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和訳を見ていただけないでしょうか?
いつもお世話になっております。 つぎに記した一連の英文の和訳を見ていただけないでしょうか? 質問したい内容は重点的に記してありますので,主にその点にご回答くだされば幸いです。 1. The future of capitalism has also become the object of investment decision making. 「資本主義の将来性も,投資意思決定を行う際に考慮すべき対象となった」 このobjectは対象というよりも目的なのでしょうか? このひとつ前のパラグラフにも "In making corporate elites the object of institutional investor strategy, the futures of many firms and industries have become issues of market speculation." という一文が含まれており,私はこの一文を 「企業のエリート集団を機関投資家の投資戦略の対象とする際には, 多くの企業と産業の将来性が市場投機の問題点になる」 と訳してみたのですが。 2. Whereas focus upon the firms of the S&P500 is often an exercise in reassigning corporate value from managers to owners, institutional investors have also sought to anticipate the next frontier and the next set of market opportunities. 「多くの場合,S&P500に属する企業へ関心を集中させることは, 企業価値を経営者から所有者へ再配分する行為である一方, 機関投資家は今後の未開拓分野や市場機会を先取りしようともしてきた」 "focus"とは,この場合何の集中を指すのでしょうか? 話の流れから考えると自然と投資の集中なのでしょうが, S&P500のような主要銘柄へ投資が集中することで企業価値の再配分が行われるということがわかりません。 この文の言いたいことは,「機関投資家は主要銘柄だけではなく,新興企業へも投資を行っていた」 ということであるのだろうとは何となく想像できますが。 3. It is arguable that the bubble was an extreme instance of this process of looking forward. 「バブルが,この展望に関するプロセスの極端な一例であったことには論拠がある」 "arguable"を「論拠がある」と訳して見ましたが,辞書には「議論の余地がある」という意味もあります。 前2文をしっかり解釈出来ていないために,どちらの意味で訳す方が適当であるかがわかりません。 4. But it is characteristic of financial institutions to anticipate the creation of value especially in circumstances where there are high potential pay-offs compared to the hard graft associated with extracting value from mergers and acquisitions. 「しかしながら,とくにM&Aからの価値抽出に関連した手堅く確実に得られる利得よりも 高い潜在的報酬が存在する状況において,価値の創出を予測することは金融機関の特徴である」 この文は,そもそも文構造からわかりません。 itはto以下の仮主語で,itは何かしらの代名詞でto不定詞の部分が他の働きをするのかがわかりません。 また,この文の後には金融市場が効率的であるということは疑わしいという内容が書かれているため, どの文をどのようにとらえればよいのかも定かでありません。 勉強のために洋書を読み進めているのですが,毎日のように疑問点が現れてきます。 何とぞご回答のほど宜しくお願いいたします。
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1 The future of capitalism has also become the object of investment decision making. 「資本主義の将来性も,投資意思決定を行う際に考慮すべき対象となった」 訳自体は良いですが、あくまでもこの話は企業レベルの話です。国家レベルの資本主義の話ではないはずです。 そう考えてしまうと途方もない誤解をしてしまう可能性があり、それを鵜呑みにしてしまうと質問するのが逆効果になる恐れがあります。株式会社資本主義、株主資本主義という話を含めた企業レベルでの資本主義の話でしょう。以下に書いてある話からもそのように読み取れます。 In making corporate elites the object of institutional investor strategy, the futures of many firms and industries have become issues of market speculation." 「企業のエリート集団を機関投資家の投資戦略の対象とする際には,多くの企業と産業の将来性が市場投機の問題点になる」 このthe futures of many firms and industriesという部分がThe future of capitalismという部分に対応しています。