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あん摩マッサージ指圧師を目指すにあたって、学校・科・収入・待遇・方向性について。
30歳男性。最近会社を辞め、あん摩マッサージ指圧師を目指して専門学校への入学を考えております。当初は民間資格の中で比較的しっかりしたカリキュラム・内容を持ったスクールを検討しておりましたが、やはりいくら勉強しても無資格者ということであり、人の身体を診る以上充分な知識を身に付け、国に認められた上で人様の苦痛を和らげたいと思うようになり、国家資格を目指そうと考えております。 そこで、長々と読みづらく大変申し訳ございませんが、以下3点質問させてください。どうぞよろしくお願いいたします。 (1)専門学校・科について。 現時点では、鍼・灸を使ってというよりも、自分の手で直接、手技一本で勝負していきたい思いが強くあります。同じ3年間で資格をとるのであれば鍼灸含む3つの資格が同時取得できる学校・科を受験したほうがいいという考えが妥当かもしれませんが、もう若くもなく(2校見学に伺ったあはきの学校では倍率6倍と入学できるまでにも何年かかかるというリスクも高い)分野を搾ってより深く知識・実技の習得に励みたいという思いや、何よりあん摩マッサージ指圧を極めていきたいという思いから、あん摩マッサージ指圧のみの学校を受験しようかという考えに傾きつつあるところです。ただ私自身まだ業界に精通していないので、たとえば求職時・就職後・独立開業後のそれぞれにおいて鍼灸を併せ持っていないことでのデメリットがどれほどのものか、などについて、またその他全般についてもご意見お聞かせいただけたらと思います。 (2)治療系・癒し系について。 そもそもこの業界を志そうと思ったきっかけは、自分がサラリーマン勤務で背中のこりを強く感じ、各種整体やカイロ、鍼治療などを受けてきた中で、治りはしないものの、リラクゼーション店でのほぐしといったアプローチにより、とても体が楽になり助けられたということからでした。国家資格を目指されている方々は、皆さん医療従事者として治療を目的とし高い志を持った方々ばかりだと思います。その中で、資格取得後の進路として、癒し産業に進みたいというのは、国家資格取得者としてはやはり望ましくない方向性(成り下がり?)なのでしょうか。また、例えば国家資格を取得している人が治療院ではなくリラクゼーションという目的で働いている方はどのくらいいらっしゃっるのでしょうか。巷でよく見るクイックマッサージにも似た気軽に入れそうな店構えで開業した場合について、広告の問題含め好ましくない部分等ありましたらお教えいただけますでしょうか。 (3)収入・待遇等について。 極めて個人的なことになってしまいますが、数年後には結婚も考えております。当然、意欲・努力次第でありそんなにあまい世界ではないとは思いますが、生計を立てて一家を養っていくことができるものなのか、収入面・待遇面はどの程度見込めるものなのでしょうか。高い学費と3年間の生活費もあることから、(当然自分次第ですが)投資した以上のものが得られるか余計に不安視してしまいます。就職先にもよってくると思いますが、病院・治療院・在宅介護・リラクゼーション店などで雇用された場合、それぞれについての概況を教えていただけますと助かります。また現実的に安定して働ける方面などもありましたらご教示いただけますでしょうか。
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はじめまして。 整体やカイロを蹴ったのは正解ですね! それでは項目ごとに回答いたします。 (やや偏ってるとおもいますがご容赦) (1) 例えばギックリ腰の患者さんがいるとします。あなたならどう治療しますか? 急性炎症は揉むと悪化しますが、鍼なら一回治療しただけでかなりよくなります。 また、こりをほぐす目的でも、揉む、鍼、電気など様々な刺激でアプローチすると、 とても良く効果が出るものとそうでないものがあります。 鍼灸師はマッサージができますが、マッサージ師は鍼が出来ません。 >分野を搾ってより深く知識・実技の習得に励みたいという思いや、 >何よりあん摩マッサージ指圧を極めていきたいという思いから これは学校で極めるものではありません。 あくまでも卒業後、患者さんを沢山診ることで養われます。 そのときに色々な知識をもっているととても有利です。 医学の知識に無駄はありません。貪欲になりましょう。 まだ白紙の状態で可能性を狭めるのは賢くないと思います。 まだまだ30代。学生には50、60代もいますよ。 (2)リラクゼーションのマッサージでも国家資格は必要です! >国家資格取得者としてはやはり望ましくない方向性(成り下がり?)なのでしょうか。 そんなことありません。卒業後は色々なところで色々なものを見たほうがいいと思います。 治療院、リラクゼーション系、病院などそれぞれに個性がありそのどれも無駄にはなりません。 そして開業するときに売り上げなど勘案して営業方針を決めればいいと思います。 ちなみにリラクゼーション系の無資格者がマッサージでお金をもらうのは違法です。 いくらリラク系マッサージであろうとも“業”とすれば法律違反です。 有資格者じゃないと看板に“マッサージ”とかけないので、 無資格者は整体とかマッサーとか訳の解らない事を謳います。 ちなみに理美容院のマッサージは“業”ではなくお金をもらわない“サービス”です。 巷にはびこるリラク系マッサージや整体、カイロは野放し状態です。 正直、福田さんに何とかしてほしいです。 (3) 収入、待遇は事業者によって様々ですが、全体的に言えることはとっても低いです。 ハローワークにインターネットサービスがあります。 資格で絞り検索できるので見てみるといいと思います。 しかし卒業直後は収入よりも得るものが沢山あると思います。 奥様にも協力してもらい将来、独立するための力を蓄えればいいと思います。 これから先、長いですが頑張ってください!!
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- inchou
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追加分の回答です。 (1) 学校により差があるかもしれませんが、私はそんなに差がなかった記憶があります。いずれにしても学校で学べるものはわずかであり、大差のないものと考えて結構だと思います。 手技であればバイトなりで学んだ方が即戦的ではあります。 ただ学校で教わる基本は本当に大切なので、外で学ぶにあたり、応用手技に染まり過ぎないようにしないといけません。 (2) 整体の学校はわかりませんが、手技自体は学校に通わなくても習得できると思います。ただ、就職する際、全くの無資格者よりは民間の整体資格があった方が有利かもしれません。この件は私自身と関連がないので不明です。数百万で民間資格を取るのなら、タイでも行って本格的にタイマッサージでも学んだ方がいいような気がします。リラクゼーション系ならなおさら。 一般的な考え方ですが、ご自信の目指す店舗・客層などを想定し、それにあった就職先を探すべきでないかと思います。 (3) 整体の学校の経営ノウハウ指導はわかりません。 国家資格の学校ではそのような指導はありません。 しかし、業態的に複雑な業態とはいえませんから・・・ ハッキリ言うと教えて貰う事は無いような気がします。 逆に指導します!という部分に胡散臭ささえ感じます。 だからと言って簡単に生き残れるという事ではないですが・・・。 手技・資金・経理・マーケティング能力・店舗のセンス・広告宣伝・雇用・リスクマネッジメントなど短中長期と考えていきます。ひとつひとつは難しいものではありません。それらを他の店舗よりより良く行えた者が生き残ります。手技より重要部分と思われます。 失礼ですが年齢を考慮するとこの辺りに自信がないと将来厳しいことが予測できます。(若ければ180度転換ができるという意味で)
お礼
再度のご回答誠にありがとうございます。充分参考にさせていただき、今後の方向性を検討していきたいと思います。
- kawase_oh
- ベストアンサー率42% (3/7)
過去に同様の質問があったので掲載しておきます。 鍼灸師の収入は3年制以上の医療系国家資格の中でも最も低く最低クラスです。開業したとしても同様で鍼灸師の29.4%が月収15万円以下と言った資料があるようです。
お礼
厳しい現状をより具体的に認識するのに大変参考になりました。ご回答いただきましてありがとうございました。
- o120441222
- ベストアンサー率69% (3624/5206)
