• ベストアンサー

花崗岩について

質問します。 花崗岩の主要造岩鉱物5種類は何でしょうか? またこれらの鉱物を肉眼鑑定する際の手がかりはなんでしょうか?

  • 地学
  • 回答数3
  • ありがとう数4

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ango
  • ベストアンサー率50% (6/12)
回答No.3

石英:変質しないので透明~半透明にみえる。へき開を持たないので割れ口が貝殻状断口(割れたガラスの端で見えるかも)になる。とても変質してしまった花崗岩で粘土にならずに残存する無色鉱物はまずこれ。これがなくて真っ白い粘土だけしか無色鉱物がないならその岩石は閃緑岩かもしれません。 斜長石・カリ長石:普通、変質のせいもあり真っ白い色をしていて(石英と見た目の近い半透明のものもあります)、場合によっては粘土化している。余談、石英・斜長石・カリ長石の比率で花崗岩の分類がなされ(る方法もあった気がし)ますが、その折は顕微鏡で数百点いちいち数えること(=モードカウント)になります。たいへんです。 雲母類:黒雲母は基本的な形が板状なもの、(場合によっては比較的)板状にはがれやすい。変質すると黄金色っぽくなる。白雲母は半透明の薄い灰?色みたいに見えたりしますが、変質か相転移の二次生成鉱物かもしれません。板状ではがれやすい性質を持つのは黒雲母と同じです。 角閃石:柱状の鉱物、へき開がありシャープペンの先などで削ると柱状のまま細かく割れたりする。また変質して緑泥石に置き換えられると緑色だけれど新鮮な状態では、色が黒い。ちなみに輝石は角閃石とへき開の角度が違いますし、あめいろや緑色など色つきの産状を呈すると角閃石と区別がつきやすいです。 以上、うろ覚えの手がかりですが、この手の記載は自分が見た花崗岩(あるいは花崗岩類)のイメージを強く負っているので、ここで私が書いたことが一般的にどこでもつかえるか不明です。鉱物はいろいろな見た目を取るので現物を見て知っている人に確認するのが覚えが良いです。または、偏光顕微鏡を使える環境にあるならいろいろな地域の花崗岩で(地域による花崗岩の組成の違いや、あるいは第三紀、第四紀でも産状は違うとも聞いたことはあります)たくさん薄片を作って肉眼と照らし合わせて自分なりの見方を作ってみてください。

s07e504f
質問者

お礼

詳しく書いてくださり、たいへん役に立ちました。ありがとうございました

その他の回答 (2)

  • nacam
  • ベストアンサー率36% (1238/3398)
回答No.2

石英・長石・白雲母・黒雲母は、見ればわかります。 角閃石は、どんなものだったか覚えていません。 (学生時代地学クラブで花崗岩を見ているはずですが) いずれにしましても、鉱石を肉眼で確認するには、偏光顕微鏡が一番です。 岩石プレパラートなどを作成し、偏光顕微鏡で見てください。 違いが簡単に分かります。

  • siotan88
  • ベストアンサー率37% (176/466)
回答No.1

 花崗岩の主成分は、石英・長石・白雲母・黒雲母・角閃石です。 後は、ご自分でお考えください。

関連するQ&A

  • 花崗岩の断裂について

    質問します 花崗岩中の断裂について断層、裂か、節理に分類する際の手がかりは何でしょうか?

  • 麦飯石、見た感じ風化した花崗岩のようですが、どのような石なのですか?

    あの石、違うかもしれませんが、山でよく見かけるような気がします。 私が見た麦飯石の感想は、「風化した花崗岩」です。 長石、雲母などが含まれているような・・・ 結晶性なので火成岩だとは思いますが、どのような鉱物を含み、どのようにしてできた石なのでしょうか? 水をきれいにする作用があるとのこと。メダカの水槽に入れてあるのを見て興味を持ちました。

  • 花崗岩の語源は何ですか?

    中学校の1年生から質問を受けましたが、語源が分かる書物を見つけ出せずにいます。花崗岩の語源は何でしょうか?

