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The Economist経済記事の一節再び
初めて経済カテゴリーで質問します。 いつもは英語カテゴリーで質問していたのですが、回答者の方から経済カテゴリーなどで質問したらどうかとの意見がありましたので、今回おじゃますることにしました。 質問は10月22日付けの The big thaw と題する The Economist の経済記事からです。 まず最初の3つの段落を引用します。 THE world’s banking system may still be in intensive care, kept alive largely with the help of generous infusions of capital, liquidity and guarantees on lending from governments. Yet there are hopeful?albeit tentative?signs of recovery. An important indicator of its health is the price that banks say they expect to pay to borrow money for three months, which is usually expressed as the London Interbank Offered Rate (LIBOR), or its European equivalent, EURIBOR. These have been ticking down slowly, often by only fractions of a percentage point a day. Yet on Tuesday October 21st the rate for borrowing euros passed an important milestone, falling to 4.96%, a level last seen before Lehman Brothers collapsed in mid-September. The LIBOR spread over three-month American Treasury bills has also narrowed sharply. The recent improvements were partly stirred by the latest lavish intervention from the Federal Reserve. It made available $540 billion to buy assets from money-market funds, to encourage them to start buying commercial paper issued by banks and companies again. The pace of LIBOR’s recovery may look glacial, but it is actually faster than meets the eye. This is because LIBOR, the heart-rate monitor of the financial markets, seems to have gone on the blink. When markets were at their most stressed it underestimated the full cost to banks of borrowing - partly, in its defence, because there was so little lending in the interbank markets. The rates now being paid by banks to borrow may actually be half the level during the most intense moments of panic earlier this month. さて、この第3段落中の文章、When markets were at their most stressed it underestimated the full cost to banks of borrowing - partly, in its defence, because there was so little lending in the interbank markets. の意味について解説をお願い致します。また、it が指すものは何かのご説明もお願い致します。 なお、前の2つの段落の意味はざっと次のようなものと思います。 世界の銀行システムは依然、集中治療の必要な状態にあるのかもしれない。政府が資金、流動性、融資の保証を潤沢に提供するという下支えによってかろうじて生命を維持している状態だ。しかし、たとえ一時的であるにせよ、回復への望ましい徴候はうかがえる。 健康かどうかの重要な指針となるのは、銀行の言うところによると、3ヶ月間お金を借りる際に自分達が払うことになる代価、すなわち、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)と呼ばれる利率、もしくは、そのヨーロッパ版である EURIBOR だ。この2つはゆっくりとだが着実に低下している。大抵は1日に1ポイントの何分の1という割合であるが。ところが、10月21日(火曜)に EURIBOR は重要な指標を突破した。4.95パーセントにまで下がったのだ。9月半ばのリーマン破綻より前の水準である。また、LIBOR の米財務省短期証券3ヶ月物とのスプレドも急激に縮小した。最近の状況好転の原因は米連邦準備制度理事会が大盤振る舞いの介入を行ったせいに一部帰せられる。同機関はマネーマーケットファンドの資産買い上げに5400億ドルを利用可能にした。これに促されてファンドは再び銀行や企業の発行するコマーシャル・ペーパーを買い始めたのである。 LIBOR の回復ペースはあまりに遅すぎると思われるかもしれない。が、実際は見かけより早いのだ。~
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- kazuya_s
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英語も経済も素人ですが、私もこの記事を読んだので参考までに一言。 おそらくitはwhen以下の状況をあらわしていて it(= such a situation ) underestimated the full cost to banks of borrowing. ってのはマーケットは銀行の運転資金を借りるコストを低く見積もってたってことではないですか。 銀行は日々のやりくりのためにインターバンク市場でお金をやり取りします。しかし、思いのほか金利が高いので銀行は借りれなかったってことじゃないかと思います。 (そして、インターバンク市場は機能停止に陥ったってことではないでしょうか。ライボは銀行が借りたいと思うより上昇してしまい、取引が成立しなくなったのです。) 自信はありませんが、考えるきっかけにでもなればと思います。
