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ソ連の70年代経済
ソ連の70年代の経済はどのようなものだったのでしょうか。GNP成長率が下がってると書いてある資料もあるのですが、OAPECによる石油価格の高騰で便乗値上げをおこなって外貨をかせいでるのかな、ともおもってみるんですが実のところはどのようなものだったのでしょうか。詳しい方のご教授願います。
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第二次世界大戦後の戦勝国の一因として、社会主義国家の 政策である5カ年計画を順調に進めて来た。1970年 ぐらいまでは、世界的にも技術革新のスピードが遅かった こともあり、ソ連の経済成長は著しかった。 ところが、1970年代になると、日本経済が技術革新に 成功し、社会主義経済のシステムである計画経済(需要を 無視した生産)では技術革新を伴わないので、経済成長が 停止してしまった。 これがソ連の製造業の停滞を徐々に生むようになった。 カネのある者は、こっそりと日本製品を購入するようになり 社会主義経済の矛盾を露呈してしまった。 改革を伴わない生産が経済を停滞させてしまった。しかし、 ソ連経済が生き長らえたのは、石油、金などの資源を豊富に 保有していたからで、レーガン米大統領の登場で、西側の インフレもおさまり、資源価格の下落、アフガニスタンでの ソ連軍の駐留でソ連が麻痺してしまい、崩壊に至りました。
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- yosimako
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70年代はブレジネフ時代ですね。経済は停滞してきたところです。冷戦で軍拡競争をしたり、社会主義のため、経済が発展しなかったこともあるでしょう。遠洋漁業で、ソビエト巡視船に品物を渡して、拿捕されないようにという話も聞きました。腕時計=日本製は正確、暦=日本製は美しい(絵や写真で)、で喜ばれたとか。国産の車も粗悪で坂で止まるとか、故障しやすいとか・・・。結果、ソ連崩壊へとつながっていったと思います。今は、石油などの高騰でずいぶん力を増したようです。
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解答ありがとうございます!すごく参考になりました。
お礼
解答ありがとうございます。オイルショックを機に日本が技術革新を進めて軽薄短小型産業に転換したためにソ連の計画経済は時代遅れになり、資源に頼るがインフレ収束により資源価格の下落、アフガン進行に伴う軍事費の増大によりソ連経済はポシャッた、てことですね。めっちゃわかりやすかったです!