「～ちがい」と「～はずれ」の違い

質問

１．「桁ちがい」と「桁はずれ」
この二つの言葉はよく似ています。
意味や使い方に違いはあるんだろうと思いますが、そのへんをわかり易く教えてください。

２．「見込みちがい」と「見込みはずれ」
この二つに差があるでしょうか。あれば１．と同様によろしくお願いします。

３．「場ちがい」と「場はずれ」
「場はずれ」という言葉はあまり見かけませんが、最近、ある委員会の議事録に載っていました。
「大変失礼とは思いますが、何となく場はずれな感じがします。」
「場ちがい」でもいいようにも思いますが、違いがありますでしょうか。

どれか一つでも構いませんのでご回答いただければ幸甚に存じます(^-^ ) 。

回答No.5

sizu-sizu · ベストアンサー

ども，No1です。
No2～4で頑張っていただいていますね。読めばなるほどということも
多かったです。

確かに，「見込み違い」と言われるより，「見込み外れ」と言われる
とかなりガックリきますね。

「見込みちがい」
上司「エクセルができると言うから頼んだのに，できていないね」
部下「エクセルでは，表の文書を作成することができます」
上司「ありゃ，見込み違いだったか」(表計算ができると思っていたのに…)

「見込みはずれ」
上司「エクセルができると言うから頼んだのに，できていないね」
部下「すいません，ちょっとこの計算は知らないです」
上司「ん～見込み外れだったか」(この程度も無理か…)
部下「あうあう…」

この例でいくと，「ちがい」は，もともと見当違いの状況がそこに
ある感じ，「はずれ」はその範疇でできるかと思ってもできなくて
ガックリという感じがします。この例で「ちがい」と「はずれ」を
入れ替えると，なんかしっくりきません。
もちろん，No2～4さんを否定するものではなく，そもそも，合って
いる・間違っているという使い方の言葉でもないような気もします
し…使い分ける状況によって，なんとなくこっちのほうがしっくり
くるなぁという言葉がありそうな気がしました。

取り急ぎ，ご参考になれば幸いです。

お礼

たびたび、ありがとうございます。
なーるほど。
回答を頂いてからずうーっと、考えていますが、自分ではまとめることができません。
ご両所のご回答大変参考になりました。
日本語には大変鋭敏な感覚をお持ちのようで脱帽です。
ボチボチ締めます。
ポイントはエイヤッとサイコロで、すみません。
今後ともよろしくお願いします。

回答No.4

wild_turkey

しつこくＮｏ３のつづき。
３．「場ちがい」と「場はずれ」

「場はずれ」は私もみたことないですね。
検索エンジンにかけてみたのですが、まさにこの回答ページがトップに来てまして、
他に「場はずれ」というキーワードそのものにヒットする結果はないようでした。
脳内辞書になくて語感が湧いてきませんが・・・しいて言えば、Ｎｏ１さんと同様
「場ちがい」のほうがキツい感じはします。

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総合的には、

「ちがい」は「差異」に着目した観点でしょうか。（←そのまんまですね＾＾）
（桁ちがい　→　測定尺度の範囲内で、異なる点に位置する）
（見込みちがい　→　Ａと予想したが、結果はそれとは異なってＢであった）

いっぽう「はずれ」は「ウチ←→ソト」という基準にもとづいて「内側から外側をみる」という
観点なのではないでしょうか。
（桁はずれ　→　測定尺度の範囲内から、それを外れたモノをみる）
（見込みはずれ　→　予想があたっている状態をウチとみなして身を置き、その外側をみる）
「街はずれ」も、町の中心部（＝ウチ）からみたソト、ということなのかな、と思います。
「ウチ←→ソト」の関係は、「ウチはこうであり、ソトはこう」という、対比・差異が
強く意識されるため、「ちがい」と大きく意味がかぶる言葉が生ずるのかと思います。

