被害妄想が特徴。
例えば「すれ違いざまに知らない人たちが自分にいきなりブスって言う」とか言い出せば、ん? と疑いをもてます。
「神からメッセージが届いた」とかなど、「直接頭に誰かがテレパシーで話しかけてくる」とか言い出した場合も、統合失調症の疑いがある。
だけど、中にはクラスの人がヒソヒソと自分の悪口を言っていて苛めているという幻覚というか妄想を抱き、萎縮してしまってショボンとする人もいる。
周りの人は他人の頭の中まで見れませんから、現実とは違う妄想がその人に起こっており、その人を妄想が苦しめていると わからないです。
妄想を現実だと思って口数が少なくなり、やる気がでなくなり学力低下していっても、頭の中が見れないので、原因がわからない。
家族も「クラスの人から悪口を言われている」と子どもに言われても「そんなことに負けるな 言い返せ」って言うしかない。
「学校に行きたくないなぁ」と思っても、「私は間違えていない。いじめに負けない」とがんばって登校するわけです。
でも、どうせ嫌われていると、自分からはクラスの人には話しかけない。
クラスの人も近寄りがたい雰囲気になってきたクラスメイトを敬遠するわけです。
で、あるとき「こっそり持ってきたんだけど、これ食べる?」とクラスメイトの1人が心配りをしてお菓子を分けたりすると、「この人 前私の悪口言ってたけど、周りと同調するため言ってただけで、本当は私のこと 嫌いなんじゃないんだ」となるわけです。
季節の変わり目だけ出る人が多く、それも1週間のうちに数日だけ、つまり1年間で数日だけ被害妄想が起こり、あとは起こらない人もいるわけです。
だからお菓子をもらった後は被害妄想が起こらないので、クラスに溶け込めるようになる。
次の発症までは、妄想が起こらないので。
季節の変わり目になり、また妄想が起こって「またクラスの人達が悪口を言い出した」となるかもしれないけど。
ただし、一番ひどいとき、忍耐の限界を超えた場合、突然授業中に立ちあがり「もう みんな授業をちゃんと前むいて受けようと、私の悪気を言うのはもうやめてー」と叫んだ場合は周りが気づく。
「ん? 突然どうしたの?」って。
「みんな どうして私の悪口言うの。なんで苛めるの。 仲良くしてくれたと思ったら、また悪口言い出して、みんな嫌い!!! 授業中でしょ 私の悪口を言ってないで、授業を受けてよ」ってなると、先生は気づき、「みんな自習するように」と言って家族に連絡して、精神科を受診させるわけです。
こういうアクションに出ないで、もんもんとしている場合、鬱病と間違われちゃう。