capitalism=an economic system in which a country’s business and industry are controlled by private ownersというのが基本ですが、ここでは狭義の意味(企業レベル)で使っています。訳は大体良いと思います。 2. Whereas focus upon the firms of the S&P500 is often an exercise in reassigning corporate value from managers to owners, institutional investors have also sought to anticipate the next frontier and the next set of market opportunities. 「多くの場合,S&P500に属する企業へ関心を集中させることは,企業価値を経営者から所有者へ再配分する行為である一方,機関投資家は今後の未開拓分野や市場機会を先取りしようともしてきた」 focusを投資の集中ととると文法的におかしくなります。ここはSVC構文ですがFocus is an exerciseという構造を考えると「focus投資の集中はexercise実践である。」という事になり主語と補語の関係がおかしくなります。 focusはthe thing that people are most interested inという辞書等での文字通りの第一義で「関心」「関心の的になっていること」と言う意味です。 This is a pen.のようにFocus is an exercise.だけで考えると「focus(企業の注目の的)となっていることはexercise(~の実践)である。実践することである。」となって主語と補語の関係があってきます。 Whereas focus upon the firms of the S&P500 is often an exercise in reassigning corporate value from managers to owners, S&P500に属する企業の関心の的となっていることは企業価値の経営者から株主への再配分の再譲渡の実践である一方。 のようになりすっきり意味も通ると思います。そんな大それた話をしているわけではありません。 3. It is arguable that the bubble was an extreme instance of this process of looking forward. 「バブルが,この展望に関するプロセスの極端な一例であったことには論拠がある」 arguableは疑わしい、議論の余地がある、ですね。 4. But it is characteristic of financial institutions to anticipate the creation of value especially in circumstances where there are high potential pay-offs compared to the hard graft associated with extracting value from mergers and acquisitions. 「しかしながら,とくにM&Aからの価値抽出に関連した手堅く確実に得られる利得よりも 高い潜在的報酬が存在する状況において,価値の創出を予測することは金融機関の特徴である」 It is characteristic of ~ to doというのはひとつの構文になっています。ONLINE辞書等を参照してください。 かなり深い内容で誤訳、誤解も多いようですから、決して鵜呑みにすることなく、またこのサイトだけで終わらせないことです。私はこの文章を通して読んだわけでもないですし内容も深く、専門家を名乗ることは無責任なことだと思うのでそのように名乗ることは、できませんし、このサイトの専門家もどちらの専門家か分かりませんから、実際に専門家に見ていただく機会があると良いですね。誤解をしたままにしておくのは英語力向上の大変な妨げになります。まさに質問者の分からないところが分かることが力になるのです。誤訳、誤解は論外です。 As speculation took over stock-by-stock valuationというのには回答できませんでしたが、ちょっと誤解しているように思い、それを信じていらっしゃるならちょっと残念に思ったもので今回回答させていただきました。厳しい言い方をしますとこれだけ難しいものをお読みになるとなるとご質問なさっていない部分でもわからないところがおありになり、自己満足で終わる可能性もありますが、それはそれでよいとも思います。世の中には「必要な無駄」というのもありますし、英文読解に関して誰もが通る道ですね。どうぞ英語をお楽しみください。
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- NooGarde
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入れ忘れました。参照サイトです。 http://eow.alc.co.jp/it%20characteristic/UTF-8/?ref=sa 書き忘れましたが私も間違っているかもしれませんので、あまり信用なさらぬよう(笑) なので「一般人」
- go_urn
