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ルワンダ紛争について

前にルワンダ紛争のことを質問しましたがまた質問します。                                      <(1)ルワンダ紛争のことを調べていたら、「インプザムガンビ(impuzamugambi)」という組織のことを知りました。どういう組織ですか?                                                              <(2)「ルワンダ愛国戦線」にツチ族だけでなく、隣国ウガンダの人達も参加してたというのは本当ですか?

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  • DieMeute
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回答No.1

(1)インブザムガンビはフツ族至上主義者の政党CDR(共和国防衛連合)の民兵組織です。 与党だった政党MRND(開発国民革命運動)の民兵組織で虐殺を行ったインテラハムエと連携しており、インブザムガンビも虐殺を行っていました。 CDRは、ツチ族に譲歩を示すハビャリマナ大統領とMRNDの穏健派に反発する者達が新たに作った政党でした。 その為、MRND内の対ツチ族強硬派とCDRとの関係は深く、インテラハムエとインブザムガンビとの間には連絡機関が置かれ、ツチ族に対する虐殺において共同歩調がとられました。 (2)本当です。 現在のウガンダのムセベニ大統領は、反政府ゲリラを率いて前政権を倒し、現在の政府を作りました。 その時、強力な味方になったのが、ウガンダにいたルワンダ難民からのゲリラへの参加者でした。本筋からは離れるので省略しますが、ルワンダ難民はウガンダの前政権に迫害を受け、生存の危機に瀕します。その為、多くのルワンダ難民の青年がゲリラに参加したのです。 ムセベニがゲリラを率いて首都を制圧した時、ゲリラの兵力の20%から25%がルワンダ人だったと言われています。 ゲリラはそのままウガンダ正規軍に変貌していきますが、参加したルワンダ人は、そのままウガンダ軍に残ったり、退役して後に作られた「ルワンダ愛国戦線」に参加します。 ムセベニ大統領は自分達の戦いに力を貸してくれた恩に報いる為に、「ルワンダ愛国戦線」に支援を行い、便宜を図ったと言われます。 後に「ルワンダ愛国戦線」の指揮官となり、ルワンダに侵攻して政府を倒し、現在ルワンダ大統領になっているポール・カガメもウガンダ軍のNO.3の地位についていました。 1987年に「ルワンダ愛国戦線」が作られ、以後ルワンダのハビャリマナ政権に対し戦いを始めますが、その頃からウガンダ人による支援が行われていたそうです。武器の供与や訓練を施すだけでなく、実際にウガンダ人によるゲリラ活動やスパイ活動が行われていたとも言われます。 1994年に発生した大虐殺で「ルワンダ愛国戦線」は急遽、ルワンダに侵攻しますが、この時はウガンダ正規軍が支援していたと言われます。 基本的に「ルワンダ愛国戦線」は、ルワンダ人の組織ですが、ウガンダ軍に所属していたルワンダ人が中核であり、また、そのゲリラ及びスパイ活動にウガンダ人が手を貸していた事は間違いないようです。

nitigetu
質問者

お礼

詳しい回答ありがとうございます。補足も回答してくれてありがとうございます。

nitigetu
質問者

補足

質問欄に書き忘れたので、ここに書きます。「ルワンダ愛国戦線」には、フツ族も参加していたというのは本当ですか?

その他の回答 (2)

  • DieMeute
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回答No.3

また補足の質問があったようなので・・・ タンザニアの首都で近隣諸国首脳会議が開かれた帰りでした。 ブルンジのヌタリャミラ大統領も行きは自分の国の飛行機で来たのですが、帰りにルワンダのハビャリマナ大統領の飛行機に同乗を頼み、それが受け入れられ乗っていたそうです。 何でもヌタリャミラ大統領の飛行機は旧式のプロペラ機で、それに比べハビャリマナ大統領の飛行機はフランス製のビジネスジェット機だったそうです。 そこで快適な帰りの空の旅がしたくてヌタリャミラ大統領が同乗を頼んだと言われています。 ちなみにブルンジはルワンダの隣国です。そして、ヌタリャミラ大統領はハビャリマナ大統領と同じくフツ族でした。

nitigetu
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

  • DieMeute
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回答No.2

補足の質問があったようなので・・・ 「ルワンダ愛国戦線」にフツ族も参加していました。 ハビャリマナ政権はフツ族主体の政権ではありましたが、フツ族全体にとっては公正でも公平でもありませんでした。ハビャリマナ大統領の親族や、大統領の出身地の有力者や企業家などの一部の特権階級に利益誘導がなされる腐敗した政権でした。 その為、その不正を正そうと反政府活動に身を投じたフツ族の人々もいたのです。 しかし、軍や民兵により堅固に守られている政府を倒せず、逆に反乱分子として逮捕されたり、外国に逃亡するしかなくなった活動家もいたのです。 その一部はウガンダに逃れ「ルワンダ愛国戦線」に参加しました。 その代表がフツ族のバステール・ビジムングです。 彼は1990年にウガンダに逃れ、「ルワンダ愛国戦線」に参加します。 「ルワンダ愛国戦線」が1994年に政府を倒し、新たに政府を作った時には、その最初の大統領になりました。 ただ、彼は「ルワンダ愛国戦線」の司令官であり、副大統領の地位に就いたツチ族のポール・カガメの傀儡だったと言われています。 もともと「ルワンダ愛国戦線」はツチ族主体の組織ですが、この時は国内外に、フツ族とツチ族の和解をアピールする為に、あえてフツ族の人物を大統領の地位に就けたと言われています。 実際、この人事は国内外に好意的に評価されました。

nitigetu
質問者

補足

どうしてハビャリマナ大統領と一緒にブルンジの大統領シプリアン・ンタリャミラが飛行機に乗っていたのですか?

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