- elimakitok
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質問を読んで次のように感じました。的を射ている自信は全然ありませんが、参考になればと考え、敢えて投稿することにしました。 1.'it' は何を指しているかについて 'LIBOR' だと思います。 2.ご指定の文章の解説について 解説はできませんが、訳を試みれば、 「市場が最も緊迫した時点では、LIBOR は、借り手側の(資金手当てに要する)全コストに対し過小評価に陥っていた。その弁護になるが、理由の一端は、市場における貸し手からの資金供給が極端に少なかったからである。」 私は、金融関係は全くの素人ですので、この文章が意味をなしているかどうか分かりません。従って投稿する資格に欠けますが、問題の英文自体は理解できるように感じました。
補足
レスありがとうございます。 うーん。LIBORですか。実はその解釈も一応最初考えてみたのです。なんといっても単数の名詞で直前に出てくるのはLIBORぐらいですから。ただ、LIBORが underestimate したという擬人法になんとなく違和感を覚えて結局候補からはずしてしまいました。 あらためてそう言われるとやはり LIBOR かなという気がしてきます。^^; しかし、いずれにせよ、文章の意味が私には完全に納得のいくものとなっていません。「LIBOR は、借り手側の(資金手当てに要する)全コストに対し過小評価に陥っていた」というのは、結局どういう意味なのか、その理由が「市場における貸し手からの資金供給が極端に少なかったからである」とはどういう因果関係なのか、経済的常識がないので、自分にはよく理解できないのです。 このへんを経済金融に詳しい方に具体的に説明してほしい、別の表現で言い換えてほしいというのが私の希望なのです。 筆者は結局この文章で何を言おうとしているのか、わかりやすくパラフレーズしていただくことはできますでしょうか。
- akik
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最初に断っておくべきことが、私は英文の専門家ではない。 英文から情報を読み取り、それを元に市場でビジネスを 行っているプロフェッショナルであり、残念ながら、 英語の先生ではない、 The Economist を通して英語を勉強されているなら、 それはそれで先見性は正しいです。 このItは意味のないItと解釈しています。 銀行間取引が機能していなかったから、金融機関が 当座の資金を確保できなかった。それは運転資金です。 だから、誰も貸さなくなったので、金利が高くなった。 記事に書いてあるじゃないですか。 英語の勉強をされいるなら、自分の理解できる情報で 勉強すべきで、経済の勉強をされているのなら、 文法的な解釈よりも、情報を読み取るべきです。 ロンドン市場が本日の取引を終えたので、帰宅します。 また、どこかで私がお役に立てれば幸いです。
お礼
再度のレスありがとうございます。 やはり納得のいくご説明はむずかしいんでしょうね。 「~市場でビジネスを行っているプロフェッショナルであり、残念ながら、 英語の先生ではない」 金融のプロではあるが英語のプロではないということですね。 逆に、英語のカテゴリーでは、英語のプロらしき方はいらしても、経済金融の専門知識に自信のある方はなかなか見当たりません。^^; it の解釈については、英語のカテゴリーの回答者の方と私の当初の予想、akikさんの「意味のない it」とそれぞれ解答が分かれてしまっています。 3人ともその根拠、納得のいく説明ができない状態で、いよいよ混迷の度が深まってまいりました。^^; (なお、「文法的な解釈よりも、情報を読み取るべきです」とおっしゃってしますが、情報を正確に読み取るには文法的解釈はマイナスにはならないと思います。文法的解釈と情報を読み取ることは私にとっては両立するものです) いずれにせよ、今回の回答はひとつのご意見として参考にさせていただきます。 ありがとうございました。
- akik
- ベストアンサー率33% (93/277)
(意訳) 緊迫化した状況(金融機関同士の貸し渋り)が発生したがために、金融機関が資金調達金利を重視しなくなった。自己防衛本能もあり、銀行間取引が機能停止していたのだから、無理もない。 記事の記載にあるように、銀行間取引が全く機能しなくなった。この間に銀行間取引が機能していたのは、日本だけでした。これは日銀の福井元総裁の手柄です。日銀は2006年末から日本の金融機関の不動産向け融資を抑制する姿勢を鮮明にしました。日本はもっと福井さんの手柄を評価すべきです。 資金調達難に陥った金融機関がパニックに陥ったのが10月末に発生した金融パニックの一因です。欧米の金融機関は調達金利の高い資金を確保して、当座を乗り越えました。 その最たる例が、米国金融機関の政府資金の注入です。資本注入を受けた金融機関は米国連邦政府に年率10パーセントの金利を支払う必要に迫られています。 銀行間取引が機能停止状態となっていたので、欧米の中央銀行は市場に米ドルを供給し続けたのです。これは日本では全く必要がなかったのです。 福井前日銀総裁の金融政策を、日本はもっと評価すべきです。
補足
レスありがとうございます。 しかし、残念ながら、英文解釈的には納得できない部分が残ります。 問題の英文がなぜ「金融機関が資金調達金利を重視しなくなった」という解釈になるのかその道筋が十分説明されていませんので。 it が指すものは「金融機関」ということでしょうか。it の前にはそれにあたる英語がないようですが、それについてはいかがお考えでしょうか。 それに金融機関が資金調達金利を重視しないというのは常識的に受け入れがたい話ですし。 英文解釈の面からもう少し詳しくご説明願えるとありがたいのですが。
お礼
レスありがとうございます。 しかし、残念ながら、やはりまだ納得がいきません。 おっしゃる書き方「マーケットは銀行の運転資金を借りるコストを低く見積もってた」、「思いのほか金利が高いので~」では、まったく邪心なしに、間違ってコストを低く評価していた、というニュアンスになります。 ところが、それでは partly, in its defence という語句とそりがあわなくなってしまうように感じます。in its defence とあるからには、 underestimate が意図的なものであることを暗示しそうです。 また「低く見積もっていた」という表現は文法的には過去完了形(大過去)を使いそうです。 そういうわけで、自分的にはまだしっくりこない感覚が残ります。 また、it が何を指すかについての問題は、「when以下の状況」をあらわしているとおっしゃって、そのすぐ後では「マーケット」と訳しておられます。「マーケット」を指すとするのは私の当初の考えと一致するものなのですが。 ここまでで it は何かについては意見が出るたびに見解がバラバラになっています。 1. FRB説 (英語カテゴリーの回答者の方の意見) 2. market説 (私が当初可能性として考えていたもの) 3. 意味のない it (このカテゴリーの No.1 の方の意見) 4. LIBOR説 (このカテゴリーの2番目の回答者の方の意見) そして、新たに「状況を漠然とあらわす it 」説ということでしょうか。 いよいよ混迷の度を深めてまいりました。^^; いずれにせよ、ご意見ありがとうございました。 参考にさせていただきます。