ科の動物は、チーターを除いて、全て普段は爪を隠しています。ですから「鼠捕る猫は爪隠す」の場合には、猫とは全体にそう言う者だと言っているのでしょう。 諺とは、この世の中に同じ事象の物が絶対に存在しないにもかかわらず、その事象間の本質を高度に抽象化して、その抽象化されたレベルでの共通性をみいだし、その本質をキーワードでたった数言で表した物です。したがって、この抽象化された事象を目の前の具体的な物に当てはめる時に、諺の持つ曖昧さ、ないし、余裕と言うものが入り込んで来るのは当たり前です。それ故、個々から全体へ、あるいは全体から個々へと、臨機応変に意味が拡張される場合が在るでしょうし、また、その余裕が、諺を諺として役に立つ物としているのです。 余りくどくど書き過ぎると、「お前、『能ある豚は臍を隠す』という諺を知らんのか」とどやされそうなので、この辺で止めておきましょう。

oroppas
質問者

お礼

ありがとうございます。 実際に鷹が爪をどうするのかなど、門外漢なのでまるで分かりません(猫も同様です)が、すると「鼠捕る猫は爪隠す」は全体説、「能ある鷹…」は個体説、というご意見ですね。 ただそこには曖昧さもある、と。 やはり全体か個体か、などとはっきりさせようとすること自体が無意味なのかも知れません。 ====(以下、皆様にまとめて失礼します)==== ここまで、いただいた回答数では拮抗してますね。 皆様「参考意見」とされているあたり、やはり絶対的な結論というのは無いのかも知れません。 お話を伺って、私自身としては、元々が個体説派だったこともあり、6:4で個体説に傾きつつあります。 明日以降、職場や学校で誰かに訊いてみた結果だとか、そんな話もあるかも知れませんので、もうしばらく回答受付状態にしておきたいと思います。 大学で国語学者に訊いてみた!なんてのを期待しますが… ^^; (1月18日)

  • 9werty
  • ベストアンサー率32% (83/252)
回答No.4

私は個体説を押します。 以下は想像でしかありませんが・・・ 鷹のえさを狙う様は、空中から一気に降りて最後に足(爪)を出して取る そういうスタイルが、侍の居合いの様に見えます。 つまり、 「俺様はサムライだぞ、えらいんだぞ」と始終刀を振り回すような 野蛮な輩(浪人?)を諭す為に使っていたのかなと思ったり。 そのように考えると、同じくくり(鷹)の中でも能力があるもの ということで個体説を押します。 余談 実際に、鳥で考えても、鳥の種類ごとに生活スタイルは違っている為 鷹以外が能が無いとは言えないし、思わない。 それよりも、鷹を人に見立てていると思うほうがしっくり来ます。 鷹というイメージの高さが、士農工商の制度の上位を示しているが、 鷹匠に飼いならされるという結局殿様の手下という強烈な批判もあるかな?

oroppas
質問者

お礼

ありがとうございます。 なるほど、侍への戒めですか。 そういえば原典は何なのでしょうかね? 原意では全体説だが個体説として広まったとか、その逆とかもあり得そうで、ますます分からなくなりそうです^^;

回答No.3

lirakko3gさんとは全く逆で、私はこの質問を見るまでは【全体説】だと信じて疑いませんでした。 そう言われてみれば、「鷹の中でも“有能な個体は”爪を隠す」という解釈もできなくはないですね。 でも、どうも私の記憶では、「鷹という種類の鳥は有能なので、獲物に気づかれぬよう、狙う時には爪を隠すものだ」と聞いたような気がします(学校で習ったか、親に聞いたかは定かではないのですが)。 このような鷹の狩猟時の知恵が、鷹の中の特定の個体だけに備わっているというのも考えにくいような気がします。 さらにbagus3さんと同じで、「鳶が鷹を生む」からのイメージで、「鷹という種類の鳥は有能である」と思っていましたから、余計に【個体説】が思い浮かばなかったのかもしれません。

oroppas
質問者

お礼

ありがとうございます。 やはり最初に接した時にどちらかで理解し、その後ずーっと疑問も持たずにそのまま、というケースが多いのでしょうね。

  • lirakko3g
  • ベストアンサー率32% (252/769)
回答No.2

この質問を見るまでは【個体説】のほうだと思い込んでいました。 しかし… 英語では同様の意味の慣用句 "Still waters run deep" (静かな川の水は深く流れる) があるそうで、あわせて考えると【全体説】 のように思えてきました。 ですので私の中では 【全体説】 ということにしておきます。

oroppas
質問者

お礼

ありがとうございます。 私も、ある時ふと全体説もアリかも、と気付くまでは個体説だと思い込んでいたクチです。

回答No.1

どちらの解釈もありうるという結論にしたいですが、 ちょっと卑怯な気がするので・・・。 「トンビが鷹を産む」ということわざがあるように、 鷹は優れた動物だと思われています。 また、爪を隠して獲物に近づくのが有利な方法なら、 爪を出したままでは獲物に殺気を感づかれて逃げられ、 そんな鷹は飢え死にしてしまいます。 ですから、生きている鷹はすべて爪を隠しているという ことで、全体説を推します。

oroppas
質問者

お礼

ありがとうございます。 鷹が爪を隠すとしたら、それは個体差・能力差というより本能のような気がします。 だとすると全体説になりますね。

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