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病院のPFI について
まだ勉強不足で申しわけございませんが,少し教えてください. 病院のPFIを行う事で,医者は医業に専念する事が出来るようになる,かつ,運営は民間委託により良くなるという風に簡単に認識しているのですが,この考えはやはり甘いのでしょうか. どのような問題が生じると思いますか
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- chao-2
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民間(SPC)に委託する「運営」とは施設運営です。通常、建物の維持管理、清掃、警備、病院食・レストラン・喫茶店・売店の運営であり、病院の「経営」はあくまで発注者である官(自治体等)です。PFI事業であっても経営は「官+民」ではなく、「官」ということです。 病院自体の経営不振の原因は、医療法の改正による病床数の規制、医師・看護師不足、等々原因は色々ありますが、PFIの問題と病院の経営不振は別物と考えた方がいいです。基本的に経営不振の原因は官の事業計画の杜撰さが大きいですが、PFIの問題点としてはそうした環境の変化に施設運営を柔軟に対応し難いという事です。 PFI事業は10~20年に亘る「建設+施設運営」を設計会社・ゼネコン・建物維持管理会社・ケータリング(食堂運営)会社等が出資するSPCが受託するわけですが、契約期間中の収支を想定したうえで業務委託契約をしています。SPCの出資会社はSPCの経営責任はありますが、病院の経営責任は無い訳です。経営責任が無いのに経営不振だからといって、中途で契約解除・契約変更をされて、経営不振のツケを「民(SPC)」に廻すことが不合理だからです。 その反対に、地元納税者からすると、病院の赤字分を自治体の税金で賄ってる(納税者が負担している)のに何故民間には契約通り支払うのか、という感情的な問題があります。
- oji32
- ベストアンサー率21% (38/180)
実際に問題が各案件で生じています。 http://mainichi.jp/area/shiga/report/news/20071222ddlk25040676000c.html 公がやるにしても公+民でも民単独でも、計画がずさんだとうまくは行かないと言うことですね・・・。 上記PFI事業のことを調べられたら、結構参考になると思います。 契約解除も視野にあるようですし。