  • 「花崗岩のひだを伝ってフェースにとりつくまでのむずかしいトラバースに登

    「花崗岩のひだを伝ってフェースにとりつくまでのむずかしいトラバースに登攀をはばまれていた」、「雪固め」、「雪壕にスキーで蓋をして」、「テントのシートを重ねた」、「ヴィヴァク」  日本語を勉強中の中国人です。次の文章に意味がわからない言葉があります。教えていただけないでしょうか。 「岡山にある旧制高校にはいったわたしは、躊躇することなく山岳部に参加した。和気の駅からほど遠からぬ岩場には先輩の名を冠した<清田フェース>があって、入部から半年ばかりは、花崗岩のひだを伝ってフェースにとりつくまでのむずかしいトラバースに登攀をはばまれていた。冬山の訓練には伯耆の大山へ連れていかれた。大山寺のある広い谷は二メートルを超える積雪があって、吹きだまりを選んで雪固めをし、シャベルで垂直に掘った雪壕にスキーで蓋をしてテントのシートを重ねた上に七、八○センチの雪をかぶせて、ヴィヴァクを何度かやった。翌年の夏は穂高の涸沢でキャンプを張って、前穂の北尾根を結構苦労して登った。」 1.「花崗岩のひだを伝ってフェースにとりつくまでのむずかしいトラバースに登攀をはばまれていた」はどういう意味でしょうか。 2.「吹きだまりを選んで雪固めをし」の「雪固め」は何と読むでしょうか。どういう意味でしょうか。 3.「シャベルで垂直に掘った雪壕にスキーで蓋をしてテントのシートを重ねた上に七、八○センチの雪をかぶせて」はどういうようなことでしょうか。特に、「雪壕にスキーで蓋をして」と「テントのシートを重ねた」の意味がよくわかりません。 4.「ヴィヴァクを何度かやった」の「ヴィヴァク」はどういう意味でしょうか。  また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

  • 火山の形と火成岩について

    火山についての質問です。 それは、火山の形と、火成岩の関係についてです。 学校で以下の2点を学習しました。 (1)火山の形は、マグマのねばりけと関係がある。  マグマのねばりけが強い火山は、  ドーム型をしていて、火山灰や溶岩は、白っぽい。 (2)火成岩の、流紋岩、花こう岩は、  無色や白色鉱物が多くふくまれる白っぽい。 この2つから考えると、 ドーム型の火山の火成岩は、 流紋岩や花こう岩である、ということですか。 また、なだらかな形をした火山の火成岩は、 玄武岩や斑レイ岩である、ということにもなりますか。 教科書には、(1)と(2)のことが別々に書いてあり、 結びつけて書いてはないので、質問のようなことは言えないのかな、 と悩んでいます。 どなたか、ぜひお教えください。

  • 珪灰石のトリビア(雑学)を教えてください

    珪灰石(wollastonite)の使い道や、特徴を、一般人でもわかるように教えてください。観光ガイドで使います。 「石灰岩と花崗岩質マグマが接したときに生ずる 代表的なスカルン 鉱物」という説明があるのですが、これを聞いても「だから何?」という感じです。 例えば、どういう製品に生かされているのか、とか、値段はいくらか、というのはわからないでしょうか? へぇ~というようなおもしろい雑学を教えてください。

  • 鉱物学

    1、単位格子の形と、肉眼的な結晶の形がしばしば異なる理由 2、天然の鉱物では、外形が異なっていても、同じ角度を示す面の組み合わせが存在する場合があります。この現象を表す法則。 以上、二つの質問です。どちらか一方でも構いません。よろしくお願いします。

  • ホルンフェルス

    花崗岩質のマグマが貫入した場合、周りの岩石がホルンフェルス等の変成岩になるのと、マグマが花崗岩になるのどちらが先?地学の問題で2種類の矛盾する解答がありました。誰か教えて下さい。

  • 【鉱物】ネックレスに使われている石?の種類

    母のネックレスなのですが、 使われている石?が鉱物とのことなのですが、種類がわからず質問します。 知っている方がいましたら教えてください。よろしくお願いします。

  • DNA鑑定への疑問

    良く事件などてDNA鑑定が使われますがDNA鑑定だけで犯人(個人)は特定されるのですか? DNAのみだけが手がかりの場合です。