No,3です。 質問者さまはまだ民間資格にとらわれているようなので補足します。 >そのような可能性はどの程度あるのでしょうか…。 日本は既得権を大事にするので、0ではないがほぼないと思います。(あくまでも私見です) >短絡的ですが、現時点ですと有資格者が報われにくいという印象が強くあります。 なぜそう思われますか? 無資格者だと就職の幅も狭いです。 (病院、あはきじゅう治療院では軽蔑されます。もちろん雇いませんし、求人もしません) 客単価も安いですね。 大体見たかぎりでは60分3000円台でないでしょうか、有資格者の半分ですね。 自賠責も無資格者では取り合ってもらえないのが現状です。 ようするに社会的地位が低いのです。 >個人的には、あくまでリラクゼーション目的ということであれば、実際需要も多数あり、 民間の資格ではあるにせよ、認められるべき価値高いもののように感じます。 質問者さまが仰る“リラクゼーション目的”とはマッサージのことですか? だとしたら、医者とマッサージ師以外がマッサージでお金を貰うのは違法です。 治療だろうが、癒しだろうが、足裏だろうが目的はまったく関係ありません。 マッサージをしてお金をもらうという行為に制限があるのです。 私が思うに整体やカイロをやっている人たちは、 リラクゼーションというより治療という意識を持っていると思います。 中途半端な知識で治療と思い込んでいるので大変危険なのです。 自分の病態を知らない患者が沢山やってきます。なので私はどんな目的であれ(癒しとか)、 人に触るということは一定以上の知識は必須と考えております。 それは国指定の養成所でしっかり勉強し国家試験に合格した者。 すなわち国家資格者ではないでしょうか。 「需要があるからそれでいい」??なんか大事なもの見失っていませんか? はっきり言ってしまえば、あはきじゅう以外の類似職は消滅した方が世のため人のためだと思っています。 患者さんに接する仕事は中途半端じゃダメだし、自分に厳しさがないとダメだと思います。 楽な方法や近道なんて問題外です。 もう一度冷静に「人の体を触るとはどういうことか」を考えて下さい。 厳しい口調もありましたが何卒ご容赦下さい。 少しでもご参考になれば幸いです。
お礼
有資格者が無資格者より就職時有利であったり社会的地位が高い、 といった実状について、いまいち自分の中で理解が進んでおりませんでした。大変参考になる内容でご回答いただきありがとうございました。 また、治療にせよ癒すにせよ「人の体を触る」ということの重大性をもう一度見つめ直し、進路を検討していきたいと思います。 補足してわかりやすくご解説いただき、ありがとうございました。
- inchou
- ベストアンサー率56% (14/25)
鍼灸マッサージの資格があり治療院を開業しているものです。 (1)鍼灸マッサージの資格を取る事をお勧めします。 鍼灸科と鍼灸マッサージ科のある学校であれば両科の学費の差は大きくありません。故に鍼灸とマッサージを取った方が有効であると思います。確かに、マッサージ科だけの学校は全般的に学費が安い傾向にありますが・・・。学習内容として8割は重なりますので大きな負担にはなりません。 鍼灸とマッサージは手技こそ違えど、治療の考え方は類似しております。マッサージ中心の手技でも鍼灸の知識が大いに役に立ちます。 就職に関して、もちろん鍼灸中心の治療院には勤められません。しかし、マッサージを取り入れている治療院が多く大きな問題にはなりません。 (2)リラクゼーションのマッサージに国家資格は必要ありません。 リラクゼーションマッサージはサービス業に位置づけられます。ご存じのように資格所得まで費用・時間がかなりかかります。国家資格のいらないリラク系マッサージを開業するならば資格は無駄になります。資格所得者のリラク系マッサージで働いている方は少なくありません。リラク系だから技術を高めることができないという事は無いからです。 広告規制については国家資格があるなしではなく、治療院として保健所の認可のもと開業するか、リラク系マッサージのサービス業として開業するかどうかです。 (3)開業しないと生活もままならない業界です。 資格所得後の初任給は20万前後といった低収入を覚悟しないといけません。また、昇給率・社会保障などは一般企業にくらべるとずさんなものです。開業しないと投資した費用を回収できる給与は望めません。しかも開業して成功するには治療家としての資質は当然、経営能力も必要です。成功率も高くはありません。 主観的な意見ですが、リラク系のマッサージで開業をされる目的なら国家資格を取る必要はないと思います。目的と手段が合理的ではないことと、資格を取る為の時間と費用は損失になると思われます。 国家資格を取り、老人施設に就職し、将来は保険治療の治療院を開業、寝たきりの老人を元気にする!など目的と手段をもう一度よく考えてください!厳しい事ばかり書きましたが、人を思いやることにより感謝されお金をもらえるすばらしい業界であることも間違いありません。
補足