お礼

いやー、詳しくご回答いただきましてありがとうございます。
＞総合的には・・・。
そうおっしゃられると、確かにそのように思えてきますね。
う～む、なかなかむずかしいですね。
似たような言葉が二つあるってことは、それぞれの存在価値がある、すなわち全く同じではなくて、チョッと違うということなんだろうと思います。
お話を伺っていて、「はずれ」や「ちがい」も上に付く言葉によって、意味が大分振れるように思えてきました。
こりゃ数学の公式のようにはいかないようですね。
いろいろ勉強になります。ありがとうございました。

回答No.3

wild_turkey

Ｎｏ２のつづきです。
２．「見込みちがい」と「見込みはずれ」

見込んでいるからには、予想なり期待なりがあるわけですが、
「見込みはずれ」のほうが、ガッカリ感が強いような気がします。
的が矢を外れるイメージが影響してるんでしょうか。
「見込みちがい」は、ＡかＢかＣか・・・といろいろ考えて、よしコレだろう、という
熟慮する過程があるような雰囲気を感じます。いっぽう、「見込みはずれ」は
こうであってほしい・・・という希望的観測の匂いがします。

例：
１．　上司「君ならできると思っていたが、見込みちがいだった」
（→私の遂行能力をクールに予測していた感じ）
２．　上司「君ならできると思っていたが、見込みはずれだった」
（→それなりに期待していてくれた感じ）

回答No.2

wild_turkey

しっかりした根拠があるわけではありませんが・・・。

１．「桁ちがい」と「桁はずれ」
ケタチガイ、ケタハズレ・・・と呪文のように呟いてみた結果、「桁はずれ」のほうが
違いの程度が大きいのかな、という気がしました。
「桁ちがい」は、一応比較してみた結果ケタが違った、という感じで、
いっぽう「桁はずれ」は、あまりにもスケールが違いすぎて比べようがない、という。

長～いソロバンの枠の中にともかくも収まるのが「桁ちがい」で、「桁はずれ」のほうは
枠を外れてはみ出してしまってるから、どの辺りに値がくるのかすら、わからない。
そんな感じがします。
例：
１．「ダチョウはスズメより桁ちがいに大きいため・・・」
２．「ダチョウはスズメより桁はずれに大きいため・・・」
読み流してみると、２．は「そこまで大げさに言わんでも」という気がします。
でも、人によってはＯＫかも。

私の語感では「クジラはメダカより桁はずれに大きいため・・・」くらいならＯＫ。

回答No.1

sizu-sizu

ども。
１
基本的に，「桁ちがい」も「桁はずれ」も，常識の範囲を大きくかけ離
れた様を表すのに使用して意味の取りかたに差はないと思います。
２
これも同様に，予想・あてが外れる意味では同じ意味をもっています。
３
「場はずれ」は聞いたことが無い言葉ですね。

意味は同じですが，どういう印象があるかという感覚的な部分で見ると
私の私見ですが，
「ちがい」はまったく違ったと強い感じがし，「はずれ」はその範囲内
で若干のずれがあるような感じがします。
例えば，「象はアリより桁ちがいに大きい」，「私の飼っている柴犬の
ジョンは，同じ柴犬に比べても桁はずれに重い」どちらも，「ちがい」
と「はずれ」を入れ替えても良いと思いますが，「ちがい」はどちらか
といえば全く異なるものを対象とし，「はずれ」は同じ土俵上一般論で
考えてもそれを超えている印象です。
これを基に考えると，論点の３で「場ちがい」と「場はずれ」がござい
ますが，人から「発言が場ちがい」と言われたら，「ここに居てはふさ
わしくない」と言われていそうで，私ならかなり傷つきます。
「発言が場はずれ」と言われると，「あ～ちょっともとの論点からずれ
てたかな」など思うかもしれません。
できる限りやんわりと指摘をしようとしたのではないかなと感じます。

もちろん，後半は私の思いだけですので，辞書面からは「ちがい」，
「はずれ」とも同じ意味を持った言葉ではないかと思います。

お礼

＞「ちがい」はまったく違ったと強い感じがし，「はずれ」はその範囲内で若干のずれがあるような感じがします。

なるほど、語感にそんなところがあるように思います。
「街外れ」といっても、同じ市街のハジッコですから、同じ土俵の中ですね。

＞もちろん，後半は私の思いだけですので・・・。
いいえ、大変勉強になりました。ありがとうございます。