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人類進化から見た障害者の役割

taronbeの回答

  • taronbe
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回答No.6

>人類上、障害を持って生まれてくると言うことは一般的にはハンデですが、人類として存在し続ける為の彼らの必要性、進化の為のプログラムとして存在意義が無い物かと思ったのが疑問の根本です。 なんとなく何が疑問なのかわかるような気がしてきましたので、それに沿って書いてみます。 個人の存在意義と進化論は全く別次元の論理です。それを継ぎ合わせると、ナチスの優生学がそうであるように、善意から出たものであるだけに余計にタチの悪い、ろくでもない結果になります。個人の存在意義と人類、という主題の立て方であっても同様です。 まず人間は、自分の生きている時間の中から出る事は出来ません。個人に与えられた時間は生まれてから死ぬまでしかないのです。また人間は、個人の脳の中から出る事は出来ません。親兄弟子供の脳とは全く繋がっていません。生まれる時も死ぬときも一人です。 進化という考え方は、繁殖する事が決定的に重要です。繁殖が進化の基本であり、繁殖できなければ絶滅します。実際には今まで地球上に発生した生物の約99%は絶滅しました。これらは弱かったのかというとそうではなく、運が悪いから絶滅したという事です。 では子供のいる人間には意義があり、子供のいない人間には意義がないのでしょうか?進化論をベースにするとそうなりますが、明らかに違います。子供が居ようが居まいが、人は生まれてから死ぬまでの時間しか与えられておらず、当然存在意義もその中にしかありません。子供に自分の意識が移るわけでもありませんしね。 そもそも「障害者には○○という意義がある」という考え方自体が誤っています。それは「障害者には意義がない」というのがまず根底にあり、それが何か違うという意識から出てくるカウンター、影に過ぎないからです。 実際には「人間の存在には意義がない」というのがより正しく、障害者の場合はそれが表に出やすいというだけです。 障害者の存在意義を考えたいのであれば、人類だの進化だのといったとっかかりは全て捨てて、目の前に居る障害者と真正面から向き合うしかありません。そしてその中から引き出された意義は「障害者」ではなく、「人間」の存在意義であるはずです。 もし貴方の目の前に障害者がいなければ、いわゆる「縁がない」という状態という事になります。ものすごい才能を持った人であれば普通の人を目の前にしても同様の思考が可能なのですが、まあ普通は無理でしょうか。 >彼らはただ、運が悪かったと言うことでしょうか まさしく、交通事故と同様に運が悪かった、という事です。

poipoi_sa
質問者

補足

回答有難うございます。 一応返信を寄せさせて頂くことを最低限の礼儀としてモットーとしておるのですが、 今こうして書こうとして思いのほか難しいことに気がつきました。 私の知りたいことの裏の裏。元の元までフォローしての回答、 私は何故当疑問のような事を知りたがったのか、 知ることで何を得ようとするのか。 そういった部分を曖昧なまま質問をお出ししたことを内省し、自分と向き合う必要があるようです。 しかも仰られるように基本的に私の周りには障害者は居らず物凄い才能もありません。 ただ「障害者の存在意義と進化」ではなく「人間の存在意義」に活目せよ とのお言葉、これはどうも異なるようです。 それはご指摘のように 障害者には意義が無い ○ 人間の存在には意義が無い ○ としたとき、障害者の場合はそれが表に出やすいというだけです。 と仰りますが、先の障害者自立支援法や障害者の法定雇用率が 3障害で異なる今の日本の現状を前にしたとき 「表に出やすい」という見方で片付けることは私には出来ません。 taronbeさんは「木を見てから森を見ろ」と助言頂きましたが、 上の「表に出やすい」で済ませてしまう考え方は 「森を見て木を見ない」物ではありませんか? 私の読解力が足らずそう見えるのかも知れませんが。 意味も無く運が悪かっただけ、その先はなんと言う言葉が続くのでしょうか? 「自分は運が良かった。運の悪い奴のことは知らない」 「運の良い悪いは存在意義の無い人間にとってさしたる問題ではない」 でしょうか。 ろくでもない結果になると助言頂きましたが、 taronbeさんの解説の方がそのように映ってしまうのですが。

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