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こんにちは! とても難しい文章をよく読んでいらっしゃると、啓発されます。以下、よく分かりませんが、卑見を述べておきます。 1. The future of capitalism has also become the object of investment decision making. 「資本主義の将来性も,投資意思決定を行う際に考慮すべき対象となった」 このobjectは対象というよりも目的なのでしょうか? ●「(考える)対象」だと思います。何に投資するかを決める場合に、資本主義が今後どうなっていくかを考えざるを得ないということで、貴訳で正確な訳になっていると思います。 これまでは、企業のことだけ考えていればよかったわけですが、もっと大きな、資本主義の行く末までも考えなければならなくなった、ということかと... "In making corporate elites the object of institutional investor strategy, the futures of many firms and industries have become issues of market speculation." という一文が含まれており,私はこの一文を 「企業のエリート集団を機関投資家の投資戦略の対象とする際には, 多くの企業と産業の将来性が市場投機の問題点になる」 と訳してみたのですが。 ●同じく正確な訳だと思います。エリート企業(corporate elites)に投資するにしても、他の多くの企業の未来(=上に言う、資本主義の行く末)を計算に入れなければ、うまい投資ができないということでしょう。 2. Whereas focus upon the firms of the S&P500 is often an exercise in reassigning corporate value from managers to owners, institutional investors have also sought to anticipate the next frontier and the next set of market opportunities. 「多くの場合,S&P500に属する企業へ関心を集中させることは,企業価値を経営者から所有者へ再配分する行為である一方,機関投資家は今後の未開拓分野や市場機会を先取りしようともしてきた」 "focus"とは,この場合何の集中を指すのでしょうか?話の流れから考えると自然と投資の集中なのでしょうが,S&P500のような主要銘柄へ投資が集中することで企業価値の再配分が行われるということがわかりません。 ●focus は投資の集中でいいと思います。エリート企業に投資が集中するのは、企業の価値を、経営者から所有者(株主)へと移す流れを反映しているわけですが、機関投資家は、さらに、現下の趨勢の先にあるものを見越そうとしてきたということで、1.の議論と相同です。安定志向は見かけだけで、この先に控えている大変動の波の先を考えようとしているということです。 3. It is arguable that the bubble was an extreme instance of this process of looking forward. 「バブルが,この展望に関するプロセスの極端な一例であったことには論拠がある」"arguable"を「論拠がある」と訳して見ましたが,辞書には「議論の余地がある」という意味もあります。 ●後ろに Butが来ますので、「論拠がある」とすると、流れがおかしくなります。「バブルが,この未来への投資志向のプロセスの極端な例であったと言えば反論もあろうが」となって、後の、しかし、機関投資家たちは...という文に自然に接続します。 4. But it is characteristic of financial institutions to anticipate the creation of value especially in circumstances where there are high potential pay-offs compared to the hard graft associated with extracting value from mergers and acquisitions. 「しかしながら,とくにM&Aからの価値抽出に関連した手堅く確実に得られる利得よりも 高い潜在的報酬が存在する状況において,価値の創出を予測することは金融機関の特徴である」 この文は,そもそも文構造からわかりません。itはto以下の仮主語で,itは何かしらの代名詞でto不定詞の部分が他の働きをするのかがわかりません。また,この文の後には金融市場が効率的であるということは疑わしいという内容が書かれているため,どの文をどのようにとらえればよいのかも定かでありません。 ●文構造は、It が仮主語、真主語がto anticipate the creation of value... です。be characteristic of ~は、~に特徴的だ、ということです。 大雑把に言うと、従来の無理やりあこぎに利益を生みだそうとする企業より、将来性があるゆえの利益を自然に生みだしている企業のほうに機関投資家の食指が動く、ということで、前の議論と同じことを言っています。 訳すとすれば―― しかし、M&Aによって利益を捻出するようなあこぎな利得(graft)よりは、高い潜在的な利益を持つ状況の中に価値を期待するのが機関投資家の性というものである。 以上、ご参考になれば幸いです!