大変参考になるご意見、本当にありがとうございます。申し訳ございませんが、関連してまた質問をおつけてしまっております。もしよろしければ、どうぞよろしくお願いいたします。 >(1)鍼灸マッサージの資格を取る事をお勧めします。 →やはりそうですね。もう一点気になるところとして、あはきの学校ですと、学科・実技ともに、どちらかというと鍼灸がメインとなって進められるようなことを聞いたことがあり、私もそのような印象を抱いております。それこそ学校の色によるとは思いますが、実際のところは鍼灸が中心であん摩マッサージ指圧は補助的な内容で学習が進められる、といった傾向や実状はあったりするのでしょうか。 >リラク系のマッサージで開業をされる目的なら国家資格を取る必要はないと思います。目的と手段が合理的ではないことと、資格を取る為の時間と費用は損失になると思われます。 →ご指摘の通り、逆に国家資格をとらないとなると、やはり費用・時間の負担が軽減できるのは大きなメリットとして感じます。その場合、整体のスクールや学院に通って学ぶのがいいのでしょうか。または、リラク系の会社に就職してから、社内研修で教育してもらえるような会社に入ってどのようなものか経験してみるというのがいいのでしょうか。少しでも収入がありながら業界を覗けるというのは、初心者の私にとっては一つの手かなとも、つい考えてしまいます(無資格ということで将来的不安は一層感じるでしょうが)。 >(3)開業しないと生活もままならない業界です。 →厳しい世界ですね。ちなみに経営能力という点について、学校では経営ノウハウまではやはり教えてもらえないのでしょうか。民間資格のスクール等では、経営ノウハウまで包括的に指導してもらえるところが多いようですが。
- sachi218
- ベストアンサー率16% (545/3288)
素人ですが、周りに鍼灸師もいたので現状を。 1.はあきの学科をおススメします。 出来るのに(鍼灸の資格があって)あえて 手技での治療をするのと、出来ないからしない のでは治療の幅が違ってくると思います。 症状によっては、やはり針を使ったほうが患者に 負担がかからなかったり、早く楽になれれば そちらの方を選択したいからです。 2.ちょっと分らないのでこれは省略。 3.後々は独立開業だと思うのですが、今でも徒弟制度が 根強く残っている世界です。学校を卒業しても、見習い の扱いで給料も少ないと聞きます。 資格取得、開業といっても技術と営業力、顧客の確保が ないと難しいと思います。 とデメリットばかりになってしまいましたが、自分の腕で 患者を癒す、治療するということは素晴しいことだと思います。 また、顧客さえつけば、長く自分のスタンスで仕事を続けられる とも思います。 ぜひ、がんばってください。
お礼
早速のご回答本当にありがとうございます。 やはりあはきの学科をおススメということでございますね。確かに、治療する際の知識・手技の幅に大きく違いが出てきそうですね。私もその点ちょうど気にしていたところでした。 参考にさせていただきます。ありがとうございました。
補足
迷ってしまっているところで、ご意見いただけて非常に助かります。偏っているとは思いません、ご丁寧に本当にありがとうございます。参考にさせていただきます。 >(1)まだ白紙の状態で可能性を狭めるのは賢くないと思います。 →そうですよね。確かに私もそのように感じます。実は盲学校の入学資格には該当しない程度の眼病があり、学科の勉強への不安や、学費が若干安いという点なども、自ら可能性を狭めようとしてしまっていた要因だったと思います。あまり視野が狭くならないよう気をつけて検討するようにします。 >(2)治療院、リラクゼーション系、病院などそれぞれに個性がありそのどれも無駄にはなりません。そして開業するときに売り上げなど勘案して営業方針を決めればいいと思います。 →目標を持つのは大事かもしれませんが、最初から結論付けずに、いろいろ経験をつむことが大事ということですね。 >(2)巷にはびこるリラク系マッサージや整体、カイロは野放し状態です。正直、福田さんに何とかしてほしいです。 →仮に民間資格を取得して癒し産業に足を踏み入れた場合、先々、法が整備されたらと思うと、やはり敬遠してしまいます。そのような可能性はどの程度あるのでしょうか…。短絡的ですが、現時点ですと有資格者が報われにくいという印象が強くあります。個人的には、あくまでリラクゼーション目的ということであれば、実際需要も多数あり、民間の資格ではあるにせよ、認められるべき価値高いもののように感じます。ただし国家資格として設けられている限り、規制なり緩和なり、細やかな法制度の下で、更なる差別化はあってほしいものと感じます。