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芸術と統合失調症の関係について
またかよ、という感じですが、病気について、相談できる方があまり身近に居ないのでここで沢山質問させていただいています。すみません。 私は、統合失調症(と思われる病)にかかっている者です。 (妄想、陰性症状主体の病状で、はっきりとした幻聴のような統合失調症らしい症状がない上、セレネース1ミリ一錠というとても少ない薬の量で落ち着いているので、自分でも病気である、と言って良いのか解らなくてこう書かせて貰っています。) 文学や、芸術、演劇に興味があります。 実際、美術部、演劇部に所属しています。 そのことを話しているときに、同じ統合失調を煩っている人に、「そういう芸術系って、病気を悪化させそうだよね」という話を聞きました。 私自身、体調の悪いときに芥川龍之介なんかを読むと、異様に興奮して 疲れてしまったりします。こういうことって、病気が原因で、皆さんあるのでしょうか? それともたまたま、私がそういうものに異様に興奮して家中を歩き回ったり、そわそわしてしまったり、叫び出したくなったり、眠れなくなったりする性格なのでしょうか? よろしければ皆さんどうなのか、教えていただけると嬉しいです。
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質問者が選んだベストアンサー
まず私自身は統合失調症ではなく、躁うつ病なのですが、その前提で読んでいただければと思います。 ずいぶん以前に東京の世田谷美術館が行った野心的な特別展示に、「パラレル・ヴィジョン 20世紀美術とアウトサイダー・アート」というものがあります。世田谷美術館にはマニアックな学芸員がいるらしく、時々、意表をついた、すっとんきょうな企画展示を行うのです。 当時はまだ統合失調症ではなく精神分裂症と呼ばれていましたが、ようは「統合失調症などの人が作るアートは、現代美術に良く似ているし、影響関係もある」ということを説明するための展覧会だったのです。 rui999さんが私同様、美術や芸術に関心のある方であるのを、うれしく思います。ご興味があれば、東京近辺の方であれば世田谷美術館にカタログを買いに行ってもよいでしょうし、一般の書店で手に入れたければ、淡文社の本で、タイトルは上記の「パラレル・ヴィジョンうんぬん」と同じであり、ISBN4-473-01301-4 C0071 P5500Eと告げれば、書店での取り寄せも可能だと思います(まれに、世田谷美術館以外の美術館で、売っているのを見かけることがあります)。 この本の中に、アドルフ・ヴェルフリという人物について、何箇所か説明があり、特に270ページ以降では、彼にとって芸術作品製作は治療の役に立たず、むしろ、作品世界・病気の深みへと入り込んでいくばかりだったと書いてあります。ただし、このアドルフ・ヴェルフリは、明らかに極端なケースであり、この人の状況が、直接、あなたに当てはまるとは思えません。 文化的な生活をおくることが病気の悪化につながるのか、不安であれば医師に相談しましょう。しかし、アドルフ・ヴェルフリがひたすら1人で絵を描いたり作文をしていたのと違い、あなたは演劇というチームプレーをやっているわけですから、ここには大きな差があるのではないでしょうか。 なお、精神科医の使うテクニックのひとつに、本来は統合失調症の治療薬であるメージャートランキライザーを、うつ病などで興奮状態が続き、眠れない状態の人間に服用させ、むりやり興奮を押さえ込んで眠らせるというものがあります。私の場合、セロクエルとコントミンを試しましたが、期待していた入眠効果はほとんど出ず、カラ元気が出て、一晩中興奮してお気に入りの漫画を読みひたってしまうなどの行動をしました。あなたの状況と、何か類似性や関連があるかもしれませんね。 お互い、早く治しましょう。
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- jupitan
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つまり、質問者さん自身元々、普通の人よりも芸術系に長けているというか向いていて、特に体調の悪い時(=精神のバランスを若干崩している=感覚が鋭くなっている)が最も、好きな文学などに影響を受けやすく(=同調)なるのかな?と思われますが。 実際、音楽家や画家や作家といった芸術家は得てして生活や体調が安定している時よりも、貧困、病気、精神不安定の時などに独創的な(=強烈な個性のある)作品を生み出すようなケースが多いと聞きます。
お礼
そうなのですね、参考になりました。 ありがとうございました。
お礼
熱心な回答、ありがとうございます。 今度本屋に行ったとき、探してみたいと思います。 そしてあまりに酷くなるようだったら、ちゃんと医師に相談しようと思います。 拙い文章で申し訳なくなるほどの回答です。 とても参考になりました。ありがとうございました!