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未然形と連用形
動詞の活用形の未然形と連用形がよく分からなくて悩んでいます。 「書かない」を例として 未然形…『未だそうなっていない形』「ない(ぬ)、う(よう)、れる(られる)、せる(させる)」などに続く形。 連用形…『用言に連なる形』「ます、た(だ)、て(で)、たい、たがる」などに続く形。 と、説明はこうなっていますが、『未だにそうなってない形』とは何なんでしょうか… 馬鹿なもので、連用形の「書きたい、書きたがる」などは未だにそうなってないのでは?と首をかしげています。 分かり易く教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。
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- OKAT
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「連用形」について回答します。「書く」の連用形「書き」の後に別の動詞が付いて、いわゆる「複合動詞」を作れます。「書き-すぎる」、「書き-飛ばす」、「書き-込む」など、動詞(用言)が付く例が多いのでこの名称がついたのでしょう。 「連用形」は名詞に転成することが多く、「泳ぎ」(泳ぐ)、「飛び」(飛ぶ)、「つなぎ」(つなぐ)の他、多数あります。 こうした事から、各活用形の中で、使われるパーセンテージは「連用形」が一番大きいので、この点に注目して「岩波古語辞典」では、編者の大野晋氏の考えで「連用形」を見出し項目にしています。(動詞に限る)
- kogotokaubewe
- ベストアンサー率56% (236/420)
No.1です。「急(せ)いては事をし損じる」で、細部がおかしかったので、訂正です。 > 「しゃべり」は用言に付くことが多いので連用形と名付けられたわけです。 と書いてしまいましたが、「付く」ではなく、「(後の)用言に『続く』」です。「付く」だと何かのあとに用言が続くことになってしまいますね。 同じく「多い」もおかしいですね。形容詞・形容動詞はともかく、動詞の場合は、直接用言に続くことはあまりなく、助詞・助動詞(たい、たがる、ます……)に続くことが多いでしょう。「用言に続くのが主な働きと考えられ」ぐらいにしておくのが正確かと思います。「連体形」(体言に続く)との対照で「連用形」としたのかな、とも思いますが、これは私の推測にすぎません。
お礼
小さな事ですが、解らなかった事が解決するとうれしいですね。 本当に感謝します。
- kogotokaubewe
- ベストアンサー率56% (236/420)
未然形も連用形も、「主な」働きによってつけられた名前で、逆にその名前が付いているからといって、その活用形のすべてがその働きをするわけではありません。 未然形はたとえば「しゃべら・ない」「しゃべろ・う」と、まだ「しゃべる」という動作をしていない場合に使うことが「多い」のでそんな名前になっているだけです。 たしかに「しゃべり・たい」「しゃべり・たがる」もまだ、しゃべってない訳ですが、「しゃべり」は用言に付くことが多いので連用形と名付けられたわけです。(「たい」「たがる」さらには「ます」も助動詞で用言ではありませんね。) もし「しゃべり」という活用形が、「たい」という助動詞に続く場合がほとんどで、他の用法がほとんどなかったら、「連『たい』形」という名前になったかも……? 事故米を「非食用米」として販売しても、焼酎も赤飯もできてしまう、いや違うな、言葉に関する本だから「辞書」と言っても、枕としても使える、みたいなもんですかね。
お礼
やっと理解することが出来ました。今まで勘違いしていたみたいです。丁寧なご説明、どうもありがとうございました。
お礼
納得できました。丁寧なご説明、どうもありがとうございました。