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「おいしくなさそうだ」の「さ」とは
「おいしくなさそうだ」の「さ」って、何なんでしょう。 「おいしくなさそうだ」を品詞分解すると、 「おいしい」形容詞 「ない」形式形容詞 「さ」? 「そうだ」助動詞 助動詞「そうだ」が様態で使われるときは、上には連用形が来るんですよね。 何かの連用形で「さ」ってありましたでしょうか。 (「おいしくなす」?…なわけないし) よろしくお願い申し上げます。
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「さ」は形容詞・形容動詞の語幹、一部助動詞の語幹に準ずるものに付いて名詞をつくる接尾語です。 一方様態の助動詞「そうだ」は動詞および動詞型活用の連用形、形容詞、形容動詞の語幹、形容詞型活用の助動詞(ない、たい)などにつきます。 普通の動詞、形容詞、形容動詞が様態の助動詞「そうだ」に続く場合は「さ」が付くことはありません。「働きそうだ」「深そうだ」「静かそうだ」 しかし「~ない」が付くと少し複雑になります。 この「ない」は「形容詞」「形容詞の接尾語」「打ち消しの助動詞」に分類できます。 1.形容詞 「お金がなさそうだ」 「さ」は必要 2.形容動詞「静かでなさそうだ」 「さ」は必要 3.打ち消しの助動詞 「読まなそう」で「さ」は不必要 「知らない」は動詞+助動詞だから「知らなそう」が正解。 「よい」は普通の形容詞ですが「よさそう」が普通ですね。 「形容詞の接尾語」とは「つまらない」「はかない」「なさけない」などのことです。 「おいしくなさそうだ」の品詞分解ははおっしゃるとおりですが 「さ」は接尾語で、名詞を作る語ではなく、語調を整えるための語だと考えたほうがよさそうです。(→よいようだ)
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- yumikooo
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「おいしくなさそうだ」の「さ」は、形容詞・形容動詞の語幹について名詞をつくる、「接尾語」だと思います。 辞書では、「上につく語の状態・性質、またはその程度を表す」用法だとあります。 形容詞「ない」「よい」に「そうだ」が接続するときは、「なそうだ」「よそうだ」と語幹1字に接続するより、「なさそうだ」「よさそうだ」と「さ」を入れる方が、調子のうえでも安定するので通例になったのだと思いますが。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「さ」は接尾語なんですね。 「おいしくなさそうだ」の「おいしくなさ」の場合は名詞じゃなさそうですが、ともあれ接尾語ということがわかりうれしいです。 >調子のうえでも安定するので そうですね。 「なそうだ」とも言いますが、ふつう「さ」を入れたほうが調子がいい気がしますね。
> 助動詞「そうだ」が様態で使われるときは、上には連用形が来るんですよね。 形容詞・形容動詞、助動詞「ない」・「たい」に続く場合はその語幹に付きます。そして、形容詞「ない」・「よい」の後に付く場合は間に「さ」を挟む決まりになっています(詳しくは下記辞書を)。だから おいしく+な(「ない」の語幹)+さ(?)+そうだ になるわけです。 で、問題の「さ」ですが、これが何なのかは、私はさっぱり分かりません。多分Tacosan さんがおっしゃるように、語感の問題なのでしょう ( ^^; goo辞書 「そうだ」 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%BD%A4%A6%A4%C0&kind=jn&mode=1&kwassist=0
お礼
ご回答ありがとうございます。 >形容詞「ない」・「よい」の後に付く場合は間に「さ」を挟む決まりになっています(詳しくは下記辞書を)。 辞書のURLもありがとうございました。 (私は「さを挟む決まりになっている」というよりは「さを挟む習慣が多い」ということではないかと思われます。すみません。) そしてその挟む「さ」とはなんなのかという…。
- ANASTASIAK
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あなたはどちらで言っていますか? 「売ってなそうだ」 「売ってなさそうだ」
お礼
や、そういうことじゃなくて。 私は「さ」なんて入れておかしいよねー、とか言ってるのではなくて、 この「さ」の文法的な位置を知りたかったのです。
- Tacosan
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形容詞・形容動詞の場合には語幹に付くんですが, 「ない」とか「よい」の場合には「な」「よ」に直接付くと語感がわるいのであいだに「さ」をはさむとか. 一応「なそうだ」という形もあるようですが, 室町時代末には「さ」が入る形が現れているようです.
お礼
ご回答ありがとうございます。 室町時代から入るようになったんですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「語調を整えるために入れる接尾語」というのが正解そうですね。 辞書で「さ」はひいたんですが、接尾語としては「形容詞の語幹などについて名詞を作る」としか書いてなくて、この場合の「おいしくなさ」は名詞じゃないし~、と困っていたのです。 辞書に、「さ」の機能を一つ書き足さないとだめですね~。 「形容詞語幹と助動詞『そうだ』の間に入って語調を整える」とか。
補足
関係ないんですが、今 >正解そうですね。 と書いてみて、「正解そうです」を品詞分解するとすると 「名詞」「助動詞『そうだ』の下略形」「助動詞」 みたいになりますが、形容動詞がいつのまにか「だ」と「です」の二種類の活用語尾があることになったのと同じで、「そうです」「ようです」という助動詞もあるのだ、という話になるのだろうか、とちょっと考えてしまいました。