お礼
ご丁寧にご回答くださいまして,ありがとうございました。 2.に関しては#4の回答者様と差異があるようですので, 再度本文を読み通して考えてみることにします。 3.の後ろにButがあるので確かに「反論もあろうが,しかし・・・」と訳した方が素直に意味が通るようですね。 4.はitの仮主語なのですね。 "it is natural of 人 to ~"と類似の構文なのかなと思ったのですが,違ったようですね。。。 色々と至らない点が多い私の訳でしたが, 回答者様のご回答を参考にブラッシュ・アップを試みてみます。 ご回答ありがとうございました。 今後ともよろしくお願い申し上げます。
- Wendy02
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こんにちは。 続けて書かせていただきます。 本来は、もっと総論的なところがきちんと押さえていれば、分かりやすいとは思っています。特に、今後の資本主義という話になると、政治自体が、国民の世論自体よりも、株価の評価の影響のほうが強いわけですからね。米国経済のことについては、前回で見えましたし、今回は、S&P500 の話も出てきていますが、わが国とは、なるほど違いがあり、その仕組み自体の危険性は、一文でも理解できます。 >1. >The future of capitalism has also become the object of investment decision making. >「資本主義の将来性も,投資意思決定を行う際に考慮すべき対象となった」 「考慮すべき対象」ではなく、資本主義の自体ではないでしょうか。 「将来の資本主義というものは、投資意思決定[そのもの]の対象となっている」ことだと思います。 経済問題ではなく、政治をも含まれていくことではないでしょうか? >このひとつ前のパラグラフにも >"In making corporate elites the object of institutional investor strategy, >「企業のエリート集団を機関投資家の投資戦略の対象とする際には,多くの企業と産業の将来性が市場投機の問題点になる」 エリートたちが、機関投資家の戦略の対象とするもの自体が、市場投機の問題点となる。 >Whereas focus upon the firms of the S&P500 is often an exercise in reassigning corporate value from managers to owners, >企業価値を経営者から所有者へ再配分する行為である一方, これは、「S&P500銘柄の会社に焦点を当てて、経営者からオーナーまでの企業価値の再割り当ての実行をして」というのは、私は、あまり実際のことは分かりませんが、"focus" そのものは、ある会社をピックアップするということでしょうけれども、"exercise" というのは、その人材から、その会社価値を再判定するという、いわゆる会社の将来性を占うようなことをすることではないでしょうか。 そうすることで、次の分野の可能性のある分野や業種を模索しているわけですね。 >It is arguable that the bubble was an extreme instance of this process of looking forward. >「バブルが,この展望に関するプロセスの極端な一例であったことには論拠がある」 これは、ある特定のバブルを作り上げてしまったという極端な実例には、議論の余地がある、ということだと思います。それは、良かったのか、悪かったのか、ということです。前文で、いわゆるシュミレーションゲームのような"exercise" が、問題だともいえるのではありませんか。ただ、そうしないと、新しい分野は掘り起こせないという、論議が成り立ちますね。 >4. >But it is characteristic of financial institutions to anticipate the creation >itはto以下の仮主語で,itは何かしらの代名詞でto不定詞の部分が他の働きをするのかがわかりません。 it は、to anticipate the creation のことで、金融機関では、顕著である、ということですね。 >to the hard graft associated with extracting value from mergers and acquisitions. >M&Aからの価値抽出に関連した手堅く確実に得られる利得よりも これは、意味が逆ではありませんか。hard graft というのは、企業合併がなかなかうまくいかないものを、何とか、そこにこぎつけることで、そうして、その後に得られる利益よりも、金融機関は、遥かに、そういうものが得られやすい、ということだと思います。
お礼
度々ご回答くださいまして誠にありがとうございました。 1. objectに関しては他の回答者様と意見に相違があるようですので, 私の方で前後関係を含めて考えてみようと思います。 本文の一部だけしか提示できていないにもかかわらず, 前後関係を想像してご回答くださってありがとうございます。 2.に関しても,ご回答が難しい中,色々と考慮してくださりお礼申し上げます。 3.は文脈の流れを考えれば,「議論の余地がある」になるのですね。 4. 意味が全く逆のようでお恥ずかしい限りです。"graft"の意味をご丁寧に説明していただき,たいへん助かりました。 色々と参考にさせていただきます。 今後とも何とぞよろしくお願いいたします。
お礼
いつも詳細に説明していただき誠にありがとうございます。 私が本文すべてを掲載できていない点,ミスタイプして記載してしまっている点もありますが, 英語が堪能であろう回答者様同士でもご回答が異なることもあるようですので, 誤訳・誤解が多いことは重々承知しております。 最終的には経済関係の専門家の方に質問できる機会がありますので大丈夫です。 ただ,あまりにも何も分かっていない状態で質問するのは失礼にあたると思い, こちらで解決できそうなことを質問させていただいている状況です。 As speculation took over stock-by-stock valuationの質問は, 私自身はすんなりと理解できたつもりだったのですが,どうやら回答者様の見解では誤りがあるようですね。。。 この点は専門家の方にお伺いすることにいたします。 2.がSVCの文型であることを意識していませんでした。 英語の基礎を改めて確認させられましたね。 また,この度も有意義なURLをご提示いただき,非常に参考になりました。 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。