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引張り試験に関して
tera_toraの回答
順番に考えると大雑把に言えば、弾性変形範囲、降伏範囲、塑性変形範囲(ここでは降伏範囲は除く)に分けられると思います。 弾性変形範囲で分かることは、ヤング率ですね。 降伏点範囲から分かることは、降伏応力と、降伏しているひずみの長さでしょうか。材料によっては降伏点がはっきり見られないものもあります。 塑性変形範囲からは、引張り強さ、破断応力、破断ひずみなどが分かります。材料によっては引張り強さが破断応力となる場合もあったりするかもしれません(私自身はよく知りませんが)。 まあ、あなたが示しているパラメータがほとんどだと思います。 ヤング率については、弾性範囲での材料の弾性係数を示すものとなります。 降伏点ですが、これが分かれば、降伏点以前は弾性範囲、降伏点以降は塑性範囲と区別出来るラインとなります。つまり、機械設計上、この点が分かれば安全率を明確に取りやすくなるでしょう。しかし、材料によっては降伏点が良く分からないことがあります。 そこで明確となるのは、引張り強さです。破断に至るまでに材料にかけられる最大応力を示しており、材料の特性等を示す場合はこちらを表示していることも多くあります。機械設計上この引張り強さから、弾性範囲を類推し安全率を取ることもよくあります。 破断については、あまり機械設計上使われるパラメータではありませんが、破断面の結晶構造の研究とあわせれば破壊工学において貴重なデータとなるのかもしれません。破壊工学についてはちょっと良く分かりませんので、ここでは触れません。 以上、つたない答えですが、ご参考になれば幸いです。
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